【明慧日本2020年12月11日】(明慧記者・英梓、雪莉)アメリカトランプ大統領とメラニア夫人は現地の土曜日(12月5日)夜7時、ジョージア州で「連邦議会上院の決選投票の応援」集会に参加し、同州の共和党上院議員デビッド・パーデュー氏とケリー・ロフレラ氏の再選のために演説を行った。
ジョージア州共和党の2人の上院議員ロフレラ氏とパーデュー氏は、1月5日の特別選挙で再選を目指している。彼らの再選は、ジョージア州での選挙の逆転や、米国での共産主義と社会主義の蔓延を防ぐために大きな役割を果たすことになる。最も直接的な影響は、共和党が上院をしっかりと牽制すれば、極左のアジェンダや政策が上院で採決されにくくなるだろう。
トランプ大統領の演説時、大勢の応援者が「We love you！」、「あと4年頑張れ！」、「トランプさんのために戦え！」と声援を送った。
トランプ氏は「私たちは今回の選挙で確かに勝ち、ジョージア州のために一生懸命戦いました。選挙の多くの腐敗が浮上し、選挙データが不正に操作されました。私はこの州を愛しています」と語り、その場にいた人々にメリークリスマスと祝福を送った。
今年のトランプ氏は7万4000票を獲得し、「歴史上のすべての大統領よりも多く、2016年に（トランプ氏が）得た票よりも多い」ことになっている。
極左派がアメリカを陥落させようとしている
トランプ氏は演説の冒頭で、極左派がアメリカ社会にもたらした危険性について注意を促した。「左翼の過激派は最初にジョージア、次にアメリカを取らなければならないと言ったという、この言い方は善意ではありません。ジョージア州は農場が奪われることを望んでいないでしょう」と語った。
「一部の極端な民主党がアメリカを永遠に変えたいのは、すぐに上院をコントロールして、彼らが望む法案をすべて可決させ、それから私たちの軍隊を破壊し、軍事資金を出さないことです」
「彼らはまた国境を開き、これらの不法入国者を私たちの国に入らせ、医療費の免除、授業料の免除を提供し、彼らに投票させます。このようにすれば、あなた達にとって、公正な選挙は永遠に失われるでしょう。強いて言えば、彼らは国境の壁を壊して取り除こうとしています」
トランプ氏はまた、グリーン・ニューディール政策（1兆ドルの費用がかかる）や、警察関連支出の削減、健康保険が政府に移され、産業の破壊、都市閉鎖、人々を自宅に待機させることを支持する極左の民主党上院議員候補ジョン・オッソフ氏を批判した。
「数世代にもわたってアメリカの愛国者は神を信じて国を守ってきました。しかし、（民主党上院候補の）ラファエル・ワーノック氏は、非常に危険な人物であり、あなた達の理念を破壊し、マルクス主義者、社会主義、共産主義を崇拝しています。彼は保釈金なしの制度を支持し、警察力を無くし、刑務所を開き犯罪者を解放することを支持しています」とトランプ氏は語った。
トランプ氏は、共和党上院議員パーデュー候補とロフレラ候補が、任期中にアメリカ国民への貢献を称賛した。
ロフレラ氏は発言の中で、トランプ大統領に「あなたはアメリカを再び偉大な国にして下さいました。トランプ氏は最強の経済を生み出し、沈黙文化、フェイクニュース、中国共産党（以下、中共）に抵抗するために立ち上がりました」と感謝の意を表した。 ロフレラ氏はまた、応援者に向けて「必ず投票して下さい。さもなければ私たちの国を失ってしまいます。あなた達が投票すれば私たちは勝つことになるはずです」と注意を促した。
選挙詐欺に対抗する方法は投票に行くこと
トランプ氏は演説の中で以下のことを強調した。「民主党の過激派がコロナ感染症の拡大と郵便投票を口実にして、国を滅ぼそうとしており、それを許すわけにはいきません。何百万枚もの郵送投票用紙が送られ、2～3枚の投票用紙を受け取った人もいました。死んだ人、州外の人、不法移民者の投票等など、不正行為が行われたから、彼らが勝ったのです。そうでなければ、ジョージア州には勝てないはずです。現在、すぐこれらの犯罪者たちを追跡逮捕すべきです」
「ドミニオン（Dominion）ソフトは全くの冗談話だと言いますが、それは笑い事ではなく、2020年の恥だと思います」とトランプ氏は演説中に、不正を暴露する映像を見せた。映像の中には、ジョージア州の監視員は退室するように言われ、集計者はテーブルの下から投票用紙の箱を取り出し、監視員やメディアが立ち会うことができない状況下で、投票用紙を数え始めた。紫の服を着ている女性は、同じバッチの投票用紙をもう一度スキャンした。あるトラック運転手は、20万枚の投票をペンシルバニア州に届けた後、不思議なことにすべての票が消えてしまったという。また、ウィスコンシン州の2人の郵便作業員が、10万枚の投票用紙の日付を早めに修正したとの内容であった。ドミニオンソフトは信用できないことや、ミシガン州、ジョージア州、ミネソタ州の数十万枚もの投票用紙に欠陥があったことを、多くの内部告発者が出てきて2020年の選挙で不正を暴露した。
これらの出来事が起こったにもかかわらず、主要なメディアは依然として誰が勝者なのかについて論争している。しかし、ハンター・バイデン氏の「ウクライナ疑惑」が浮上した時、大手テクノロジー企業や95％の主要メディアは、この件について沈黙を貫いた。
トランプ氏は「手をこまねいて傍観するわけにはいきません。投票しなければ、社会主義、共産主義が勝つことになります。今、一番嬉しいのは中共とイラン政府です。
私たちは引き下がらない
トランプ氏はジョージア州の知事と州務長官に、事実を述べるように呼びかけた。「我々の立法者と合衆国最高裁判所が、国を救うよう踏み出していただきたいです」
「以前、私は国境がなければ国家は存在しないと言いましたが、今言うことは、誠実な選挙制度や正当な手続きがなければ、国家も存在しないということです。 私たちは大統領選と、上院選のすべての署名をチェックしなければなりません」
「極左派に言わなければならないのは、私たちは決して引き下がらず、必ず勝つことです。私たちは道を見つけます。現在は、退却する時ではなく、最も奮励に戦う時です」
「私たちはアメリカの軍事的リードを維持し、実力で平和を実現し、社会保障基金と連邦健康保険を守り、病人の被保険者の権利を守ります。子供たちへの極端な教育を終わらせ、愛国教育を返上し、子供たちに国を愛し、歴史を尊重し、偉大なアメリカ国旗を永遠に尊重することを教えます」
「私たちは恒久的であるアメリカの理念を尊重します。つまり、我々は神を信じています」
「我々は愛国者、そして私たちの祖先に敬意を表します。彼らは血と汗を流して、我々の自由を守ってきました。我々はアメリカの英雄たちの肩に立っています。彼らが海を渡り、荒れ地を開発し、高層ビルを建て、二つの世界大戦に勝利し、ファシズムと共産主義を打撃し、アメリカを世界で最も偉大な国にしました」
「我々の闘いは始まったばかりで、決して諦めず、決して引き下がらず、決して屈服しません。なぜなら我々はアメリカ人だからです」
「私たちは一つの共同体であり、神に導かれる下で輝く一つの国家です。ジョージア州の人々と共に、私たちはすでにアメリカを再び強大にし、アメリカを再び豊かにし、アメリカを再び逞しくし、アメリカを再び誇りにし、アメリカを再び安全にしていま。私たちはアメリカを再び偉大な国にします」
