文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年2月17日】法輪大法は広く広まり、人々の心と身体を浄化し、身体を強く健康にし、数え切れないほどの奇跡を起こしました。李洪志師父は『洪吟四』の中で「真善忍の三文字、聖言の法力無限 法輪大法は素晴らしい、真念で万劫が変わる」 [1]と示されました。
私は普段からいつも「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍はすばらしい」という心からの九文字を唱えており、多大な恩恵を受け、周りの人々にも伝えました。誠心誠意に唱えた人々はさまざまなかたちで恩恵を受け、大法の慈悲と素晴らしさを体験しました。ここで、2020年に起こった2つの事例を紹介します。
(一)心筋梗塞を伴う心不全の失業者
2020年1月、私は病院で人の世話をしていた時に、王さんという入院患者に会いました。鉱山で働く王さんは、社内の人員整理でリストラされ、長いあいだ仕事を失いましたが、5月になると定年退職となり、一定の社会保障を受けることができます。しばらく前、入院した母親の看病で、丸9日間休まずに世話をし、母親は退院しましたが、王さんは突然、心筋梗塞となり入院しました。
定年退職の月に達していないため、医療保障を受けられず、2019年に8万元(約150万円)以上の社会保険金を返納したばかりで、貯金がなくなりました。血管造影下でのステントの費用がないため、治療のタイミングを見逃してしまい、やがて心不全の症状が現れ、心筋梗塞を伴い心不全となりました。王さんは横になることも、眠ることも出来ず、集中治療室で24時間看護され、呼吸困難のため酸素マスクを装着されました。横になると息が苦しくなり、一日中寄りかかって座るしかなく、日増しに悪化しました。
王さんの妹さんは「このような状態が続けば、兄は数日しか生きられず、いつ心臓が止まるかわからない」と言いました。それを聞き、私も悲しく思いました。王さんは長年職を失いとても苦労し、もうすぐ定年退職して、退職金も医療保険金も得られ、これから生活が少し良くなる矢先に倒れてしまったのです。
私は王さんに「あなたはとても親孝行で、良い人です。あなたに幸運が訪れることを祈っています。あなたには病気を治療するお金がありませんが、1銭も使わずに良くなる方法があります。心から信じれば効果があります。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字を知っていますか? 多くの人々はそれを誠心誠意に唱えることから恩恵を受けました。法輪功は人々に良い人になることを教え、病気治療と健康維持に優れた効果があります。テレビの報道はみな噓偽りの宣伝で、それは江沢民による迫害の口実に過ぎません。それを信じて、心を込めて唱えてみてください」と伝えました。
王さんは私の目を見て「そうなんですか」と言いました。私は「本当です。こころに誠意があれば効きめがあります」と言うと、王さんは「唱えます」とはっきり言いました。私は王さんに心からの九文字を教えた後「雑念がなく本気で唱えると、より効果があります」とくれぐれも言い聞かせました。王さんは真剣にうなずき、彼の目には希望の光が見えました。
翌日、エレベーターの中で王さんの妹さんに会い、王さんの状態を聞いたところ「少し良くなりました。昨夜は横になって1時間以上も寝ることができました。希望が持てました」と嬉しそうに言ってくれました。それを聞いて、私も嬉しく思いました。それから2日後、王さんは集中治療室から一般病棟に移され、酸素マスクを外し、正常に眠ることができました。王さんは顔色が良くなり、話す力もあり、だいぶ元気になりました。
私は病院を離れる前に王さんを訪ねました。王さんは「最初、CTスキャンを受けた時、心臓の半分は黒くなっていましたが、こんなにも速く集中治療室から出られるとは思っていませんでした。とても嬉しいです」と言いました。王さんは法輪大法の素晴らしさを信じ「善には善の報いがあり、悪には悪の報いがある」ことを信じています。王さんに中国共産党(以下、中共)の各組織から脱退する「三退」を促すと、本名で少年先鋒隊を脱退することにしました。
