新聞部の主任が三退した
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文/中国陝西省の大法弟子

 【明慧日本2024年1月15日】私は今年70歳で、法輪大法を修煉して20年になりました。師父の慈悲なるご加護の下で、私は今日まで歩んできました。大法の奥深さと修煉の本当の意義が分かった私は、師父が要求される「三つのこと」をしっかり行い、自分の使命を忘れず、より多くの人々に大法の済度と師父の恩恵を受けさせるように励んでいます。ここで私が修煉を始めた頃、人々に大法の素晴らしさと迫害の実態を伝え、中国共産党(以下、中共)の各組織から脱退する「三退」を促した体験を皆さんと共有したいと思います。正しくないところがあれば、ご指摘願います。

 新聞部の主任が三退した

 私が修煉して間もなく、医者である友人は私の修煉後の体の変化を見て、2004年の初めに大法を修煉することになりました。その後、彼女は夫に「三退」を勧めましたが、夫は「中共が私にこんなに多くのお金をくれたから、私は脱退しない」と断りました。このような観念は多くの人の頭の中に深く根付いています。

  この友人の夫は知識人で、職場で新聞部の主任を務めています。彼の文章は一流で、多くの新聞社や週刊誌から原稿を依頼されます。これまで他人のことを評価したり、批判したりする立場の人間として、彼より優れた理論を持ち、納得させる人はいませんでした。

 中共の党文化に包まれ、洗脳された彼を救うため、私は彼に『共産党についての九つの論評』を読ませました。そして私は自分自身の体験と、特に彼の奥さんが修煉した後、身体と精神面に現れた変化を語りました。心身ともに健康になった妻のことを側で見た彼は、それを認めています。私は彼に「私たちは師父本人に会ったことはありませんが、師父は一銭も求めず私たちの体を浄化してくださいました。常識的にもお礼を言わなければなりません。私たちは何もしていませんが、師父は何もお返しを求めておられません。今の人は誰にもできません。中共はなおさらです。現在、世の中は風紀が乱れ、腐敗が進んでいますが、このような社会は長く続くでしょうか? 長く続くはずはありません! それに、万年の天下でも倒れない政権はありませんでした。いずれも一つの時代が終わると、次の時代がやって来るので、誰も止めることができません」と言いました。彼は賛同してくれました。

 続けて私は「中共が私たちに給料をくれる、中共からお金をもらっている、という認識について、私はそう思いません。なぜなら、例を挙げて言うと、私の勤め先には政治部があり、そこに十数人もいます。しかし、彼らは毎日事務室に座っているばかりで、作業にも業務にも参加しませんが、給料もボーナスも私たちと同じようにもらっています。一方で、彼らが下した任務は、誰もしたくないのです。すべて表面的なもので、中身のない偽りのものばかりなので、みんなは『余計だ』と言っています。この人たちがいなくても、生産指標などに全く影響がありません」と言うと、彼は「とても理に適っていますね。その通りです」と認めました。

 彼が納得しているのを見て、私はさらに「私たちの給料やボーナスはこの政治部の人が出したのですか? この人たちがいなければ、生産者たちの収入がもっと多くなるでしょう。それは中共からもらったものですか?」と質問すると、彼はすぐに「それはきっとそうではありません」と肯定的に答えてくれました。私はまた「実は、中共は邪霊であり、人に憑依しており、権力を利用して政府を制御してそれに輸血させ、奉仕させるのです。私たちの収入は、私たちが働いて得たものです。私はあなたが勤務先の書記よりも自身の条件や能力が優れていると聞きましたが、中共はなぜ彼と同じくらいの給与をあなたに与えないのですか? また、私の兄は一生懸命働いても、安定した仕事がありません。兄も中共の党員ですが、中共は兄を私と同じように扱っていません」と言うと、彼も笑いました。

 私はまた三退の意義と、天災は人災によるものだと伝えました。私は 「中共の各組織から脱退することは、天象の変化であり、私たちは天象に従って動くのは天意に合うものです。三退は誰に言う必要もなく、神は人の心を見ているので、心の中でそれを理解して脱退すればいいのです。それによって私たちの生命は守られ、保険を買うよりもいいし、お金も要りません。この前の「5.12」四川大地震で、三退した人が助けられた事例が多く聞かれています。今三退した人数は1億人(当時)以上になり、災難が来ても怖いことはありません。さもなければ、そんな時になると後悔するチャンスすらありません」と促しました。

 私の話を聞き、彼は「分かりました。私の新聞や雑誌に投稿するペンネームで三退します」と表明しました。その後しばらくして、友人の息子さんもお母さんに三退してもらい、家族そろって福に報われました。

