【明慧日本2021年3月29日】天津市武清区の法輪功学習者・張春霞さん(53歳女性)は先天性の身体障がいを持っている。張さんは2019年9月4日、法輪功を学んでいるとの理由で、連行され、武清区留置場に拘禁された。そして、2021年2月、武清区裁判所に懲役2年の判決を宣告された。
張さんは天津市武清区徐官屯街柴関村に在住。盲目で、足が不自由だった張さんは小さい時から体が弱く、両親と一緒に暮らしてきた。1998年、張さんは法輪功に出会い、学び始め、生きている意味がわかり、新たに生まれ変わったと感じた。
しかし、1999年7.20、中国共産党は法輪功への弾圧を開始した。体に障がいを持つ張さんも免れなかった。天津市武清区徐官屯郷政府の職員、徐官屯派出所の警官、柴関村の村幹部が絶えず張さんを尾行したり、張さんの家を監視したり、張さんの家まで行って嫌がらせをしたりした。
2000年5月、張さんは他の法輪功学習者とともに、北京へ行き、法輪功への迫害停止を求めたが、徐官屯派出所に連行され拘禁された。留置場で警官の指示を受けた入所者のリーダーは張さんを殴打し、張さんをベッドから地面に蹴り落した。それで張さんの足が負傷し、血が流れたが、吊るし上げられた。そして、張さんは断食して迫害に抗議し、5日後に解放された。
拷問の再現:殴打される
2001年正月、徐官屯郷政府の人員が張さんを梅場洗脳班に送り込んだ。咳をしていた張さんは1日に3回も注射され、意識不明になり、病院に搬送されて救急手当を受けた。その後、家族の猛烈な抗議で張さんは解放された。
2002年正月、徐官屯郷政府の職員、派出所の警官は張さんを留置場に送った。当日の夜、張さんは意識を失い、病院に運ばれた。張さんの父親は警官に「なぜ、無実の娘を連行するのですか? 今度勝手に娘を捕まえるなら、このわしが命懸けてあなたたちと戦います」と怒って、問い詰めた。しかし、警官と争う父親は服を破られた。その後、家族が強く張さんの解放を求めた結果、張さんは解放された。
2019年、天津市武清区国保、610弁公室、治安維持総合弁公室の人員が、「社会安定の維持」との口実で、9月3日に学習者・郭軼倩さん、9月4日に張さんと趙国俊さんをそれぞれ自宅から連行し、武清区留置場に拘禁した。
2021年2月、郭さんと張さんは武清区裁判所に懲役2年の判決を言い渡された。そして、3月10日、郭さんは天津市女子刑務所に収容されたという。