文／中国の新しい大法弟子が口述し、同修が整理
【明慧日本2021年10月28日】私は53歳の女性です。法輪大法を修煉する前の私は、汚染された世界に迷い込み、さまざまな欲望に溺れていました。最終的には、お金を稼ぐために多くの悪いことをしたため、3年間の懲役を言い渡されました。幸いなことに、刑務所の中で法輪大法の修煉者たちに出会い、私の運命を変えてくれました。
一、獄中で大法を学ぶ
私が拘置所に拘禁されていたとき、迫害に対して断食で抗議していた大法の修煉者Aさんに出会いました。
最初、私はAさんの行動がよくわかりませんでした。しかし後になって、彼女が受刑者から様々ないじめや侮辱、強制的な灌食、つねられたり、殴られたりして暴力を受けていても、彼女は、その「まず殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないようにしなければなりません」[1]という原則に基づいて行動していました。
彼女の大法に対する確固たる信念は、私に深い衝撃を与えました。彼女は不公平で残酷な迫害に直面しても、毅然とした態度で平静を保ち、文句も言わず、憎しみも示しませんでした。
「この巨大な力はどこから来るのだろうか？ どのような人生を送ってきたのだろう。彼女の背後にある強い信念は何なのか？」と私は思いました。私は法輪大法に畏敬の念を抱き、私は彼女を信頼し尊敬しました。
その後、私が刑務所に入れられた後、さらに多くの修煉者に会いました。彼らは法輪功迫害の事実を伝え続け、私は次第に大法の偉大さと素晴らしさを理解するようになりました。
やがて私は幸運にも、拘禁されている学習者が、手書きした李洪志師父の新しい経文を手に入れることができました。師父の経文を読んで、大法の価値を理解しました。私は『論語』をはじめとする師父の経文や、『洪吟』の詩などを暗記しました。私は毎日、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」（心からの九文字）を唱えました。この言葉は、私の心と体に大きなエネルギーをもたらしました。
毎日、強制労働を始める前に、『論語』を何度も唱えました。大法の限りない慈悲の心は、あらゆる嫌がらせや過酷な刑務所の環境を乗り越える力となりました。
ある修煉者が刑務所内で書いた法輪功迫害に関する手紙を読んで、中国共産党の邪悪さを実感し、大法が迫害されている事実を知りました。多くの修煉者は命を落とし、その善良な人々の臓器まで摘出されていたのです。信念を持っているというだけで連行され、刑を宣告され、刑務所で大法弟子たちは非人間的な拷問や迫害を受けたことに、私は憤りを感じました。
同時に、大法の修煉者たちの正しい考えと行動を称賛し、彼らの行動は私の心を深く動かしました。そして、出所したときには自分も修煉者の一人であると考えました。
二、三つのことをしっかり行う
2018年に刑務所を出た後、私はすぐに以前刑務所で出会った修煉者に連絡を取り、訪問しました。彼女から法輪大法の五式の功法を学び、大法の本をもらいました。
私は『轉法輪』を何度も読み、師父が出版したすべての本を勉強しました。法を学び続けているうちに、大法の偉大さをますます感じ、大法の広範で深遠な原理を理解し、師父が法を正す時期の慈悲と苦難を理解しました。
法を学び、『明慧週刊』を読むことで、真の大法修煉者であるためには、三つのことをしっかりと行わなければならないことを悟りました。そこで、私は法輪功迫害の事実を人々に伝え、大法に関する資料を配布しました。
最初に、私は『明慧週刊』の記事を読んだとき、「この記事はとてもいいね。それを人々に配り、法輪大法を理解してもらいたい、そして、中国共産党による法輪功学習者への迫害についても知ってもらいたい」と思いました。
私は、法輪大法に関する資料を車のフロントに置いたり、住宅の各部屋のドアに掛けたり、貼ったりしました。時にはショピングセンターの店舗にも届けました。
体調が悪そうな人に会ったら、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」（心からの九文字）を唱えると、とても良い効果があると伝えました。
