天津市の宋文双さん 警官に殴られ指紋を取られる
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 【明慧日本2021年8月23日】(天津市=明慧記者)天津工程職業学院の教師である、法輪功学習者・宋文双さん(52)は、2021年6月8日、職場から濱海派出所に連行された後、警官らに腕を掴まれて「署名」と「拇印」を強要されるなどの暴行を受けた。

 宋さんは、法輪大法を学び「真・善・忍」に基づいて良い人を目指していた。6月8日午前9時40分頃、宋さんはオフィスで仕事をしている最中、濱海新区(大港油田)公安局の濱海派出所の警官6、7人および、北区住民委員会主任・劉静らが、工程職業技術学院に到着した。

 勤務先の同意を得て、5人の警官らが有無を言わせずに仕事中の宋さんを3階から引っ張り出し、車に押し込んで濱海派出所まで連行した。

 濱海派出所で、宋さんは質問に答えることや、法輪功を放棄する書類に署名と拇印を押すことを拒否したところ、5、6人の警官が署名と指紋を強的的に押そうとした。

强行按手印

手を掴んで無理やり指紋を押す

 宋さんが壁際の椅子に座っていたため、1人の警官が宋さんの右肩と右腕を押し付け、副所長・孫暁亮は宋さんの指を開いて指紋を取ろうとした。

 その時、警官・崔辰が外から入ってきて、宋さんの顔を連続して殴ったため、宋さんは気絶しそうになった。宋さんが大声で崔の警察番号を読み上げたとき、崔はようやく悪事をやめた。

 混乱の中、誰かが前に出てきて宋さんの手を掴んで指紋を取った。その後、警官はビデオの撮影をした。

 副所長・孫暁亮は他の人に指示し、法輪功師父を中傷する資料を印刷させ、宋さんにその紙に拇印を押させようとしたが、宋さんはそれを取って捨てた。

 別の警官がまた印刷した紙を持って来たが、宋さんは再び取って捨てた。宋さんは「私は罪を犯していないのに、なぜこのような扱いをするのですか?」と聞いたところ、孫暁亮は「共産党を代表して、こうしなければならない」と答え「この人たちは皆自分の言いなりにしてくれる」と明言した。

 午後12時30分頃、警官は宋さんの勤務先の主任・孫建東に「宋文双を家に送ってほしい」と伝えた。

 翌日、勤務先の責任者・王志紅は、宋さんに出勤停止処分を下し、給料から一定の金額を差し引き、きちんと反省するように伝えた。その後、孫建東の親族が急死したことで人員不足になったため、宋さんは通常通り出勤し、処分のことを誰も言わなくなった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/15/429597.html)
 
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