【明慧日本2021年3月10日】(前文に続く)
電波ジャックの参加者は最もひどい迫害を受け、命で中国人に真相を広めた
2002年3月5日の夜8時頃、長春の学習者はケーブルテレビで「焼身自殺? それともやらせ?」と「法輪大法が世界に広がる」のニつのドキュメンタリー映画の映像を50分間にわたって放送することをやり遂げた。32チャンネル30万世帯の数百万人の視聴者は、法輪大法が世界に広く伝わった盛況と焼身自殺の真相を知り、法輪功が中傷され迫害されていることを理解した。
電波ジャックの参加者、左から劉成軍さん、梁振興さん、侯明凱さん、雷明さん、劉海波さん |
翌日の3月6日、長春市では、街中のショッピングモールやどこにいても人々は、世界中に広がっている法輪大法の状況、天安門焼身自殺事件が嘘であることに沸いていた。
しかし、放送に参加した学習者は中共によって残忍に殺害された。当時、長春の電波ジャック事件後の1時間もしないうちに、江沢民は「容赦なく殺せ」という密命を発し、それによって現地の軍を使って大規模な連行を行い、5000人以上の学習者を連行し、少なくとも8人が短期間で拷問により死亡し、15人が懲役4年から20年の実刑判決を言い渡された。その後、各刑務所、収容所に拘禁された多くの学習者が拷問を受けて死に至り、また心神喪失に陥った。
その中で電波ジャックに参加した侯明凱さんは、逮捕されてから2日も経たないうちに拷問を受け、迫害され死亡した。
劉海波さんは裸にされ、ひざまずいた姿勢でトラの椅子に手錠をかけられ、頭を挟まれていた。2人の警官が高圧の電気棒を劉さんの肛門に挿入し激しく電気ショックを与え、横には割れた四角い木棒が何本も投げてあった。劉さんは異常な苦しみのあと、まもなく息絶えた。
劉成軍さんは電波ジャックの主要メンバーとして、警官に発砲され足に障害を負い、トラの椅子に縛り付けられ52時間拷問を受けた後、吉林刑務所に送られた。刑務所で1年9カ月間、伸ばし刑(五馬分屍)などの残忍な拷問を受けた劉さんは、2003年12月26日にこの世を去った。遺体は7時間以内に警官に強制的に火葬された。また、張建華さん、崔偉東さん、何元慧さんも吉林刑務所で拷問され死亡した。
拷問の再現:伸ばし刑(五馬分屍)にかけられる |
電波ジャックの1人である雷明さんは、連行された後、長春公安局と吉林刑務所で、トラの椅子に縛らされて殴打され、スタンガンによる電気ショックを加えられ、頭にビニール袋を被せられ、その上にスチール製のバケツを被せて、その上から叩かれたり、肛門に電気ショックを加えられ、五馬分屍の刑で体を引き伸ばされ、性的拷問などの非人道的な拷問を受けた結果、肺に結核性の空洞ができ、肺は10分の2しか残っていなかった。雷さんは虫の息の状態に陥った時に、仮釈放が認められたが、冤罪を晴らせないまま死亡した。
拷問の再現:頭に被せたバケツを棒で叩く |
2006年に刑務所で電波ジャックの参加者・梁振興さんを見かけたが、彼は数人の監視者に囲まれていた。目撃者の話によると、梁さんはいつも立った状態で引っ張り出され、横になった状態で運び戻され、長春郊外の浄月潭秘密拷問室に何度も連れて行かれたことがあり、毎回傷だらけで戻されていたという。梁さんの片方の乳首は焼かれて取れてしまい、肋骨は殴られて折れ、生殖器は電気ショックを与えられ焦げていた。梁さんは死亡するまで、すべての拷問の前で屈しなかった。
張忠余さんは、元吉林省档案局の『蘭台内外』雑誌の副編集長であった。警官らは2本の電気棒を持って、片手で鉄椅子の上から電撃を加え、もう一方の電気棒を持った手で椅子の下から陰部に向かって電撃を加え、張さんは大量の汗をかき、何度も意識を失った。
拷問のイメージ図:長期にベッドに縛り付け電気ショックを加える |
