ポーランドの青年 『轉法輪』に出会い 新しい人生を迎える
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 【明慧日本2021年7月18日】(明慧記者・沈容)『轉法輪』は中国で出版されて以来、40の言語に翻訳され、世界中で広く流通し、億単位の人々に称賛されています。ポーランドのある青年が絶望の淵に立たされ、自殺しようと考えていた際、この宝物のような本に出会い、命が救われただけでなく、人生まで変わりました。

 祖父母に育てられたファビァンさんは、生まれたときから両親が離婚して別々の家庭を築いていたため、両親の愛情溢れる微笑みを見たことがなく、温かく抱擁されることも経験しませんでした。「年を重ねるごとに、他の同級生には両親がいるのに、私にはいないと、とても悲しく感じていました。おじいちゃんとおばあちゃんが私の両親でした」

 両親がそばにいない日々は、寂しいものでした。「祖父母は、私が神への信仰を受け入れることを期待して教会に連れて行ってくれましたが、一部信徒の言行不一致な言動を見て、何も信じないことにしました」

 15歳のファビァンさんは才能があり、よく本に埋もれて新しい知識を探求していました。しかし、彼の才気煥発さは先生を困らせていました。「教科書に載っている内容が簡単すぎて、全部知っているので、子供の頃から授業は好きではありませんでした。突っ込んだ質問をすれば、『本にそう書いてあるから』と先生に言われます。先生と意見が合わない私に対し、他の生徒たちも囃し立てるので、先生は私のことをあまり好きではなかったようです」

 教室での授業に満足できないファビァンさんは、友人たちと「ハッカー」になりました。「私たちはコンピュータから機密やデータベースを盗み出して他社に売り、大儲けしました」と彼は言いました。しかし、心優しい彼は、このままでは行き詰まってしまうことを知っていました。

 「友達に正しいことをしようと言いましたが、聞き入れてくれませんでした。祖父母も年を取ってきているので、いつか2人が亡くなったらどうしようかと思うと、この泥沼から抜け出し、友達からも離れ、自力で独立性のある生活を送ることができるよう祖父母に証明しなければならないと考えました」

 ポーランドを後にして、ファビァンさんはドイツに行きました。「それまでに違法な手段で得たお金は、一円も私のものではないと思うので、受け取りませんでした。ホテルに泊まるお金がない私は道端で寝て、簡単な食べ物で腹ごしらえをしていました」。どうやって活路を見出せるかと考え続けていた時、ファビァンさんは酒場で1人の老人と出会いました。

 「彼は、鍵の紛失や盗難の解決を専門とする小さな会社をフランクフルトに持っていて、ベルリンにも同じような会社を作る予定だと話し、私は多くの専門的なマーケティング手法を彼と分かち合いました。そこで、彼は『あなたは私のスタッフだ!』と言ってくれました」

 ファビァンさんの協力により、会社は顧客数も収益も倍増し、飛躍的な発展を遂げました。彼自身も財産を築き、会社の責任者として抜擢され、祖父母にたくさんの気に入るプレゼントを贈りました。しかし、2016年、1本の電話が爆弾のようにファビァンさんの世界を砕きました。

 「スペインを旅行していたとき、電話の向こうで泣いている祖母から、祖父が亡くなったという連絡を受けました。青天の霹靂のような訃報による悲しみの中で、『私って一体誰だろうか?』、『これからはどうなるのか?』、『私には何ができるのか?』、『世界って本当にこんなものか?』、『お金を稼ぎ続けなければならないのか?』と考えるようになりました」

 「徐々に、お金が一番大切なものではないと思うようになりました。なぜなら、時間は買えないし、祖父を生き返らせることもないからです。周りの人達と一緒にいても面白くなく、人生がつまらないと感じました。悲しみにずっと浸っていた私は、歩行中にバスが見えた時、『轢かれて死ぬのも悪くない』と思ったこともありました」

 新しい生命を与えられる

 自分の考えが危険だと感じたファビァンさんは、残り僅かな正気を振り絞って、ネット上でこのようなメッセージを残し、助けを求めました。「皆さん、お金を稼いだ後は幸せを感じましたか? 人生で本当の幸せを手に入れるにはどうすればいいですか?」。まもなく、ファビァンさんには多くの返信が届きました。少数の人は彼を嘲笑し、あざけりましたが、大多数の人はたくさんの良い本を彼に勧めました。

 ファビァンさんは、ネットユーザーたちから提案されたタイトルを注意深く目を通しました。「20冊ほどの良書を教えてもらいました。キリスト教やイスラム教、佛教、そして孔子に関するものがあって、『轉法輪』もありました。私は教えられた順に本を買い読みました。15冊目の『轉法輪』の表紙を開いて『論語』を見た瞬間に、『探していたのはこれだ!』と思いました」

 本の中の天機から知恵を授かり、急に視界が開けたと感じた彼は真面目に本を読み始め、読む度に異なる次元での体得や収穫があることに気づきました。「ときには、師父がおっしゃる法理は、長い時間考えさせられました。また、1回目に理解できなかった部分は、2回目に読んだときには全く違う理解になっていることもあって、とても面白かったです」

'图1:法比(Fabian)表示如果没有《转法轮》,他今天已不在世上了。'

