迫害され衰弱した王朝英さん 手錠で椅子に繋がれ裁判うける
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 【明慧日本2021年5月1日】(北京市=明慧記者)北京市延慶区の法輪功学習者・王朝英さん(67)は4月20日午後、北京公安病院の救急車で自宅に戻された。その時の王さんは痩せて骨と皮だけになっていた。医師によると、王さんの体内にも深刻な病症があるという。

 王さんは自宅に運ばれる前に、延慶裁判所によるオンライン裁判にかけられた。裁判の時、王さんの両手は椅子の側面に手錠をかけられ、体は椅子にもたれかかっていた。裁判の全過程で王さんは一言もしゃべらなかった。その後、公安病院に運ばれた。公安病院の関係者が王さんの様子を見て、受け入れなかったため、延慶裁判所は家族に迎えに来るように通知した。

 通知を受け取った王さんの家族は、「元気だった身内が連行され、迫害されてこの状態になってしまいました。連行したあなた達が自宅まで送るべきです」と要求した。そのため、警官らが救急車で王さんを家まで送ったのである。延慶裁判所の副部長である章志祥は家族に、「保証人を立てて尋問を待つ形に属する」と言い、引き続き王さんを迫害し続けようとした。

 法輪功を学んだ王さんは、「真・善・忍」に基づいて実践し、心身ともに恩恵を受けた。舅が亡くなった後、王さんは心を込めて最後まで病気で高齢の姑の世話をした。

 王さんはかつて3回労働教養を強いられたことがある。2002年に労働教養2年、2005年に労働教養2年、2009年に労働教養2年6カ月を科された。さらに1500元の罰金を科された。

 2020年10月6日の夜、人々に法輪功迫害の実態を知ってもらうために、王さんは観光地で観光客に法輪功の資料を配布していたところ、当局の嘘の宣伝に騙された人に通報された。そして、派出所の私服警官らが観光地に行って待ち伏せして、王さんを連行した。その後、家宅捜索が行われた。

 北京昌平留置場に拘禁された王さんは、長い間断食して迫害に抗議したため、3回も公安病院に送られたことがある。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/25/423776.html)
 
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