【慶祝513】 市級病院の医師、 中共ウイルス流行時に人を救い真相を伝える
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年11月17日】私は中国のある市級病院(訳注:高水準の専門的な医療サービスを提供し大学教育・科学研究を行なっている病床数500床以上の病院)の医師で、1996年に修煉を始めた法輪大法の古い弟子です。

 2020年中国の旧正月、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行が武漢から突発し、さらに急速に全国に広がりました。地元の地域の指定病院として、私たちのいくつかの病棟はすぐに患者で満杯になりました。医師と看護師が足りず、全員が緊急動員されて感染症対策に参加しました。

 私は大法弟子であり、本当に神を信じ佛を修める善良な人は最も安全で、疾病はみな中国共産党(以下、中共)の毒害を受けた人を淘汰することを知っていました。私はすでに50歳近いのですが、病棟の若い医師の子供はみなまだ小さいことを考慮し、若い医師たちに、このリスクを負ってほしくありませんでした。私の子供はすでに大学に通っており、子供も大法弟子で、飛行機に乗って武漢に立ち寄って帰ってきましたが、14日間の潜伏期間の間ずっと何の症状もなく、家にいる高齢者もみな健康上の問題がなく「一人が煉功すれば、一家全員が受益する」[1]ので、私には何の負担もありませんでした。私は一番最初に汚染区病棟の仕事を申し込みました。

 6日目に仕事を終えた後、電話がかかってきて緊急出動しました。中共ウイルスの疑いのある病室で仕事を始め、直面した状況は想像を超えるような困難さで、防護物資が不足し、管理が無秩序の中で、病人が激増しました。気密性の高い防護服を着て、一晩中病室で働きました。病歴を尋ね、記録を書き、標本を採取し、水を使いすぎて手が真っ白になり、顔、耳、鼻、あごは痛みを伴い、加えて重度の低酸素状態で、まったく眠れませんでした。付き添いが許されない寂しくかわいそうな患者を診て、私は患者たちの病気を心配するだけでなく、さらに患者たちの生命を心配しました。私は「接触した病人には必ず法輪大法の真相を伝えなければならず、患者たちに因果応報の天理を伝え、中共から離れて、このようにしてはじめて劫難を起こすことなく、平安に過ごすことができることを伝えなければならない」と思いました。

 真相を伝えるために、私は相対的にリラックスでき安全な潜在的汚染区で病歴を書くのではなく、汚染区に行って直接病人に接触することを意図的に選択しました。病歴を質問し、標本を採取し、食事を持って行くなどの機会を利用して病人たちと交流し、話しかけました。私は大法の守りがあるので、患者と直接接触することを恐れませんでした。年配の患者がトイレに行くのを助け、行動が不便な患者のためにポータブルトイレをベッドの横に持ってきて、患者がベッドから降りたりベッドに上がったりするのを助けるためにサポートベルトで持ち上げたりもしました。心からの思いやりは、患者の私に対する信任に変わり、真相をはっきりと伝え、人々を救うための基礎を築きました。

 隔離病棟では付き添いは禁止されていました。一人一部屋で、患者は常に意気消沈し、恐れていました。私は大法の法理に基づいて諭し、患者たちを慰めました。「中共が無神論を広めたことによる人々の心と、道徳の大きな腐敗が疫病発生の根本原因であり、偽造食品、毒粉ミルク(訳注:メラミン入りの毒性のある粉ミルク)、毒カプセル(訳注:工業用ゼラチンを使った毒性のあるカプセル)など、人々はお金を稼ぐために手段を選ばず他人を害し、GDPの一方的な追求が環境汚染を引き起こしました。特に法輪功を迫害し、真・善・忍を弾圧し、偽・悪・闘を助長しました。人が治めなければ天が治めます。現在は天災と人災が頻発し、心を修め良い人間になり、中共のすべての組織を脱退してはじめて平安を保つことができる」と伝えました。

 一般的に患者はみな真相を受け入れることができましたが、ある患者は何回も伝えてやっと受け入れました。私は隔離病棟で体がどんなに辛くても、隔離服がどんなに厄介であるかに関係なく、頑張ってできるだけ多くの病棟に入って真相をしっかり伝えました。患者たちに偽りの天安門焼身自殺を伝え、自殺などはみなフェイクニュースであり、「法輪大法好、真善忍好(法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい)という心からの九文字を常に念じれば、「災いを転じて福となす」ことができ、なぜ三退すれば平安を保つことができるのか…」などを伝えました。併せて正念を発し、衆生が救われるのを妨害する他の空間の邪悪要素を取り除きました。