『轉法輪』がなければ、今の私はこの世にいないでしょう

 金銭欲の中に人生の価値を見出そうとしていたファビァンさんは、祖父の訃報を受けて生きる意欲を失いかけていました。法輪大法は彼に宇宙の真理を説き、明るい未来を開かせてくれました。

 「かつての私は、大きな石を抱えて歩いているような感じで、歩くのも息をするのもつらくて、生きることに意味を見出せず、目の前の世界は真っ暗でした。しかし、第1講から第4講まで読んだとき、この重い体がなくなって、自分は空を飛んでいるような軽やかさを感じました。私の人生に明るい灯が点されたかのように、世界が一気に明るくなってきました。私の体も大きく変わりました。以前は頭痛や鼻血が出て、病院に通い、たくさんの薬も飲まなければなりませんでしたが、今はまったく必要ではなくなりました」

 同じ景色、同じ人、同じ事物がある生活ですが、ファビァンさんにとって真新しい意味が持たらされました。「もう二度と途方に暮れることはなく、『真・善・忍』の基準に従えば、どんなに困難なことも解決策が必ずあると思いました。『轉法輪』がなければ、今の私はこの世にいないでしょう」

 心が乱れ茫然として、何のために生まれてきたか分からなかった過去の自堕落な歳月は、一昔前のようになりました。修煉後のファビァンさんはより誠実で毅然とした、優しい人になりました。

 衆生を救う緊迫性に気づく

 2017年3月、ファビァンさんは感謝の気持ちを胸に中国にやってきました。「『轉法輪』という本がとても良くて、師父が中国人なので、ぜひ中国に行ってみたいと思いました。しかし、北京に来てみると、至るところに共産党の広告や宣伝文句があって、愕然としました。急いで北京を離れて広州に来て、現地の人に法輪功についての考えを聞いてみたところ、皆は恐怖に満ちた顔を見せました。その時やっと、ネット封鎖を破って明慧ネットを閲覧し、師父の他の経文を読み、中共による法輪功への残酷な迫害を知ることになりました」

 ドイツに戻ったファビァンさんは、もっと多くの人に真実を知ってもらいたいと考えました。「迫害の事実を知ってから、私は積極的に法輪大法が良いものであることを伝え始めました。毎日、私は観光スポットで坐禅や煉功を行い、多くの真相資料を配布し、同修たちと一緒にドイツ政府関係者に真相を伝え、支持を得ました。ある日、私は同修に『今やっていることはとても重要なことなのに、なぜ新人の私を参加させてくれたのですか?  私が共産党員であることを心配しませんでしたか?』と聞きました。 同修は、『心配しませんでした。あなたが共産党員であれば、ぜひ助けてあげたいです』と言ってくれました。それを聞いた私は感動し、人を救うことの緊迫性と重要性をもっと感じるようになりました」

'图2:法比(Fabian)正在炼法轮功第五套<span class='voca' kid='86'>功法</span>。'

第5式の功法を煉るファビァンさん

 より多くの社員に大法のことを知ってもらうために、ファビァンさんはオフィスで煉功を始め、同時に、会社の業務内容が道徳に反していることにも気付き始めました。「顧客が緊急事態に追い込まれて開錠を頼んできたのに、私たちは状況を利用して多額な値段を提示するだけでなく、開錠の過程で社員に鍵を壊させ、顧客がより多くの機器を購入し、より多くのお金を支払うように仕向けていました。この行為が不道徳であることを社員たちに認識させようとしましたが、彼らは今までのやり方で良い給料をもらえるため、理解できず受け入れようともしませんでした。その後、社員たちはドイツ政府に対し、私が『お金を稼ぐことを妨害する気のくるった社長だ』と訴えました。裁判所から、『精神に問題がある』との判決が下されました」

 良心に背いて仕事をすることができず、社員に理解してもらうのも難しいと感じたファビァンさんは進退窮まる苦痛に陥った中で、大法だけがすべてを解決できると考えました。「その間、私は毎日同修たちと一緒に、公園で学法や煉功をしたり、真相資料を配ったりして、いろんなことをしました。そしてある朝、突然何をすべきかが分かりました。私は会社のパソコンや鍵、重要な資料などをパートナーに渡し、彼や社員たちに明るい未来があるように祈りつつ、別れを告げました」

 名利を求める心を放下し、長年経営してきた会社から去った後、ファビァンさんは正しい選択をしたと感じ、ホッとしてリラックスした気持ちになりました。

 2018年5月のある日、ミュンヘンで中国人観光客に真相を伝えていたファビァンさんは、1本の電話を受けました。「友人から祖母が危篤で入院していると聞きました。病院に向かう途中に祖母が亡くなり、別れを告げることもできませんでした。悲しかったですが、1日で気を取り直しました。私の心には大法があり、多くの道理も分かってきたので、祖母には良い落ち着き先があると確信していたからです」

 2020年、27歳のファビァンさんはポルトガルとドイツに会社を持ち、台湾での事業展開も計画していました。同時に、彼は長い間会っていなかった両親や、腹違いの兄弟姉妹たちと連絡を取り始めました。「真・善・忍」を実践してきたファビァンさんには、もう恨む気持ちがまったくなくなっていました。ファビァンさんにとって、すべての世人が自分の家族であり、皆に「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」を伝えていきたいと言います。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/2/23/401587.html)
 
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