7月21日の明け方、大法交流会がケネディ・ミュージック・ホールで盛大に開幕した。会場がとても大きいにもかかわらず、依然としてすべての弟子を収容できなかった。入場できなかった大法弟子の中で、二十人ぐらいが中国大使館の前の芝生の上で、集団で煉功し、正念を発した。天気は異常な猛暑で、まだ朝９時なのに太陽が火のように照った。身なりのきちんとした弟子達が曲がりくねっているコネクティカット通りに向かって、芝生の上で整然として座禅をした。午前の煉功と正念を発した2時間の間、雰囲気は厳粛で、周囲は非常に静かで、子供達も静かだった。彼らの正面から来た車はかろやかな警笛で挨拶し、多くの人は車窓から、煉功している学習者と煉功場の上方に掛けてある「法輪功の修煉者を迫害することを停止せよ」と書いてある人目を引く大きいスローガンを掲げることを厳かに眺めていた。多くの通行人が立ち止まり写真を撮った。その中には見まわりに来た警察もいた。

   煉功が終わった後に、二人の学習者が先生の新しい経文《正念の作用》を朗読した。昼ごろ、もっと多くの学習者が参加した。おかあさん達は子供たちを連れて樹の木蔭の下で、正午のかっかと熱い太陽の下の弟子達と一緒に何度も正念を発した。午後３時すぎ、ある学習者が、尊敬なる先生が会場にお越しになられるというニュースを持ってくると、多くの学習者の目の中が喜ぶ涙にきらめいた。芝生の中の大きな樹の周りを囲んで座って、騒がしい車の流れの中で、学習者達は一心不乱で先生の説法録音を聞いていた。自分の入場券を他の人に譲ったあるお姉さんは、さらにテープ・レコーダーの近くの場所までも他の学習者に譲った。

   今回の交流会は本当に素晴らしかった。中国の学習者が残酷な迫害を受けて二周年の時に私達は遠路はるばるアメリカの首都に集まったのだから、会場の中で学習者が法を正す過程を聞くのも、また大使館と向かい合ってしっかり正念を発するのも、どちらにしても、今回の歴史的意味を持つ、神聖な、厳粛な大法交流会を私たちは円満に開催したのであった。