刑務所に収容された71歳の賈乃芝さん 迫害により肝炎に
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 【明慧日本2021年6月3日】遼寧省撫順市の法輪功学習者・賈乃芝さん(71歳女性)はかつて、労働教養2年、懲役10年の判決を受けたことがある。2019年4月18日、賈さんは再度連行され、懲役5年の実刑を言い渡された。その後、2020年12月に遼寧省女子刑務所に収容された賈さんは、迫害により、2021年3~4月に、B型肝炎が陽性となった。

 賈さんの家族は刑務所に電話をかけ、賈さんの健康状態を聞いたところ、刑務所側が賈さんの病気治療を行っていないと分かり、治療のための仮釈放を求めた。しかし、警官は「それはできない」と返答した。

 賈さんは1997年11月19日から法輪功を学び始めた。当時の賈さんは末梢神経炎を患い、一部の筋肉が萎縮してしまった。医者は「この病気は確診してから100日の命しかない。救える薬がない」と言った。しかし、法輪功を学んでから、賈さんは法輪功の教えの「真・善・忍」に従って自分を要求し、薬を飲まずに健康を取り戻した。瀕死状態だった賈さんは生き返り、心から法輪功の師父に感謝し、「法輪功を学ばなければ、私は死ぬしかなかった」と言った。

 しかし、1999年7.20、江沢民グループは法輪功弾圧を開始した。二十数年来、賈さんは残酷な迫害を受け、繰り返し連行され、拘置所や学校、教養所、留置場、刑務所に拘禁され、心身ともにダメージを受けた。賈さんは自由に財産を奪われた。それで、当局の圧力に耐えられなくなった夫は賈さんと離婚した。賈さんは親と子供の世話をしたくてもできなかった。

 1999年7月22日、賈さんは北京へ行き、法輪功迫害の停止を求めた。しかし、天安門広場公安局の副局長は二十数人の警官は率いて、6回にわたって賈さんを蹴り、全身に傷を負わせ、暴力を加えた。

拳打脚踢

拷問の再現:殴られたり蹴られたりする

 2000年7月18日、賈さんは3回目の、法輪功の陳情のために北京へ行ったが、連行され地元に送還された後、撫順市拘留所に拘禁された。迫害に断食で抗議した賈さんは、警官に野蛮な灌食を行われ、胃に出血がみられ、生命の危機に陥ったため、帰宅させられた。同年8月25日、また警官に連行され、労働教養処分2年を科された。撫順市教養所で賈さんは女性警官にハイヒールで腰を蹴られ、頭を殴られ、ビンタを食らわされた。

酷刑演示:暴打

拷問の再現:ひどく殴打される

 2000年9月20日、留置場に1カ月拘禁された賈さんは、瀋陽市馬三家女子労働教養所に移送された。教養所で賈さんは独房に入れられ、昼夜吊るし上げられた末、足が腫れ上げズボンが脱げなくなった。賈さんはもう一つの拷問を受けた。食事とトイレ以外、両脚を合わせたぐらいのレンガに朝9時から夜中の1時までしゃがむ姿勢を強いられた。

 2002年1月30日、賈さんは撫順教養所に移された。当時、迫害により、賈さんは肝炎、疥癬などの病気を患い、体がとても弱くなった。警官は伝染病の口実で賈さんを独房に入れた。真冬、独房のドアを閉めることが許されず、外に男性の受刑者が立っており、賈さんが寝ないように監視していた。

 2002年10月8日夜中、撫順市公安の警官らは賈さんとほかの学習者2人を南駅派出所に連行し、3人の所持しているものを押収した。2003年5月29日、撫順市新撫区裁判所はいわゆる証拠がないまま、賈さんに懲役10年の重刑を下した。当時、賈さんはB型肝炎が再発したため、刑務所側に入所を拒否された。賈さんは食べ物を食べると吐き出し、検査で血圧がセロ状態になって、心拍数もゼロ状態だった。それで、留置場の所長は賈さんが留置場で死ぬのを恐れ、治療のための保釈を許した。しかし、撫順市政法委書記は賈さんの保釈に同意せず、「賈はリーダーだから、そのまま拘禁したほうがいい。死んでもいい」と話した。その後、留置場側が賈さんの家族から2300元を無理やり取って、賈さんを病院に搬送した。血圧と心拍が回復した賈さんは継続して拘禁された。

 2019年4月18日夜11時、賈さんは家から出た途端、待ち伏せしていた警官2人に連行され家宅捜索された。尋問を受けた後、翌日の夜、賈さんは撫順市南溝留置場に送られた。2019年12月13日、撫順市東洲区裁判所は賈さんに対して不当に開廷した。法廷で検察が提訴したことに対して、賈さんは認めなかったが、法律に従わない裁判所によって、懲役5年と罰金2万元の判決を言い渡された。

 2020年12月、賈さんは撫順市留置場から遼寧省女子刑務所に送られ、第九監区に拘禁された。2021年3~4月、賈さんは嘔吐の病状が現れ、B型肝炎と診断された。その後、賈さんは老人や障害者を拘禁する第11区に移された。賈さんはいまだに遼寧省女子刑務所に拘禁されているという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/24/426121.html)
 
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