師父の説法ビデオの第2講を見て弟の天目が開いた
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文/中国の大法弟子

  【明慧日本2025年4月15日】ある朝、3番目の弟から突然電話がかかってきました。「片方の目が見えなくなった。もう一方の目もぼやけてよく見えない。目の診察を受けに行くつもりだ」。彼とはこの20年以上、ほとんど連絡を取っていませんでした。そんな彼からの突然の電話に、私はすぐに思いました。「彼の縁がついに巡ってきました。これは、法輪功について伝える絶好の機会です」

 弟はもともと、中共がいわゆる「次世代幹部」として育成していた幹部の1人でした。彼はかつて国有企業の邪悪な共産党の紀律委員会書記を務めていました。中共が法輪功を弾圧し始めた後、彼自身は直接迫害に加担しなかったものの、私と関係があったため610弁公室の職員に自宅を捜索されたことがありました。それ以来、連座を恐れ、私たち家族とは距離を置くようになりました。

 私が法輪功は良いものだと話そうとしても、彼ははぐらかし、「三退」を勧めても拒否していました。さらには、私たちが母に見せようとした神韻のDVDを、家政婦に命じて破棄させるほどでした。おそらく、その報いを受けたのかもしれません。

 その後、彼は原因不明の病気にかかり、一時は命を落としかけました。さらに、彼の勤めていた国有企業が民営化される際に、国家の財産が不正に私有化したとされました。その影響で彼自身も不当な扱いを受け、長年にわたって労働者の陳情を支援し続けました。こうした事実を目の当たりにするうちに、彼は中共の「偽・悪・闘・欺瞞」の本質をはっきりと理解するようになりました。

 十数年ぶりに再会した弟の姿に、私は言葉を失いました。かつて力強く活力に満ちていた彼は、今やすっかり老け込み、精神的にも衰えていました。肌は灰色がかり、覇気がなく、まるで別人のようでした。しかし、最も私の心を揺さぶったのは彼の目でした。その目には、かつての鋭い光はなく、代わりに深い哀しみと、何かを必死に求めるような切実な想いが宿っていました。私はすぐに悟りました。彼は救いを求めているのです。

 弟が家に戻ると、私はすぐに彼に法輪功について伝え始めました。師父の説法『なぜ人類が存在するのか』、『なぜ衆生を救い済度するのか』を読み上げる動画を流しました。彼は「目がよく見えない」と言いながらも、拒否することはありませんでした。むしろ、静かに画面を見つめ、耳を傾けていました。夜、私たちが坐禅を始めると、私は弟にも勧めました。「一緒に座ってみない?」。彼は少し迷った後、「うん、やってみる」と言いました。彼は足を完全に組むことはできませんでしたが、片足を乗せる組み方で座り、私たちと一緒に1時間静かに坐禅していました。

 数日後、私が静功煉功する際に現れたある状態を話していた時、弟が驚くべきことを打ち明けました。「初めて一緒に坐禅した時、体が完全に静止の状態に入り、動けなくなった。手も足も消えてなくなったように感じた」

 翌日、私は彼に一緒に『轉法輪』を読もうと勧めましたが、彼は「目が見えない」と言いました。そこで私は「では、師父の広州での説法ビデオを見よう」と提案すると、彼は同意しました。師父の説法ビデオ第2講を見終えたとき、彼は驚いた様子で言いました。「たくさんのものが見えるようになった! 他の空間の生命が見える!」。さらに彼は話し続けました。「ある時、空中で神々が演奏していて、しかも、その楽器の中には、人間界には存在しないものもあった。音楽はとても美しく、心に響くものだった」

 師父の説法を数回聞くうちに、弟は「見たい」と思ったものが次々と見えるようになりました。説法の映像を見ている時、彼は驚いたように話しました。「師父は空中に座って説法をしておられ、その周囲には幾重にも重なる生命が聞いている。そして、師父の説法の机の下にある扉から、数えきれないほどの様々な衣装をまとった神々が次々と現れてくるのが見えた」

 ある時、彼は娘の姿を見てみたいと思いました。すると、目の前に現れたのは、純白の大きな鳳凰だったそうです。「もしかすると、娘のある次元での姿なのかもしれない」と彼は話しました。

 また、彼は師父と心の中で対話し、「やはり病院で目の再検査を受けてみたいのですが」と尋ねたそうです。すると、師父は何も言わず、ただ手を軽く振り、弟は「これは、病院に行くことを師父が許可してくださった」と解釈していました。しかし、娘は「違うよ。師父は許可したのではなく、あなたに悟るよう促しているのよ」と言いました。それでも彼は「どちらにせよ、医師との約束だから行くべきだ」と考えました。

 私たちは彼の意思を尊重し、引き止めることはしませんでした。そして、病院から戻った彼は検査結果を教えてくれました。「右目は依然として見えなかった。でも、左目の視力が0.2まで回復していた!」

 彼が師父の説法ビデオを見始めると、病気のない軽やかな体調を感じるようになり、長年の便秘症状もほぼ改善されました。彼の変化を見て、私は驚きました。顔色が赤みを帯び、肌もきめ細かくて柔らかくなり、毎日自撮りした写真を娘に送ると、父親の変化を見た娘は、彼が毎日変わるのを見てとても驚いていました。

 その後、弟も自ら中共の邪悪組織を脱退し、毎日私たちと一緒に師父の説法ビデオを見ており、自分でも師父の録音説法を聞くようになりました。師父の説法ビデオを三回見終わると、彼は帰ることを決めました。彼は、大法を修煉することがすでに後半生の主な追求であり、大法を得るのが遅すぎたかもしれないが、それでも精進して着実に修煉し、師父の弟子になると言っていました。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/4/1/490406.html
 
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