【明慧日本2021年10月26日】私は1998年に法輪大法の修煉を始め、今年76歳になりました。子供の頃、学校での勉強は4年間しか学べませんでしたが、大法を修煉してからは、大法の本をすべて読み通すことが出来ました。私は、法を学ぶときに頭が冴えず、煉功するときにも入静できず、悟りが悪く、心性もコントロールできなくて、とても不安になった時期がありました。その後、「明慧週刊」に掲載されている同修が書いた交流記事を読むと、法を暗記すれば状態が良くなることを知りました。それ以来、私は法を暗記するようになり「轉法輪」を一回暗記した後は、確かに状態が改善されました。法を学ぶと頭がすっきりして、煉功の時も入静できました。
中国共産党(以下、中共)が法輪功を迫害し始めた頃、私は主にチラシの配布やパンフレットを届けたり、ステッカーを貼ったりしていました。2008年以降は、人々に直接、法輪功迫害の実態を伝え、パンフレットや真相CDを手渡しで届けました。私が迫害の実態を伝え始めた頃は、人が多いところで話すのが怖くて、人が少ない場所ばかりを探していました。その後、時間が経つにつれ、少しずつ恐怖心が薄れていき、人混みの中でも話せるようになりました。
2010年からは、ある同修と一緒に出かけて、迫害の実態を伝えました。駅にはたくさんの人がいるので、主に駅で真相を語りました。私たちは毎朝7時に真相を伝えるために出かけ、そして午後には学法するのです。とてもハードなスケジュールでした。
私たちは、より多くの人を救うために時間を一刻も無駄にせず、特に師走(陰暦の12月)では、2人とも昼に家には帰らず、場所を見つけて、12時の発正念をして午後2時半まで真相を伝え続けてから家に帰りました。それを師走の2日目から29日目まで続けました。
年間での休みは30日の大晦日と元旦の2日間だけです。旧正月の2日目から、私達は外出し真相を語ることを始め、今に至っています。寒くても暑くても、風が強くても雨が降っていても、人を救うことだけを考えています。
ある日、迫害の実態伝える中で、こんな事に遭遇しました。駅で13歳の男の子に迫害の事実を話していると、タクシーの運転手が「男の子に真相を話すな」と言ってから去っていきました。この男の子はとても良い子で、少年先鋒隊(中共の組織)を退くことを快諾してくれました。私は彼にお守りを一つ渡しました。男の子が去ったあと、また続けて別の人に真相を伝えていました。
しばらくすると、パトカーが止まり、2人の警官が降りてきて、私を車の中に引きずり込みました。タクシーの運転手が私を通報したことがわかりました。派出所に連れて行かれ、警官は「国が法輪功の修煉を認めていないことを知らないのか」と言いました。私は、「法的書類を持ってきてください、どの法律の条文で法輪功の修煉ができないと定められたのですか? 法輪功は14種の邪教に入っていません。(注:中共は本当の邪教です)法輪大法は正法であり、真・善・忍は良いことではないでしょうか?」と言いました。
その時、彼らは610弁公室(法輪功を迫害する組織)の責任者を呼びました。私はその間、彼らに1999年に江沢民が法輪功を迫害したこと、偽りの「天安門焼身自殺」事件について、中共のこれまでの運動がすべて人を迫害することを目的にしていること、江沢民を告訴する運動、または江沢民が臓器狩りという極悪非道な犯罪を犯したこと、そして江沢民を法廷に出して裁かなければならないこと、などの真実を話しました。
その時、610の責任者がやってきました。彼とは以前、関わったことがあるので、私のことを知っていました。彼は、派出所の人たちに何かを言って去っていきました。警官の1人は、「駅で話さないで、どこか別の場所に行って話をしなさい、駅は彼の管轄下にあるのだから」と言いました。
私は「駅にはたくさんの人がいるので、より多くの人を救うために、人が多いところに行って話します。これから、もし誰かが警察に通報してきたら、法輪功に我々は関わらないと言えばいい、自分たちに逃げ道を残して、中共と共に葬られないようにしてください」と言いました。
2人とも真相を理解してくれたので、私は彼らを「三退」させました。帰り際に「『法輪大法は素晴らしい』を、覚えておいてください」と言うと、彼らは嬉しそうに笑っていました。
私は30分ほど派出所にいて、それから出てきて、また駅に戻って真相を話し続けました。警察に通報した若い運転手がまだそこにいるのを見ました。彼は私を見て恥ずかしそうにしていました。私は彼のところに行って、「大丈夫、私はあなたを恨んでいません、あなたが真相をもし理解していたら、訴えろと言われても訴えられないでしょう」と言いました。
私はこの青年に真実を伝え、彼に中共組織の中国共産党、共産主義青年団、少年先鋒隊を退くことを勧めました。彼は、自分が党員であり、軍人時代のとき党に加入していたと言いました。私は「中共組織を辞めることを心に決めた今、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』、このことを覚えておいてください」と言うと、彼は同意してくれました。
私は彼に「今後はこのような悪いことをしないように、私たちが人を救っているのだから、大人であろうと子供であろうと、中共の組織に加入した人は、退かなければ安全が守れません、これこそが神の意志です」と告げました。人が行い、天が見ていて、すべてが天の意志に従って行われます。
彼は感動して、私を「お母さん」と呼び、私の肩に手を置いて、「お母さん、ありがとう、法輪大法は素晴らしい」と言ってくれました。彼は、心の底から真相を理解しました。
私はまだ十分に行っていません。今後もさらに精進し自分を修め、多くの人を救い、自分の誓いを実現し、師父と一緒に帰りたいと思います。