発正念の基点は私のためであるか、他人のためであるか
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文/中国河北省の大法弟子 李慧

 【明慧日本2021年7月24日】現在、修煉の深化に伴い、同修たちは法に対する理解を深めています。 今日、師父の説法のいくつかの箇所を思い出し、現在の社会状況に対し、私も少し新しい理解ができました。これを書き上げて同修と切磋し、不適切な点がありましたら、ぜひご意見をお寄せください。

 師父が教えてくださいました。「さらに皆さんに教えますと、実際には、皆さんの以前の本性は、自らのため、私のためを根本としたものだったのですが、今後、何かをするときには、まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです。それゆえに皆さんは、今後何かを行ない、何かを口にするときにも、ほかの人のため、ひいては後世の人のために考えなければなりません! 大法が永遠に変らないようにするために考えなければならないのです!」[1] 。「日頃いつも慈悲の心を保ち、善をもって人に接し、何かをする時にはいつも他人のことを考え、問題が起きた時はいつも他人がそれに耐えられるかどうか、他人を傷つけることはないかを考えていれば、何の問題も起こりません」[2] 

 「私たちは旧勢力そのものが現れたこと、それらが按排した全てまで否定しており、旧勢力の存在自体を認めていないのです。私たちは根本から旧勢力の全てを否定しています。旧勢力を否定し排除する中で皆さんが行った全てこそ、威徳あるものです。それらが作った魔難の中で修煉するのではなく、それらを認めない中で自らの道を正しく歩むのであって、旧勢力そのものによってもたらされた魔難の現れを消滅することさえ認めないのです。(拍手)この角度から見れば、私たちが直面しているのは旧勢力を全般的に否定するということです。旧勢力の瀕死のあがきを私と大法弟子はまったく認めないのです」[3] 

  「師: わたしは、やはりもう少し待ってみたいと思います。人類を破壊するさらにミクロ的な物質をきれいに片づけてから、その後、どうなるかを見て決めたいと思うのです。彼らはなんといっても法を得に来ているのです」[4] 

    これらの法理の前で、現在正法の進みの中で同修が遭遇している「ドア行動」、いわゆる「ゼロ行動」の中に邪党が5G、ビッグデータ、各種の監視装置、携帯電話、インターネット、テレビなどで大法への攻撃をされるなどの状況下で、三つのことを行うのにかなり後退している同修、真相伝えが好きではなくなった同修、法輪功の紹介資料を配って人を救うのが好きではなくなった同修、学法グループを解散してしまう同修がいます。

   現在、私たちの地域では、「ノック行動」が行われていて、20日の間に2回ノックされたり、それほど長くない間に3回ノックされたりすることが一般的にあります。 これらの問題に直面して困惑している同修、仕方がないと感じている同修、外に向けて探す同修、妥協した同修、サインした同修、家族にサインを代行された同修、協力しない同修、真相を話し続けている同修、恐怖心が生じた同修、学法拠点(煉功点)をやめた同修、三つのことを怠けてしまう同修などがいて・・・・・・様々な心が映し出されています。

   内に向けて探す基点は自分の利己心を探すためにあるので、自分にはまだどんな人心があるか、或いはまだ気付いていない執着があるのかを考えていません。また、衆生を大法の反対側に立たせ行動させ、それによって衆生は救われず、衆生済度することを妨害しました。

   このような状況の中で、宇宙の末法時期に私たち大法弟子は、三つのことをしっかりと行い法理に対して、特に発正念に対して、考え方を変えてはいけないのではないかと思います。そして、私が悟ったことは、「私たちは全ての問題において、後天で形成された全ての自我を掘り起こし、利己のための様々な人心を放下し、取り除かなければなりません。一つ一つの事において自分の考えと行いは、衆生を大法の反対側に置き、衆生を利用した後消滅する旧勢力を、まだ認めているかどうかを考えなければなりません。私たちは旧勢力の参与を完全に否定して終わらせ、衆生に対する深い慈悲の心が持てれば、本当に師に手伝ってより多くの人々を救うことができます。

   大法弟子を含むすべての衆生はみな師父の親族であるため、すべて師父の管理下にあり、旧勢力に属するものではありません。衆生は宇宙の大法の前では常に間違いがありますが、私たちは大法の中で規正できるので、無条件で旧勢力を全面的に否定し、旧勢力のすべての按排を終了させなければいけません。旧勢力は衆生を大法に対抗させたことから現れたさまざまな魔難を、「ゼロ行動」も含めて完全に解体させなければなりません。また監視施設に社会の中の悪人や悪事を集中させ、衆生の背後にあるいかなる要因をもコントロールしたり、干渉されることなく迫害の真実を理解し、自分の明るい未来を選択できるようにします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「佛性に漏れなし」
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇四年シカゴ法会での説法」
 [4] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「時間との対話」 

 【編集者注:この文章は筆者の現時点での個人的な認識を代表しているものであり、同修の皆さんと切磋琢磨し、「比して学び比して修す」ためのものです】

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/4/426529.html)
 
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