【明慧日本2021年11月16日】大連市の法輪功学習者の劉仁平さん(女性)は今年6月初め、大連湾派出所の副所長・張連柱に、没収された法輪功の書籍の返還を求めた際、連行され拘禁された。家族が問い合わせをしたところ、派出所は「劉仁平さんの訴訟事件はすでに検察庁に送った」と言った。
劉さんは1945年12月15日生まれ、現在、大連市甘井子区陽光新城徳芸園に住み、退職する前は工場の保育所の保育員であった。1998年に法輪功を修煉した後で全身にあった病気はすべてなくなり、体が健康になった。80歳近くなった今でも身体は元気がみなぎり、誰に出会っても笑顔だという。
6月の初め、大連市公安局が警官を送り込み、大連市の法輪功学習者と家族に対する連行、家財の没収を実施した。概算の統計によると、少なくとも30人の法輪功学習者と家族が連行されたという。劉さんはその中の1人である。
6月3日午後7時ごろ、大連湾派出所の副所長・張連柱は男女5、6人の警官が普段着で、関連した手続きを行った。劉さんの前の夫の家まで行って(劉の前の夫は病気を患っているが、娘は仕事で世話をする時間がなく、劉さんは彼に同情し、時間があれば彼の世話をしに行っていた)、劉さんを連行し、法輪功の書籍を押収した。
劉さんが連行された後、彼女の前の夫は張連柱副所長に電話をかけて、自分の体調がよくないので、劉の世話が必要だと言って、劉さんを釈放するように求めた。翌日6月4日午前10時の頃、劉さんは釈放された。
帰って来た当日、劉さんは副所長に電話をかけて法輪功の書籍の返還を求めたが、副所長は「明日来るように」と言った。結局、当日の午後3時頃、派出所の警官らは車で劉さんの前の夫の家に来て劉さんを連行し、拘禁している。その後、劉さんの家(甘井子区陽光新城徳芸園)の家財も押収された。
劉さんの娘は、母親が連行されたことを耳にして、現地の職場から休暇を取って帰り、多くの場所に問い合わせた。派出所は劉さんの案件はすでに検察庁に送ったと言った。劉さんの娘は母を心配し、なぜこのような苦しみを受けなければならないのかと泣き暮れた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)