 接触することができる同僚たちに対しても、積極的に真相を伝えました。できるだけ多くの仕事を請け負い、コミュニケーションと協調に積極的に取り組みました。執筆活動に積極的に参加し、上司と同僚たちの信任と称賛を勝ち取りました。同僚たちの多くがみな真相を理解し、三退しました。武漢および全国の流行の進展が急速で医療従事者を含む多くの命が失われました。公式の数字は入院してウイルス検査できる病人の数と、報告する意思のある患者の数に過ぎず、実際の数字はこれよりはるかに多かったのです。

 私はいつも涙を流さずにはいられませんでした。多くの真相を伝え、多くの人を救うことができるように希望しました。すべての生命はみな貴重であり、すべての生命はみな天から降りてきた衆生を代表し、このように中共に従って取り除かれているのは、本当にかわいそうでした。

 その後、私は再び集中治療室へ移され、そこではさらに辛く、すべての勤務時間はみな集中治療室の中で、防護はさらに厳格でした。私はウイルスを恐れませんでしたが、みんなと同じようにきちんと防護を行ない、どこでも規範に合うように作業し、さらに多くの仕事を請け負いました。外部援助からの専門家が記録を書くのを手伝い、看護師が患者の体位を変えるのを手伝い、高齢者の患者がトイレに行くのを手伝うなど、どこでもしっかりと行ない、大法弟子の風格を示しました。

 ある老婦人が、たまたま私がいるある病室に入院しました。その時、私は彼女がベッドを下りたり上がったりするのを助けたので、私に対する印象が深く、再び会った時、彼女はとても喜び、「私たちは本当に縁がありますね」と言いました。病室に行くたびに、私は彼女に付き添い、「いつも心からの九文字を念じてください」と伝えました。その後、彼女は良好に快復しました。彼女の姉は、私が来る前にすでに他界していましたが、姉の夫が私のところに入院して来ました。来た時はすでに、人工呼吸器を使い麻酔をかけられていました。そして1カ月以上の積極的な治療後、最終的には不幸にもこの世を去りましたが、亡くなったその日は、ちょうど私がシフトの日でした。2時間半の心臓マッサージと救助を施しましたが、やはり命を救うことはできませんでした。私は看護師2人と遺体の処理を終え、専用の死体バッグに入れ、私服と一緒に火葬するために送りました。彼女の姉の夫のすべての家族はみな、入院あるいは隔離されていました。「本当に来るときは裸で、去るときも裸」を見て切なくなりました。機会がなく真相を伝えられなかったことはとても遺憾で、生命はみな貴重です。この情景から、「自分の怠慢な心、恐れる心、メンツを重んじる心のために、衆生が救われる機縁を失ってはならない」と自分をさらに励ましました。

 またある患者は、私の妻の弟の同級生で、以前にも会ったことがありました。彼は、疾病管理担当者に積極的に協力しました。彼は過去3週間の出来事を詳細に思い出しました。その時、その担当者はさらに文書に署名し、書面を作成して個人情報を漏洩しないことを保証しました。しかしその後、管理担当者たちは言行が一致せず、彼の個人情報を漏洩し、社会から大きな圧力をかけられて、インターネット上で大騒ぎになりました。彼の家族全員の精神的圧力は大きかったのです。この後、社会に合わせる顔がなくなり、家族たちの仕事に影響を受けることを恐れました。彼は、私に面倒を見てほしいと頼んできました。

 彼と家族はみな入院していたので、私は「電話で話すだけでは不十分だ」と思いました。私はわざわざオフの時間を利用して、彼の家族がいる病棟へ行き、隔離服をしっかりと着て中に入り家族を見舞いました。ちょうど彼の家族が、情報漏洩のために治療を拒絶したので、私は市長との交渉を依頼しました。当直の医師は、私が時間をかけて中にいて彼の家族を慰めることを希望しました。万が一の事故を避けるためにも、私はちょうど彼の家族と多く話をする機会があればと思っていたので、願ってもないことでした。

 私は現在の状況に基づいて、中共が政治的成果を得るために人々をだまし、役目を果たした人を見捨てるという中共の常とう手段から始まる真相を伝え、心からの九文字を念じるよう彼の家族に伝え、三退させました。家族は私の純粋な心配りに感激し、大法弟子の善を体得し、「今の状況下では、他の人はみな回避策をとっていますが、あなたは、わざわざこのようにしてまでも、私たちに会いに来られました。私たちはあなたを信じます」と言いました。私もこの特殊な時期の特殊な環境の中で、彼の家族が救われる機縁があったことを喜びました。その後家族は、本当に最も信任できる人として、いつも私と電話で話したり、病状を尋ねるためにメッセージを送ったり、治療のアドバイスを求めたり、特定の治療計画の同意に署名すべきかどうかを尋ねたりしました。現在(訳注:2020年5月)、彼の家族全員はみな無事で、世論の嵐も投稿を削除することによって解決しました。

