心理的障壁を打ち破り、自分で真相資料を作る
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年9月18日】私はパソコンに疎く、教育レベルも低いため、20年間の修煉の中で、常に他の同修から真相資料を入手してきました。私たちの周りには大学を卒業した同修もいますが、彼らもパソコンにシステムを設置できないので、みんな他の地域の同修に助けを求めています。そのため、パソコンを暗号化することも、真相資料をレイアウトし印刷することも、メールで明慧ネットに投稿することも、すべてはハイレベルな技術的なことなので、自分とは関係ないという考えを持っていました。

 しかし、2019年以降、さまざまな理由から、自分のこの認識を変えるだけでなく、それを実行することを余儀なくされています。それはなぜでしょう?

 1. 毎回、学法グループに行き、手に入れた真相資料ですが、内容が不完全であったり、車を運転しない私たちにとって、携帯や配布しにくいような大きさのものもあります。資料を作った同修に意見を言いましたが、受け入れてもらえず、彼女とコミュニケーションをとるのも大変でした。手に入った資料が私の要求を満たしていないので、不満を感じることがよくありました。

 2. 中共ウィルス(武漢肺炎)の発生や、都市・道路・団地の閉鎖により、真相資料を手に入れることが不便になってきました。私の家は学法する場所から2区離れているので、道のりが遠くて、何らかの理由で通行止めになった場合や、またコミュニティが閉鎖したなどの理由で、すぐに、真相資料が手に入らなくなってしまいます。

 そこで、もう待っていられない、頼っていられないと、自分で真相資料を作ることを思いついたのです。

 3. システムを設置できる同修の中には、誘拐されたり、病業で亡くなった人もいました。私の周りにはもうシステムを設置できる人がいないので、資料を作れる同修は私一人しかいません。「パソコンのシステムの作り方を知っている人がいたら、合わせてコピーのやり方やワードの使い方も教えてください」と、他の学法グループの同修に助けを求めましたが、誰も反応しませんでした。

 どうすればいいの? 凄く悩みました。ただ、悩んでいても仕方がない、自分に頼るしかないと思っていました。

 私はまた、システムを行う技術を他の地域の同修に求めました。同修は私にパソコンシステムを作る方法についてのテキストチュートリアルをくれました。しかし、実際に見てみると、まるで天書のようで、唖然としました。非常によく使われるフレーズも、意味がわかりません。突然、システムを設置されていないパソコンを持っているからこそ、簡単なフリードアを使って壁を越えることができることを思い出しました。

 ある文庫ライブラリにも詳しいチュートリアルがあって、なかにはイラストが非常に細かく描かれていました。最初はまったく分かりませんでした。同修が教えてくれたチュートリアルや、文庫で見つけた技術的な説明やチュートリアルを使って、何度も何度も自分のパソコンで試してみました。時にはフリーズしてしまうと、それ以上押せなくなり、電源を切って最初からやり直すしかありませんでした。

 丸一週間、寝食は別として、ただパソコンに向き合っていると何度も何度もクリックしていくうちに、最後にやっとできました。「どうやって作ったの?」と自問自答してみても、それは自分でもわからないのです。しかし、私を助け、私に知恵をくださったのは、師父であることを知っています。私自身、この1週間の過酷な作業を通して、多くのパソコンの知識を得たと感じています。

 自分でこれらのことを作った後、さらに自力で2回やりましたが、どちらもあまり簡単ではありませんでした。しかし毎回、前回より少しずつ楽になりました。 今年は、同修が「ツールボックス」を発明したようですが、こちらの方がもっと設置やすいかもしれません。パソコンとコピー機の接続についても、接続ソフトをパソコンにインストールし、システムを導入した経験のおかげで、すぐに設置が完了しました。私はダウンロードやコピーについて何も知らなかったので、ネットで情報を調べ、実際にやってみて、さらに何度も操作を繰り返し、それらのチュートリアル(教育の手法の一つ)が実際に何を意味するのかを少しずつ理解していきました。

 これらを学んでからは、地元の状況に合った真相資料を明慧サイトからダウンロードできるようになりました。内容に不備があれば、さらに真相内容を1つ、2つと選んでまとめていきます。例えば、「明慧週報」と「明慧ファックス」(興味を引くことができる時事ニュースだが、真相内容が不完全)にリーフレットの「縁がある方への手紙」を加えて、それぞれ小部数と大部数で作られたパンフレットをさまざまな場所に簡単に置くことができます。

 このとき、制約を受けずに真相資料を作れることが本当に良かったと思います。これらの機械は一緒になって、孫悟空の如意金箍棒(にょいきんこぼう)となり、私の望む通りに、真実を伝えるために使われるようになりました。この出来事に励まされたことで、パソコンを学ぶのは無理だと思っていた壁が破られ、他にも多くのネットスキルを身につけて、師父の法を正すお手伝いをする道に翼をつけてくれました。

 私はこの出来事に深く感慨しました。もっと早く学んでおけばよかったと後悔していますし「こんな技術は身につかない」という考えに邪魔されていました。その結果、多くの大事なことが遅れることになり、自分の人を救う力と効果が損なわれました。

 現在、中国本土では疫病が流行っており、流行の深刻さから都市や道路、地域がいつ閉鎖されるかわからない状況にあるため、他の同修からの資料提供を期待し続けることはできません。また、私のように人を頼って、助けを待っていた同修には「パソコンの使い方がわからない」「年寄りだから」ということを理由にせず、常に他の同修に助けを求めること、「自分ではこれらのことはできない」という考えに邪魔されないように、心からアドバイスしたいです。

 必ずしもパソコンシステムの知識を求めているわけではありませんが、自分のパソコンやノートパソコンを使って明慧のウェブサイトにアクセスできるように努力してください。明慧のサイトで読みたい記事や真相資料、大法の書籍や大法の音楽を検索することを覚え、大紀元のサイトで「三退」声明を投稿することを覚えましょう。

 技術的なチュートリアルや知識など、必要なものをネットで見つける方法を学ぶなど、条件がある同修は個人の家庭資料拠点を設置することもできます。気持ちさえあれば、私のように独学で苦労する必要はなく、同修の指導を受ければすぐに身につきます。家族の中に若い人がいれば、もっと容易に指導や手助けを求めやすくなります。

 以上、自分の修煉体験でした。同修に慈悲なるご指摘をお願いいたします。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/8/430532.html)
 
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