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根本的な執着を取り除き、大法弟子の使命を全うする


文/中国の大法弟子

(明慧日本)最近、私達の地方で心を痛める事件が起きました。大法弟子として、すべての人はその事件から教訓を汲み取る取るべきだと思い、私は徹底的に旧勢力の按排を否定し、師父と大法を固く信じていこうと考えました。ここに私の浅い認識ではありますが、それを書き、皆さんと交流したいと思います。不適切な所があれば、皆様のご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

 事件の経緯は3カ月前、A同修とB同修2人が法を実証することに関して、自分の考えを各自が固執し、言い争いになり、収拾がつかない状態に陥りました。当時は暑い季節でしたので、家の窓は全開しており、お互いに譲らず大声で口論していました。椅子に座っていたA同修は思わず椅子ごと3回も連続して床に倒れました。A同修は頭に血がのぼり、突然恨みがましく「ただ『共産党についての九つの論評』を何冊か作っただけではないか、何を偉そうにしているのか!」と一言口をついて出ました。2人の関係はますます悪化して、理性を失い、自分が大法弟子であることをすっかり忘れ、悟らずに口論し続け、常人よりも常人になってしまいました。「あなた達は大法弟子ですか? 常人が聞いたらどう思いますか?」とC同修が注意すると、2人はやむを得ず争いを止めました。しかし、A同修とB同修は依然として怒りを抑え切れず、和解もせずに帰っていきました。3日目になって、B同修はやっと自分が間違っていたことに気付き、自ら進んで相手に電話で謝りました。

 修煉する前、B同修は気管支喘息を長年患っており、年中発作で苦しんでいました。法輪功を修煉して以来、病状は明らかに良くなってきました。しかし、修煉過程において、ずっと睡魔の妨害を突破することができなかったため、学法や煉功する時、常に眠ってしまうという状態に陥るので、身体の転化をあまり感じませんでした。今回の事件後、B同修にはさまざまな執着がぶり返し、旧勢力に乗じる隙を与えてしまって、迫害され放題でした。B同修に急に重い病業が現れ、喘息で咳や痰が出て、呼吸困難に陥り、唇は紫色になり、顔や乳房、腹部、それに両足も腫れてきました。同修達がそのことを知り、B同修と一緒に学法し、発正念をすると、短時間の内に病業や浮腫が消え去りました。しかし後に、B同修が用事で実家に帰った時、同じ症状がまた現れ、最後には命を奪われてしまいました。

 B同修がこの問題において法に照らして行わなかったため、大法弟子としての責任を認識できず、旧勢力の按排を突破することができませんでした。邪悪に隙を与え、旧勢力の按排した道を歩むことになり、最後には貴重な生命まで失ってしまいました。この教訓は実に痛ましく、損失も大きくとても残念です。

 A同修も修煉する前、胃に持病をもっており、修煉を通して完全に治っていましたが、あの口論後、A同修も同様に重い病業が現れてきました。胃の調子が悪くなり、食欲がなく、よく嘔吐し、汚物をたくさん吐き、全身の脱力感があり、身体は日に日に痩せ細っていきました。同修達はA同修と一緒に法を学び、発正念もしましたが、良くならず、最後には家族に病院に送られ、不治の病と診断されました(現在すでに手術を終了)。

 私は法をよく学んで、事件から次のように悟りました。根本的な執着を探し出さなければ、執着を抱えたまま法を学んでも有益ではないと思います。根本的な執着を探し出し、固執し放棄できない人心を見つけ、それを取り除かなければなりません。気を静め、心を込めて法を学び、心底から自分を変えていくことで、やっと神の道を歩むことができるようになります。根本的な執着は鍵と同じで、鍵がなければどうして開けることができますか? 私は、『正見週刊』の中に同修が書いた次のような詩があったと覚えています。『執着は自分ではなく、業力があなたを操っているだけ、自分と業力を見極め、自分で自分自身をよく管理しよう』 実は病業はただ修煉においての試練で、自身本来のものではなく、必ず一つ一つの考えから業力を否定し、また放棄し、受け入れないで解体するまで、これを否定し続けます。すなわち、主意識が精神病に罹ったように弱くて自分を制御できないようではいけません。正念を十分にもっていなければなりません。

 このような事件が発生すれば、必ず、私達の考えを完全に修煉に置くべきで、急いで自分の不足を探し出し、どのように悟るべきかを考えなければなりません。どの同修の身に起きたことであっても、それを自分が見た以上、偶然なことではありません。必ず私達を向上させる要素が含まれていると思います。

 最後に私が言いたいのは、私達すべての大法弟子は大法の修煉において、真剣に自分と向き合って修煉し、自分を鍛え、神の道をしっかりと歩み、大法が私達に与えた神聖な使命を全うし、師父に遵い、誓願を果たしたいと思っています。 

  2009年12月21日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2009/12/21/214736.html

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