法輪功は中国では合法である
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年1月4日】私は子供の頃から、法律に従うべきだと思っていました。親や先生に言われたことは、無条件に実行していました。

 1999年、私が36歳のとき、中国共産党が法輪功の弾圧を始めました。このときの混乱は全国的なもので、その規模と長さは文化大革命を超えていました。中国共産党の運動から、私は多くのことが学べました。

 例えば、文化大革命の一つの動きとして、「林彪を批判し、孔子を批判する」というものがありました。当時、私は小学生でしたが、先生が「みんなで寸劇をして自分の立場を示しなさい」と言いました。私は、先生の指示通りに寸劇を演じました。

 その間、両親が職場から持ち帰った『三字経』や『女千字文』などは、運動の対象となっている批判資料でした。私は一目見て気に入り、すべて孔子が書いたものだと思ってかなり暗記しました。 当時、批判の意味が何なのかわからなかったのです。小学校4年生のある日に起きた事件までは……。

 ある日の午後、自由時間があり、体育室の外でクラスメートが何人か遊んでいました。私は笑って、「喧嘩をしてはいけない。『以和為貴』(わをもってとうとしとなす)」と言って笑いました。突然、事務室のドアが開いて、痩せた女性の体育教師が飛び出してきて、「誰が言ったの? 誰がそんなことを言った? それは反革命だ!」と叫んでいました。

 怖くなった他の生徒たちは遊びをやめてしまい、私は何を言っていいのか、何をしていいのかわからなくなってしまいました。幸いなことに、誰も私の告げ口をしなかったのです。それ以来、私は『三字経』や『女千字文』などの本は批判するものであって、勉強するものではないと学んでしまいました。

 中国共産党が法輪功を弾圧し始めたときも、同様のことが起こりました。真・善・忍の原則は、学習者と社会に利益をもたらすものでしたが、中国共産党は学習者を連行し、法輪功の本を破壊していました。実際、私はなぜ中国共産党が法輪功の本を禁止するのか分かりませんでした。もし教えが悪いのであれば、本を読めばわかることではないでしょうか。

 迫害が始まってから22年間、中国共産党は法輪功の信用を落とすためにあらゆる手段を講じてきましたが、すべてが無駄でした。中国共産党が法輪功の本を読むことを禁止しているのは、本を読めば、迫害が無実であることがわかると思っているからです。

 文化大革命は10年で終わり、迫害に参加した多くの人は上層部からスケープゴートにされ処刑されましたが、中国共産党が法輪功を迫害してから22年、その間に数億人の中国人が知らない間に中国共産党から犯罪者の烙印を押されていました。残念ながら、中国共産党に盲目的に従っている人は、他人を傷つけるだけでなく、自分自身も傷つけています。なぜなら、中国のすべての法律において、法輪功は合法であるからです。法輪功の書籍は合法であり、法輪功の真実の資料は合法であり、法輪功の真実を広める法輪功学習者の言葉と行動も合法です。

 一般的な法律に対する人々の理解度は大きく異なります。ほとんどの人が交通法規を知っていますが、自分に直接影響しない他の法律について知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。法輪功の修煉が法的権利であることを多くの人が知るようになれば、弾圧はもう続かないでしょう。

 1人が法を犯しても、法的な手続きを踏めば、その人は裁かれます。1000人が法に違反すれば、彼らもまた責任を負うことになります。法執行機関や司法関係者が法を犯し、金銭的な誘惑で一般市民を煽ると、無法地帯となってしまいます。本当にそのような時には、人が治めなければ天が治めます。つまり、神が介入して事態を収拾することがあります。

 さらに考えてみると、多くの災害は人々の悪事の結果であるかもしれません。法輪功学習者は、人々が伝統的な価値観を受け入れ、罪のない人々を支援し、中国共産党の組織から脱退して、神の祝福を受けたより良い未来のために役立てようとしています。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/24/433966.html)
 
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