張志魁さんは警官に冷水をかけられた後、全身と生殖器に電気ショックを与えられ、その悲惨な状態は見るに堪えないものであった。
中共の厳しい封鎖を破り、人々に真相を知らせるため、尊い中国人のために、そして「真・善・忍」への信仰の自由のために、電波ジャックの勇士たちは巨大な代価を払った。
「3.05」は長春市民が真相を知った日で、学習者たちが人々の良知を呼び覚ますために命を捧げた日でもあり、未来の人々はこの日を永遠に忘れないだろう。
天網恢々 悪報は佛法の威厳を表す
元中共公安部副部長の劉京、元中共テレビ総局副局長の李東生、元中共新華社社長の田聡明、元CCTVのアナウンサー羅京、元CCTV「東方時空」番組のディレクター陳虻ら5人は、いずれも悪報に見舞われた。彼らはみな20年前に中共がでっち上げた「天安門焼身自殺事件」に関与し、虚言で憎悪を煽った。
劉京は喉の癌を患い、生死不明である。彼は偽りの「天安門焼身自殺」事件の計画と実施、憎悪を煽るプロパガンダに関与していた。
李東生は懲役15年を言い渡された。彼は偽りの「天安門焼身自殺」事件の企画者の1人であり、全世界に流布されたCCTV「天安門焼身自殺」映像の極秘の全過程に参加し、監督した。
羅京はリンパ腫で亡くなり、生前に口と舌が潰瘍化していた。生前、羅京は偽りの「天安門焼身自殺」事件を繰り返し放送していた。
陳虻は胃がんにより47歳で死亡した。彼はCCTVの「天安門焼身自殺」事件のプロデューサーを務めていた。
映画『電波ジャック − 50分の真実』が歴史を甦らせる
カナダ・トロントの新境界影視公司は、長春で法輪功の真相映像をテレビ放送した物語を描いた映画『電波ジャック −50分の真実』を作ることになり、制作グループから撮影に参加して、その歴史をよりよく再現するために自分自身を演じてほしいと頼まれた。
金学哲さん(右3)が『電波ジャック −50分の真実』の撮影に参加 |
23日間の撮影の間、金さんはプロップスのチームに配属された。小道具をリアルに演出できるように、当時の様子を思い出すのに精一杯だった。ある日、ケーブル信号増幅器、幹線ケーブル、電柱、古いVCDプレーヤーなどが設置されていて、リアルに復元されたシーンは瞬きするのも、勿体ない気持ちになった。
当時のシーンを撮影していた時、思わず何度も涙が溢れた。再び当時の「仲間」と一緒になり、悲しみと嬉しさが入り交じった。『電波ジャック −50分の真実』は、その時の苦難を世界に知らしめ、法輪大法の弟子たちの壮挙を世界に知らしめた。
映画公開後、金さんは「長春での3.05電波ジャックの成功は、皆さんの命の代償と長春の学習者の巨大な努力によるものでした。本作では、歴史上の英雄を描く役割ができたことを光栄に思います。私の参加はあなた達に対しての追憶と敬意であり、英雄になることを思わなかったあなた達はすでに英雄となり、永遠に歴史に残り、将来の人々はあなた達のことを永遠に忘れないと亡くなった仲間に言いたい」と述べた。
偉大な師父は暴虐と迫害に反対し、真理のために敢然と立ち向かう千万もの学習者を育て上げた
2007年、アジア太平洋人権財団は年度「丹心汗青賞」を長春3.05電波ジャックの劉成軍さんに授与した。アジア太平洋人権財団は、劉成軍氏は20世紀の中華民族の人権擁護者として歴史に名を残すだろうと述べた。
劉成軍さんを代表して賞を受け取る学習者の張而平氏(右) |
真実を伝え、中共の虚言を暴く勇気を持ち、全体主義的な迫害に真っ向から抵抗し、真理を堅持するために立ち上がった何百万人もの学習者は、大法によって育て上げられた聖徒である。
最後に、金さんは李洪志師父に感謝の意を表すために、何年も前に仲間が作った詩を捧げた。
一師一法一億の徒
一生一世一冊の本
一関一難一層の天
一信一念一本の道
(完)