私は、大法の資料を配布し始めたときや、真実を明らかにしたとき、怖くて、たくさんの否定的で悪い考えを持っていました。そして、「私は何を恐れているのだろうか、私は最も正しいことをしているし、師父の保護を受けているのです。それに、師父はよく私を励まし、啓発してくださいます」と考えました。
法を学んで、より正念を発するようになってから、私の恐怖への執着は徐々に治まっていきました。妨害があったときはいつも内に向かって探しました。内観した後は干渉がなくなり、心性も良くなりました。
大法の資料を配布するとき、「この法輪功迫害に関する資料を手にした衆生が、よく読んで、他の人に伝えてくれることを心から願っています」と考えています。
綺麗に包装された法輪功迫害に関する資料を住人のドアに掛けると、心からの九文字という言葉が真珠のようにキラキラと輝いているのが見えました。また、法輪功迫害に関する資料が住宅地にあったため、黒いマントを着た邪悪な生命は、住宅地への侵入ができないようにしていると、私は天目で見ました。
三、危険との遭遇
法輪功迫害に関する資料を配布していると、何度か危険な目に遭いましたが、師父の保護により危機を脱することができました。
一度、戸別訪問で資料を届け、隣の家に入ろうとした時、隣の家から警官が出てきて、振り返って見るとまた入っていくのを見ました。師父が、その家には警官が住んでいることを教えてくださったのだと思い、入らなかったのです。
また、道を歩いていた男女に大法の資料を渡したときのことです。男性は、「これは習近平（中国のトップ）に頼まれて配ったものですか？ そうでなければ、派出所に送りますよ」と言いました。
女性は携帯電話を取り出して私の写真を撮りながら「これは仏教のものですか？」と聞いていました。
私は「この法輪功迫害に関する資料を読んで理解出来たら、きっと祝福されるでしょう、しかし、私を派出所に連れて行けば、あなた達は悪いことをしたことになり罰せられ、家族にまで影響が及ぶかもしれません」と言いました。彼らはしばらく黙っていましたが、「もう配らないでください」と言って去っていきました。
四、大法の力を実感
私はよく心からの九文字を唱えます。通勤時、仕事中、暇な時によく唱えています。この言葉が血流に乗り、全身がこの言葉で満たされているのを感じます。
異次元の世界でも、心からの九文字が空に大きく浮かび上がったり、上に向かって螺旋状になり、それぞれの文字の周りに蓮の葉がランプのように点在し、ある時は九文字が金色になり、ある時はそれぞれの文字の下に蓮の葉があります。素敵な光景がたくさん見られました。
法輪功迫害に関する資料を配り終えてから家に帰ってくると、葉の上にピンクの蓮の花が咲いていました。時々、別の次元の邪悪な存在が私のグラスの水に汚いものを入れて危害を加えてきますが、私が心からの九文字を唱えると、グラスの底が波のようにひっくり返り始め、悪いものが取り除かれた後、蓮の花が現れ、水が清らかになって飲めるようになりました。
また、ある時は、とても美しい黄色の龍の船が現れ、龍の頭と龍の尾が光を放っていました。龍の目がまばたきして、真ん中の赤い帆には心からの九文字が縦に並んでいました。船の両側には体が透明な銀色の龍が2匹いて、時には銀色の龍が直立したり、空に浮かんだりしていました。信じられないような光景でした。
五、大法を実践する機会を得られたことに感謝
師父は私に新しい人生を与えてくれたのですから、私が怠けるたびに、師父が与えてくださる救いには値しないと思っていました。私は生まれ変わって、本当の自分に戻る道を歩み始めました。
師父が私から数え切れないほどの悪いものを取り除いて、体を清め、業を解消し、かけがえのないものをたくさん与えてくださったことを感じました。修煉の素晴らしさ、大法の偉大さを体験できたことに、心から感謝しています。
私は法を手に入れたのは遅かったのですが、熱心に修煉し、常に自分を磨き、執着を取り除き、大法の素晴らしさを明らかにして、人々の良心を目覚めさせる手助けをしたいと思います。
注：
[1] 李洪志師父の著作：『各地での説法一』「シンガポール佛学会成立式典での説法」