 ここでは、外部の専門家および当病院のスタッフの入れ替わりが激しく、接触できる同僚たちはさらに多くなりました。仕事が終わった後は、みんな病院のバスで休憩所に行きました。そこではみな、お互いに会話をすることができ、部屋も十分にあり、個室も割合に多くありました。ここでは学法、煉功、真相を伝えるためにさらに有利な条件が提供されていました。私は毎日しっかり法を学び、しっかり煉功し、しっかり正念を発することを保証し、十分な体力とエネルギーでしっかり仕事を行ない、すべての便利な条件を利用して、同僚たちに法輪大法のすばらしさを伝えました。中共の迫害の邪悪さを伝え、嘘のニュースが穴だらけであることを伝えたり、三退して平安を保つ意義についても伝えました。いつもはこのように、同僚たちと接触する機会はありませんでした。

 時間の推移に伴って、私たちは交代で隔離されたホテルに行き、その後、再び仕事に戻りました。隔離されていた期間、私は電話で思い出すことのできる友人たちに、真相を伝えました。私たちの病棟の党支部の書記は、いつもとても積極的に党務の仕事を行なっているので、私はどのように書記に伝えるべきか、とても心配しました。ちょうど書記はグループに何度も通知を送り、病院は秘密を保守するように幾度もくり返し命令を下して戒め、地元の役人は上司から責任を問われることを恐れていたので、私たちのこの市級指定病院の中共ウイルス(新型コロナウイルス)の診断および死亡患者の数字に、うそを重ねた報告をしました。私はこの機会を借りて、勇気をふるって書記に電話して真相を伝える事にしました。ニュースが嘘を作っていることから伝え始め、徐々にゆっくりと私が煉功して恩恵を受けたことを伝えました。体が健康になったこととか、偽りの天安門焼身自殺事件を伝えたり、最後に劫難を無事に乗り切るためには、三退して平安を保つことについて伝えました。書記は意外にも、本当にみな聞き入れて、さらに三退を行なうことにも同意しました。

 中共の邪悪な教育は、生命の善良な本性を隠すことができず、心から人を救う限り、衆生はみなこの真の善を体験し、自分が行なうべき選択をすることができるのです! 私は親せきや友人の誰かが疫病で命を奪われ、私がその人に福音を伝えられなかったことになることを本当に恐れており、それは私が埋め合わせることのできない最大の遺憾になるでしょう!

 50日以上の仕事が終わり、私は無事に家に帰りました。

 現在(訳注:2020年5月)中共は再び「戦いの最前線で入党する」などをさせようとしており、最前線の若い医療スタッフたちの多くがみな招聘制(訳注:「終身制」でなく「契約制」)であり、普段の給与は2000元ちょっとで、かわいそうなほど低いものでした。中共は、医療スタッフたちの給与待遇を解決する方法を考えていませんが、現時点で医療スタッフたちに一杯食わせて、みなに入党申請書を書かせても、描いた餅で飢えをしのぐようなものでした。伝染病発生時の医療補助金は、私たちに何回勤怠表を報告させたかわからず、グループの中でも何回確認したかもわからず、最近は何といわゆる写真などの証拠を提出するように私たちに要求しています。この原稿を書き終わったその日も、その補助金はまだ出ていません。

 当初、外部の従業員と衛生員が承諾した多くの待遇は、みなそれきりになってしまいました。汚染区に入った幾人かの医師たちは憤慨して、グループ内にメッセージを送り「補助金は要らない」といいました。「私たちは当初命の危険を冒して入り、お金のためではなく、写真撮影のためでもありません。これは私たち医療スタッフに対する屈辱であり、補助金は要らず、写真はないことを伝えてください。もう諦めました」と言いました。中共は本当に人を利用し終わると、態度を変えて相手にしなくなり、中共は伝染病を覆い隠し、世界に害を及ぼし、現在(訳注:2020年5月)恥知らずに伝染病対策のモデル、救世主として自分を宣伝しています。

 世の中の人々が早く目覚めることを希望し、中共の「偉大」、「光栄」、「正確」という誤ったプロパガンダの餌食にならないように願っています。そして憎悪を扇動し、視線を逸らす手段で目隠しされないように願っています。中共の赤い悪魔を認識し、中共から離れてはじめて、すばらしい未来に進むことができるのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文『オーストラリア法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/17/405078.html)
 
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