退職した図書館員が年金案を控訴 昆明中級裁判所が受理
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 【明慧日本2021年5月31日】雲南大学図書館を退職した馬玲さん(64歳女性)は最近、昆明中級裁判所からの通知を受け取った。通知には、同裁判所は2021年2月19日に馬玲さんと控訴された雲南省社会保険局、および第三者の雲南大学その他の行政機関の行動に関する紛糾案(年金案)をすでに受理した、と記されていた。

 行政訴訟法によると、第二審の行政訴訟事件の裁定期限について、「3カ月以内に当案に対して裁定を下すものとする」となっている。

 馬玲さんは2012年10月に退職し、2014年4月に不当に連行された後、懲役4年の実刑判決を下された。2014年12月に五華区の第一審で不当な判決を下された後に、2015年1月から雲南省社会保険局によって年金の支払いが止められた。2018年4月に馬玲さんの冤罪の刑期が満了になったが、5月から、毎月2002.76元の年金しか得られなかった。

 馬玲さんは2019年12月に裁判所に行政訴訟を起こし、「被告の雲南省社会保険局が年金の不足分を追って支払い、そして馬玲さんの年金を全額支払う」ことを求めたが、雲南省社会保険局はその月から馬玲さんの毎月の2002.76元の年金の支払いを停止した。雲南大学からは生活補助の名義で毎月引き続き発給された。

 当案が1年以上経過した後、2020年12月に官渡区裁判所は不当に馬玲さんの訴えを退けた。理由は彼女が訴える前に行政機関に申請を出していなかったからだという。しかし実際は、馬玲さんが刑期満了になって家に帰った後、ずっと書面、口頭など多種の方法で第三者部門の雲南大学に不足分の支払い、そして年金を全額支払うように求める申請を出していたのだが、第三者部門の雲南大学は法定義務を履行せず馬玲さんの申請を雲南省社会保険局に渡した。同時に、馬玲さんも訴える前に自らこの申請を雲南省の人的資源と社会保障局の投書・陳情事業所に渡し、そして投書・陳情事業所から雲南省社会保険局に転送された。官渡区裁判所の第一審の裁判官・朱蓉は、誤って馬玲さんのこの申請は陳情に関する主張であって申請ではないと認定し、そしてこの理由で馬玲さんの訴えを退けた。

 馬玲さんは第一審の裁定を受け取った後、2021年1月3日に昆明市中級裁判所に控訴した。現在のところ、この事件はすでに中級裁判所に受理されたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/1/421484.html)
 
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