長春の電波ジャック記念日に生存者が当時を振り返る(一)
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 【明慧日本2021年3月9日】19年前の2002年3月5日、中国で世界に衝撃を与えた法輪功学習者(以下、学習者)による「電波ジャック事件」が発生し、欧米メディアに「法輪功の最も大胆不敵な行動の一つ」と呼ばれている。長春出身の学習者・金学哲さんは電波ジャック事件の生存者で、かつて中国共産党(以下、中共)に懲役10年の実刑判決を秘密裏に宣告され、「トラの椅子」などの拷問を受け、釈放後、転々として海外に脱出した。

年“305”来临之际,金学哲先生向法轮功创始人李洪志师父表达感恩。'

2021年「3.05」の際に、李洪志師父に感謝を申し上げる金学哲さん

 2021年「3.05」の19周年を迎える際に、金さんは再び自らの体験と電波ジャックに参加した勇士たちを振り返り、この場を借りて、法輪功の創始者である李洪志師父が法輪大法を世界に伝えて下さったこと、暴虐と迫害に反対し、真理のために敢然と立ち向かう1000万もの学習者を育て上げて下さったことに感謝した。

 以下は、金学哲さんが語った内容に基づいたものである。

 法輪大法は濁り汚れた世界の清流のように、私の心を浄化してくださった

 1996年のゴルデンウィークに、私は実家に帰った。当時、母親はすでに法輪功を勉強し始めていたので、私に『轉法輪』を勧めてくれ、2日間で一気に読み終え、こんなに良い本が世の中にあるんだと感じた。その後、長春市の地質宮文化広場の横の書店で『轉法輪』を購入し、時間があるときに読んでいた。

 当時、私は長春の中外合弁会社で生産課の責任課長を務めていたが、官界では腹を探り合って暗闘し、食べたり飲んだりして、会社の経営状況も良いので、それなりに給料を多くもらっていた。物質的には豊かだったが、精神的には非常に虚しいもので、まだ若いのによく酒を飲み、毎日数箱のタバコを吸い、麻雀などの悪習慣が身についた。

 しかし、李洪志師父の『轉法輪』を読んでから、私の世界観、価値観、人生観が少しずつ良い方向始に正されていき、大法が要求している「真・善・忍」に従って行動するようになり、多くの良くない習慣が取り除かれた。

 法輪大法は濁り汚れた世界の清流のように、私の汚染された心を浄化してくださった

 毎日『轉法輪』を持ち歩き、時間がある時に読んでいたが、それでも本当に実践できていなかった。宴会があれば、接待のために酒を飲むときもあり、私は宴会のたびに友人たちに、「これが最後のタバコと飲酒だよ、明日から法輪功を修煉し始めるから」と言い、次に宴会があった時には、また抵抗し切れず飲んでいた。

 1997年7月4日には、仕事の後、弟と外食の帰りに腹痛が起こり、小さなクリニックで診察してみると、医者は「虫垂炎かもしれないので大きい病院で検査する必要がある、手遅れになってはいけない、穿孔された場合、生命の危険がある」と告げられ、ショックを受けた私は「私は絶対死んではいけない、まだ法輪功の修煉をしたい」と思い、吉林大学病院に行って検査をしたが、そこの医者も虫垂炎を疑っていて、診断が確定出来なかった。病院のベッドで痛みに翻弄され気絶しそうになる私を見た弟によると、私の顔色は紙のように真っ青だと言っていた。

 私は弟に「『轉法輪』を持ってきて、読みたい」と言って、次の日、病院のベッドで一日中本を読んでいると、夜中の12時頃、突然痛みが消え、お腹を触ると少し腫れているだけだった。

 3日目の朝、近くの地質宮文化広場にある法輪功の煉功に行き、煉功を行った(母から煉功の動作を教わったことがある)。 煉功が終わって、すぐに退院手続きをし、そこからタバコと飲酒をやめて、私は本気で修煉の道に入った。

 修煉の道では、真に着実に修煉してこそ、法輪大法の奥深い法理と師父の無限の叡智を体得することができる。当時、毎日仕事の後に本を読んで勉強し、何かにぶつかった時には大法の要求に照らし、日々の仕事や生活の中で、自分の欠点や不足を探して修正した。

 中国では、「一日師たれば、終身父たり」ということわざがあり、 これだけ長い間修煉してきて、毎日のように師父の慈悲を感じ、あらゆる面で大法の恩恵を体験し、師父への感謝の気持ちは人類の言葉では表現できないものであった。

 嫉妬した江沢民は迫害を発動し、「天安門焼身自殺」事件をでっちあげ法輪功への憎悪を煽る

 1999年7月、江沢民は極端な私利と嫉妬から法輪功に対する血まみれの弾圧を発動した。当時、中共が支配したテレビ、ラジオ、新聞を含むすべてのメディアは、天地を覆い隠すほど圧倒的に嘘の宣伝を開始し、ほぼ24時間全力を注いで、法輪功の創始者である李洪志先生と法輪功を誹謗中傷し続け、多くの人々を騙した。

 憎悪を煽るために、2001年の旧正月の大晦日、CCTVがゴールデンタイムで「天安門焼身自殺」事件を放送したため、中国の人々は法輪功に対して同情から憎悪へと変化していった。

 半年後の2001年8月14日、国際教育開発機構(IED)は国連会議で公式声明を発表し、天安門焼身自殺事件を「国家テロ行為」として中共を強く非難した。 声明は、「中共は今年1月23日の天安門広場での焼身自殺事件を以って、法輪功に濡れ衣を着せようとしている。我々が入手した事件のビデオを分析した結果、この事件は政府の指示によるものであることを結論づけた」と主張した。 決定的な証拠を前にして、中共代表団は唖然とし、弁護のしようが無かった。

 しかし、中国国内では、いわゆる「焼身自殺」の映像が繰り返しCCTVに放送され、その映像はほとんどの中国人の心に刻まれ、多くの人はいまだに「焼身自殺」事件の影響を受けて、法輪功と学習者を憎んでいる。

 1999年7.20以来、私は数千万人もの学習者と同じように家から出て、地方の陳情部門や北京の関係部門に行き、法輪功は国に対しても社会に対しても百利あって一害なしであることを証明し、法輪功迫害の停止を要求したが、これらの学習者は中共の関係部門に拘禁され、判決を受けた。江沢民の「その名誉を汚し、その経済を断ち、その肉体を消滅させる」という反人道政策の下で、学習者は様々な拷問、生きたまま臓器を摘出されるまで、人類史上前例のない残酷な迫害を受けた。

 学習者は訴える場所がなく、やむを得ない状況下で、長春の学習者はテレビを通して真相を伝え、人々が法輪功を中傷する中共の虚言に騙されないよう、「真・善・忍」を唱える法輪大法と良い人を目指している学習者を憎まないように、将来の神と法律による処罰を避けるため、テレビで割り込み放送の方法を採用した。

 電波ジャックをする前に、私たちは心の中で覚悟した。おそらく自由と幸せ、家族、妻や子供、仕事および将来のすべて、刑務所に拘禁され、命を失うことまでも ......。

 その時、私は「人々は中共の虚言に騙されてはいけない、師父と法輪功に対して誤解があってはいけない」という一念があり、私は躊躇うことなく電波ジャックに参加した。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/5/421722.html)
 
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