法輪功は、クアラルンプールの街にある独特な風景
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 【明慧日本2021年9月11日】マレーシア首都のクアラルンプールにあるヤロウ街では、2021年8月12日から、一つの独特な風景が現れている。それは、法輪功学習者(以下、学習者)が設置した法輪功迫害についてのパネル資料と学習者たちの集団煉功の姿だった。毎日、多くの通行人はそれに惹きつけられ、真相を聞いている。

'图1:法轮功学员在马来西亚吉隆坡的亚罗街人行道上设立的真相点。'

学習者達のマレーシアの首都クアラルンプールのヤロウ街での活動拠点

 大法と縁を結び、人生価値を啓発 

 この活動拠点を設けたのは学習者の謝さんである。謝さんは以前、外国企業の上海分社に駐在する高級管理者であり、毎日、豊かな生活を送っていた。その時の彼はそれが当たり前の生活だと思っていた。しかし、彼がそう思えなくなったのは、友達の保証人となり、巨大な債務を負ってしまったからである。生活レベルは一気に闇が満ちている谷底まで落ちたかのように格差が大きく、逃げ道がない彼に自殺の念が生まれてきた。

 どうすることもできない窮地に陥っている時、謝さんの妻は妹からの紹介で、半年前から法輪功を修煉していて、妻の変化を見て彼も、『轉法輪』を読み始めた。それ以後、彼は修練の道を歩み始め、13年以来ずっと「真・善・忍」という真理に溶け込み、勤勉で誠実な人になった。謝さんは「自分の物であれば失う訳が無い。以前、失ったものは現在はすべて持つようになりました。債務も続々と減り返済は終わりました」と話した。

 修煉前の人生観と生活態度を比べたら、今の生活は自由自在であり、世の人に真相を知らせ、中国共産党という悪魔から離れるよう、慈悲なる善と情熱が生まれてきた。謝さんは「李洪志先生がこの素晴らしい大法を世に伝え出されて本当に感謝します。この13年を振り返って見れば、物質的には何も失っておらず、修煉は精神上において多くの恩恵を受け、人生の意義と生命の意義を教えてくださいました」と言った。

 法輪功迫害の実態は人々の心に触れた

 2009年9月10日、謝さんは仕事の関係で台湾に赴任した。9年間の内、月曜日から金曜日まで毎日仕事が終わるとすぐに、台北の101超高層ビルで真相資料を配り、各地からの観光客に法輪功迫害の実態を伝えた。また毎週末の土曜日と日曜日の午後は、国立国父紀念館前で法輪功迫害の実態を伝え、日々休むことなく続けた。

 台北での9年間、謝さんは人気の観光地で観光客に対面して真相を伝えることの大切さと効果の良さを深く感じた。2018年、マレーシアに戻った謝さんは、台湾の学習者に頼んで、パネル資料の全セットを作って送ってもらった。パネル資料が到着した当日の夜、謝さんは観光客が多いヤロウ街に行き、パネル資料を設置した。それ以後、謝さんは毎日世界各地からの観光客に真相資料を配布している。各国からの観光客に真相を伝えるために、資料は英語、中国語、マレーシア語、韓国語で翻訳されている。

'图2~4:游客驻足看展板、听真相。'

パネル資料を読んだり、法輪功迫害について聴いたりする観光客

'图5~6:游客明白真相,与法轮功学员合照,表达了对法轮大法的支持。'

真相を理解した観光客は、学習者と記念写真を撮り法輪功を支持した

'图7~8:游客向学员学炼五套<span class='voca' kid='86'>功法</span>。'

観光客が第五式の功法を学んでいる

 毎日、真相を聴き、理解した人々は、法輪功を声援するために迫害停止のための陳情書に署名をする人が増えていった。学習者達は、活動拠点で五式の功法を実演し、和やかな煉功音楽に伴い、緩やかで、ゆっくりとした、まろやかな功法は観光客を惹きつけており、常に、その場で興味を持ち、学習者に従って煉功してみる観光客や、通行人がいた。

 市民が真相を伝えることを手伝う

'图9:索马里人(左)主动用阿拉伯语帮忙讲真相,明白真相的游客在制止迫害的征签表上签名 。'

ソマリア人(左)はアラビア語で真相を伝え、理解した観光客は署名

 ある日、1人のソマリアの若者は「謝さん、パネルの説明文は英語、中国語、マレーシア語、韓国語があり、なぜアラビア語がないのでしょうか? 中東から来た人はアラビア人が多いでしょう」と謝さんに聞き、謝さんは「アラビア語が分からないからです」と答えた。そして、「よかったら一つのパネルを選んでもらって私が翻訳します」と若者が言った。このソマリア人は中国の広東でビジネスをしており、マレーシアで中国の入国許可を持っていて、ヤロウ街の旅館に住んでいる。毎晩、彼はパネルの片付けを手伝ったり、交流したりして、すっかり友達になった。このソマリア人は多くの真相を理解した。アラビア語の翻訳文をもらった後、謝さんは他の人にチェックしてもらい、問題がないと確認できたので、一緒に設置にした。

 真相を理解したソマリア人が謝さんに「あなたのやっていることは本当に素晴らしいです。意義が深いです。世の人は必ず真相を知る必要があります」と言った。彼は毎晩、学習者の活動拠点に来て、法輪功迫害についての資料を人々に配布し、アラビア語で真相を伝えている。多くの人はとても興味深く真相を聞き、さらに中共による生体臓器狩りを阻止するための陳情書に署名した。

 イギリス観光客:迫害を必ず終焉させるように

 2019年の元旦が過ぎてしばらくした後、20代の女性のイギリス観光客はパネル資料の内容に惹き付けられ、長い間見ていた。謝さんが挨拶すると、その女性は目をキラキラさせて、生体臓器狩りのパネルを指しながら、謝さんに「これは私が2日前に夢で見たものです。ここで本物を見てびっくりしました。2日前に新年の祈祷をしたり、願いごとをしました。中共による法輪功への迫害を必ず終焉させるようにします。帰って中共の生体臓器刈りのことをすべての友達に伝えます。迫害を必ず止めます」と言った。

 真相を聞いたことがあるこのイギリスの女性は携帯電話を開いて、保存した真相のスクリーンショットと願ったことを書き込んだ内容を謝さんに見せた。彼女はその場でもっと多く情報を聞き、多くチラシを受け取り、「この迫害を必ず終わらせなければなりません」と強調した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/24/429936.html)
 
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