衛星アンテナを調整修理する中で自分を修める
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年1月15日】私は迫害により、他の地に流れ着きました。それでも、家族に真相を知ってもらいたくて、衛星アンテナを設置し、夫に「新唐人テレビ見ない?  国内以外の情報を知ることができるよ」と聞きましたが、「お前が迫害されるのが怖いから、だめだ」と断られました。その後、夫が所用で何日間か実家に戻っている間、衛星アンテナを取り付けることにしました。

 同修に工事をお願いして、私の家はマンションの最上階7階にあるため、2時間ほどかかって、ようやく取り付けました。すでに暗くなりましたが、この同修はご飯も食べずに、慌てて次の同修の家に行き、同じく衛星アンテナを取り付ける工事に向かいました。いろいろと手伝ってくれて、ご飯も食べず、水すら飲まなかったこの新唐人テレビの同修に感謝します。また、同修の負担を少しでも減らしたいと思い、私も機械のことを多少勉強しました。

 ある日、同修Aさんに「家の衛星信号が消えた。技術がある同修に連絡したのだけれど、相手はサラリーマンだから、休みまで待たなきゃいけない。あなたはどうやって直すか分かる?  夫は常人ですが、新唐人テレビを見たがっているの。ちょっと見てくれない?」と聞かれたので、Aさんの家に向かいました。

 Aさんは5階に住んでおり、ベランダの手すりもひどく錆びていて、アンテナの調子を見るためには、手すりに完全に寄りかからないといけません。怖くなったものの、正しいことをしていると思い、師父にご加護を求めました。Aさんの夫に「危ないから、気を付けて」と言われ、私は「大丈夫よ、私には師父のご加護があるから」と答え、アンテナの向きや、ねじの状況を確認調整しました。そして、師父のご加持の下、ようやく新唐人テレビの信号を見つけることができました。

 ある日、同修Bさんも衛星信号がなく、新唐人テレビが見れないというので、全体学法の後、Bさんの家に向かいました。良く見ると、アンテナは壁に沿ってくっつけられており、そして、壁には穴が開いているため、風が入り、アンテナを不安定にさせているのです。今後、同修が安心して新唐人テレビを見られるようにするため、私はマンションの下から、砂、砂利、セメントを見つけ水で混ぜて、コンクリートを作りその穴を塞ぎました。その後、Bさんの家の信号が安定しました。

 ある日、同修Cさんも、衛星信号が消え、新唐人テレビが見れなくなり、技術を持っている同修もすぐには時間を作れないというのです。Cさんの家は私の家から遠く離れており、バスに乗って行かなければならず、時間もかかります。面倒だと思った瞬間、師父の「何をしても人のことをまず考えるようにします」[1]という説法を思い出し、考えを改めて、翌日、Cさんの家に向かいました。

 Cさんは一軒家に住んでおり、アンテナは屋上の温室の上に取り付けられています。梯子を使って温室の上まで登っていきましたが、屋根の傾斜がおおきく滑りやすく、太陽に照らされて非常に熱いため、師父にご加護を求めながら、何度も調整しました。Cさんの家の前に建物があり、なかなか信号をキャッチできません。そこでまた師父にご加持を求め、なんとか信号を見つけることができました。

 衛星アンテナを調整修理することも心を修める過程で、顕示心理や、歓喜心、恐怖心、焦燥心、仕事に夢中になる心理など、様々な人心が現れてきます。ですので、今後の修煉の道において、しっかり法を勉強し、「三つのこと」を行い、更に多くの衆生を救わなければなりません。師父のご加護に感謝いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/4/430401.html)
 
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