北京市順義区 70歳の劉素芹さんが娘に続き不当拘禁
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 【明慧日本2020年10月17日】北京市順義区勝利派出所の警官・賈立傑と張梁源は9月29日午前10時過ぎ、劉素芹さん(70歳女性)の自宅に行き、派出所に来るよう呼びつけた。劉さんは今年4月、ウイルスに関する資料を配布した際に、身柄を拘束されて一時出所した。

 現在、劉さんは順義留置場で拘禁されている。家族は服を届けに行ったが、コロナ禍のため仕送りしか受け付けないと言われた。

 劉さんは河北省秦皇島の出身。北京市順義の娘の家に住み、家事と孫2人の面倒を手伝っている。娘の程小富さんも法輪功を学んでいるとして拘禁されていた。劉さんは北京にいた2年間、よく一人で河北省女子刑務所を訪ね、娘と面会した。現在、程さんが家に帰されたばかりなのに、劉さんが身柄を拘束され、家族に大きなダメージを与えた。

 程さんはかつてメニエール病を患い、法輪功を学んでから回復した。2018年4月17日、順義区馬坡鎮の警官に身柄を拘束され、ショックを受けた。その結果、メニエール病が再発し、倒れて病院に搬送された。1カ月あまり経って、順義泥河留置場へ移送された。その期間、程さんは頭痛に効くある「薬」を飲まされたが、健康状態が悪化した。2018年11月、程さんはその薬を拒否したため、毎日24時間手枷と足枷を掛けられた。

 程さんは同年9月29日、順義区裁判所で裁判が行われ、懲役2年の不当な判決を宣告され、北京女子矯治センターで拘禁された。2019年8月30日、河北省女子刑務所に移送された。同年11月11日、程さんの夫と母の劉さんが面会に来たが、当時の程さんはぼうっとして、2人のことを覚えておらず、無口で、時に暴れていた。劉さんは警官に何か薬を飲ませたのではないかと問い詰めた。警官は否認し、程さんは怖がっているのだと説明した。今年4月、程さんは解放された。

 程さんの母親である劉さんは、法輪功を学んでから心身ともに恩恵を受け、身体が元気になり、さらに心も広くなった。程さんが拘禁された2年間、程さんの父親は病気が辛く、娘を心配し、よく劉さんを殴ったり、罵ったりしてストレスを発散していた。劉さんは殴り返さず、いつも穏やかに夫を慰めたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/14/413766.html)
 
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