中東の女性:私の困惑と迷いを大法が解いて下さった
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 【明慧日本2021年8月21日】およそ18年前、私は奇跡的に法輪大法と出会いました。当時は心身ともに苦しい時期でしたが、大法のおかげで様々な困難を乗り越えることができました。私は、人生の本当の意味とは何かについて、法輪功の教えを学ぶことで、どう答えを見出してきたのかについて皆さんと分かち合いたいと思います。

 私が大法を修煉する数か月前、中国共産党(以下、中共)は既に法輪功への迫害を始めていました。私は大法に対する認識が浅かったため、中共にでっち上げられた情報操作によって、法輪功とは政治的な団体だと思い込みました。私は政治に関わりたくないと思っていたのですが、法輪功への理解を深めるにつれ、その認識が間違っていたことに気づきました。法輪功学習者たちに政治的な目的は全くなく、政治活動には一切参加しません。迫害されているにも関わらず、彼らはいかなる政治的手段による抗議も行わず、ただひたすら虚言に騙された人たちを救いたい一心で活動していると分かりました。

 法輪功を知るまでの私は、多くの人たちと同じように様々な困難に直面し、矛盾と困惑の渦に巻き込まれていました。私は小さい時から読書が好きでしたので、たくさんの書物を読んでそれらの問題を解決する答えを探そうとしてきました。心理学をも学び、様々なアプローチを試しました。自然の中で音楽を聴くことで、社会の汚染を避けようともしました。時には著名な偉人の言動と、自分のそれとを照らし合わせて改善しようともしました。

 私には、達成したい目標がありました。少しでも達成すれば、その時の満足感で、問題の答えを探す動機だった不安が和らぎました。しかし課題が大きくなって目標が達成できなかったり、または周りの人からの協力が得られず失敗する時もあります。そして社会で生きるために戦うことは、実に醜いと感じました。まさしく師父がおしゃっているように「わたしに言わせれば、現在の人間は、物事の善し悪しの分別もつかなくなっています。それは悪いことですよと注意しても、信じようとしない人がいます。人間の道徳水準まで変わってしまったため、一部の人は利益に目がくらみ、金さえ手に入れることができれば、どんなことでもやってしまいます。「自分のために計らぬ者は、天地の罰を受ける」という言葉が、すでに座右の銘となってしまったのです!」[1]

 不適切な行為に直面し、私の前進を妨げた人を目にすると、憎んだり悲しんだりしました。私は失望して未来を恐れ、多くの場合、不公平だと感じました。自分がどんなに良いとしても周りの人が良くないのだから、周りの人を変えることで良い環境にしなければと思いました。

 私が大学を卒業して病院の看護師になると、私の疑問は強くなりました。病院では違った角度で命を体験することになります。瀕死の患者または重症患者を看護すると大抵の場合、なぜ彼らはこのような運命なのだろうと思う一方、自分が同じ運命になることを大変恐れていました。また、患者たちを助けることができない自分を空しく感じました。

 年配の方から聞いた話ですが、この世は因果応報であり、過去の債務を返済するためにある場所だいうことでした。しかし私はこれについて深く理解することができませんでした。多くの人が許しがたい罪を犯しながらも一切報いに会っていないことを見てきたからです。しかも多くの罪のない人が、肉体的または精神的な苦痛に悩まされています。なぜ人の運命は、これほどまでに違うのだろうかとずっと疑問でした。

 私は昔、長く白いひげのある隠居した老人に出会ったことがあります。この老人は若い時から世俗のすべてを捨てて森に入り、毎日創造主に祈りを捧げ、命がある限りすべての時間を神様にささげたいと言っていました。しかしこの老人は、胃癌で大手術に直面することになったのです。なぜこのようになったのでしょうか。また、生まれながらに疾患を伴う新生児を見て、まだ罪を犯していない彼らが、なぜこのような目にあうのでしょうかと心の中で神様に問いかけました。

 世界中で起きている戦争、洪水、地震などの悲劇を目の当たりにすると、もし神様が慈悲深いならば、なぜこのようなことをお許しになるのだろうかとも考えました。私が見たところ、罪のある人と罪のない人のいずれもが被害者になっているのです。神様は正義と分かっていましたが、世界で何が起こっているのか理解できません。私が目にし、体験してきたことに正義があるとは思えなかったからです。

 しかし法輪大法を学び、特に宇宙の特性の内容を勉強するにつれ、私がそれまでに抱えてきたすべての悩みと困惑が徐々に解かれていきました。私は生命の本当の意味に対する答えを見つけました。最も重要なのは、私が創世の秘密を知り、より高い次元の善悪の判断の基準を知り、より高い道徳基準を知ったことです。明確で、困惑のない人生を送れるようになったのです。

 師父は、こう説かれています。「人間は物質的な身体を持っていますが、物質的な身体だけでは完全な人間を構成することができません。人間としての気質や性格、特性、元神を持って、はじめて完全な、独立した、自我の個性を持った人間になれます。われわれの宇宙も同じで、銀河系があり、他の恒星系があり、生命や水もありますが、この宇宙にある万事万物は、物質的存在の一面です。それと同時に、真・善・忍の特性も存在しています。あらゆる物質の微粒子の中に、このような特性が含まれており、きわめて小さい微粒子の中にさえ、このような特性が含まれています。」「人類の道徳基準がどんなに変わろうとも、この宇宙の特性は変わることはなく、それが良い人と悪い人を量る唯一の基準です。」[1]

 大法を学ぶことで、私の目の前に偉大な道が開かれていきました。大法の原則である真・善・忍に従って行動し、宇宙の特性への理解をさらに深めることができました。

 人類の世界は、うつつと幻に満ちた場所です。人々は物質的な生活を追求していますが、奥深くの魂が求めているのは本当の家です。自分の家に帰ることこそが本当の自分の望みです。命の真諦を理解し、目標を明確に設定できた人は孤独ではありません。彼らはすでに修煉の道を歩んでいるからです。

 私は、法輪大法の創始者である李洪志先生に心から感謝しています。先生は、私が修煉する過程で、幾度となく助けてくださいました。特に先生が仰ったように自分のうちに向けて探して問題を見つけ、それを解決することですべての外在する問題を解決できると分かりました。私は、もう人のことを指摘したり、人のせいにしたり、そして不公平を感じることもありません。ストレスなく生活できるようになったのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/8/16/372522.html)
 
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