 師父は友人のために体を浄化してくださった

 職場にもう一人の友人がいて、彼女は一種の奇病に罹り、市と省の病院で検査を受け、有名な医者に診てもらいましたが、何も見つからず、病気がないと言われました。しかし、彼女本人は苦しくて死にそうだと涙ながら訴えました。私は彼女に大法を紹介した後、彼女に「師父は病気を治療することはされませんが、本当に修煉する人のために体を浄化してくださいます。修煉には徳を重んじ、そうでなければ病気も治りません。病気治療のために学法煉功をしてはいけません。本当に修煉してはじめて、師父がしてくださるのです。修煉は厳粛なことで、三日坊主ではいけません。大法を学ぼうとすれば真面目にしなければなりません。できるかどうかは自分で決め、後悔しないようにしてください」とはっきり言いました。

 友人は泣きながら「学びたいです。私は必ず学びます。あなたは修煉して良くなりました。私も修煉します」と言いました。「私のことを見ないでください。人によって違いますから」と注意しましたが、彼女は「それでも私は修煉します」と決意しました。この揺るぎない一念で、師父はすぐに彼女の体を浄化してくださいました。2005年7月に大法の修煉を始めてから今日まで、彼女は動揺することなくしっかり修煉してきました。

 彼女の家族は彼女の健康が回復したのを見て、大法の不思議を感じましたが、法輪功学習者が中南海に行って陳情したことと、中共のテレビで見た「天安門焼身自殺」について理解していませんでした。それに対して、私は彼らに真実を伝え、三退を促しました。翌年の正月に彼女の息子さんが帰省し、お母さんの変化を見て、心から「大法はとても素晴らしい」と思いました。私は彼にも真実を伝えて三退を促しました。三退をした友人の家族は福に報われ、今、息子さんは先端技術製品の企業の社長です。

 大法を伝え、三退を促して衆生を済度するとき、私は特に人の善行を観察し、それをきっかけにして、適切なチャンスがあれば、分かりやすく伝えるようにしています。時にはわずかな言葉でも、師父のご加持の下ですんなりと三退させることができます。

 馬から落ちたが無事だった

 私の勤務先のある上層部幹部が定年退職した後、よく私たちと話すようになり、彼は現在社会の混乱や中共の腐敗を深く憎んでいます。法輪功と民主家への迫害にも言及し、「一つの国の政党がここまで自国の民衆を恐れていることに理解できない。政策が良ければ不安定になるはずがない」と言いました。彼は毎年海外旅行をしており、観光地で法輪功のプレートを見たことがあり、中共の噓偽りの宣伝と全く違うと言い、真実を伝える資料も受け取って読みましたが、やはり国内情勢と中共の迫害を恐れて、資料を持って帰国する勇気がありませんでした。

 神や佛の話をすると、彼はとても敬虔な表情になります。これは生涯精進して念仏する母親の影響を受け、善悪には必ず報いがあるということを信じているからだと言いました。彼が親孝行の心を持っていると思い、私は教訓になる昔の言葉や、天象、予言などを話題にして、自然に大法の素晴らしさと三退の意義を伝えました。彼は私の話を認め、スムーズに三退しました。

 2019年に私は里帰りの時、彼に会いました。彼は顔色もよく、とても元気でした。彼は私に彼の奇跡的な体験を話してくれました。「病気とは知らなかった私は、去年の75歳の誕生日に、草原に行って馬に乗りましたが、馬から落ちてしまいました。ところが、ケガもなく、出血もなく、ただ少しかすり傷がありました。子供たちは心配して、どうしても病院に行って検査するようしました。検査で血圧が上は220、下は120だったので、びっくりしました。しかし、私自身はどこも具合が悪いと感じませんでした。馬から落ちて何もなかったので、不思議だと思いました」。彼の話を聞いて、私は笑って「あなたは神を信じ、三退をしたので、神があなたを救ったのです」と言いました。彼は何かを思い出したかのように私を見て、何も言わずにうなずきました。

 私は自分の修煉環境と条件によって、心を込めて大法の素晴らしさと迫害の実態を伝えています。人と付き合う時もすれ違う時も、私は常に正念を保ち、心から彼らの背後にある共産邪霊と頭の中の党文化を取り除き、彼らが大法の真実を知り、救われることを願っています。私たちが大法のことを伝えて、すべての衆生が救われる平等な機会を与えるためです。

 人を救う過程において、自分の多くの人心を見つけることができました。苦労を恐れる心、メンツを重んじる心、焦り、闘争心、恐怖心、歓喜心、自己満足、それに気づきにくい人と比較する心などたくさんありました。これらの心が現れると、私はまず学法をして、内に向けて探します。これらの人の心を取り除いた後、明らかに自分の心が広くなったと感じ、物事に対して寛容になりました。

 私にはまだ多くの執着心が取り除かれていません。修煉の道で、さらに法を勉強して心を修め、最後の執着心を取り除き、師父が要求された三つのことをしっかり行い、精進して歩み続けたいと思っています。時間に執着せず、何も求めず、すべての人心を放下すること、すべてがその中にあります。師父の慈悲なる済度に感謝いたします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/13/470452.html)
 
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