「あなたは本当に良い縁がありますね。これからまた会えるかどうかは分かりませんが、くれぐれも心からの九文字を唱え続けてください。ますます良くなることを願っています」と言うと、王さんは「心配しないでください。私は自分の状態を知っています。本当に運が良かったと思います。これからもずっと唱えます」と言いました。
(二)帯状疱疹に苦しんでいる隣の叔父さん
母の隣人の70代の叔父さんは、親切で正直な人ですが、無神論の影響で、神の存在を信じていません。彼は、大法は人々に良い人になることを教えているのだと分かっており、そして真・善・忍の基準で行うことは間違っていないと思っています。大法に対する弾圧は、江沢民の嫉妬による迫害であるとも分かっています。彼の親の世帯はとても勤勉で倹約家であり、一生懸命働いた結果裕福になりましたが、中共に富農と分類され、土地や馬などの財産を没収され、差別されました。彼は中共の悪をよく知っており、かつて参加していた共産主義青年団をずっと前から脱退していました。
2020年の秋、彼は目に見えて痩せ細り、年老いて見え、元気がありませんでした。尋ねたところ、彼は「頭に帯状疱疹ができてすでに5カ月以上になり、電気療法で1万元(約18万円)を使い、また、3回の鍼灸治療とたくさんの薬でさらに2万元(約37万円)も使ったが、まったくなおらない。疱疹はかさぶたになり消えたが、神経痛の後遺症が酷い。患部を触るだけでも痛くなり、移って痛い。片方の姿勢で寝なければならないから、身体が疲れてとてもつらい」と言いました。
「帯状疱疹は痛いと言われているが、こんなに痛いとは思っていなかった。痛いときは呼吸するだけで痛くて、破裂しそうです、目の周りは凹み目玉だけが膨らんで、口元が引っ張られ、耳が痛くて我慢できない、死んだ方がましだと思う。今までこんなに苦しんだことはない。あらゆる方法を試したが良くならない。いつ終わるかわからない」と言いながら患部を見せてくれました。髪の毛を全部剃り、片方の頭皮は少し腫れていて、大小の暗い赤色の傷あとが残っていました。彼の苦しそうな表情を見て、私は彼がこの痛みからすぐに解放されることを心から望みました。
私は彼に「私は素晴らしい方法を知っていますが、必ず効きます」と言いました。彼はすぐに「どんな方法ですか?」と尋ねました。「それは『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字です。痛い時、痛みを考えず、心を込めて唱えてください」と伝えると「それで効き目があるのですか?」と疑いを持っていました。私は彼に「以前、私が数々の病気があったことをご存知ですね。法輪功を修煉してすべて良くなりました。あなたは病院や漢方医の治療を受けても治らなかったのです。これはお金もかからず、何も失うこともないので、試してみたら? たくさんの人々が誠心誠意に唱えることで恩恵を得ました。私も毎日唱えています」と勧めました。「この九文字を唱えるだけで良くなるんですか?」彼がまだ戸惑っている様子を見て、私はさらに「今、私達は正しいエネルギーについて話しています。真・善・忍はどうですか?」と聞くと、彼は「すばらしいです」と答えました。
私は続けて彼に言いました。「真・善・忍はまさに宇宙の中で最も正しいエネルギーです。人々はみな真・善・忍に従って行なえば、道徳が高まり、世界が美しくなります。心からの九文字は宇宙の中の正しいエネルギーとつながり、宇宙の中の正しい要素はあなたを守り、体内の細胞がプラスのエネルギー場の下で正しい方向に変化します。それによって免疫力が強くなり、自然に病気も良くなるのではないでしょうか?」と伝えました。
私の話を聞き、彼は少し考えた後「理にかなっていますね。唱えて損はない、唱えてみようとおもいます。 この病気に苦しみ、本当につらいのです」と納得したようでした。私は彼に大法のお守りを渡し、その上に書かれている心からの九文字を忘れずに唱えるように言いました。
別れる時、私は彼に「必ず信じてください。心が信じた分だけ効き目が顕れます、心から唱えてください」と念を押しました。彼は爽やかに「分かりました」と言ってくれました。
それから約半月後、私はそのおじさんに会いました。彼は私に「あなたが教えてくれた、その心からの九文字は本当に不思議です。それを唱えると、痛みがやわらぎ、今は腫れたところも回復し、寝返りができて、とても楽になりました」と嬉しそうに言いました。
しばらくして、またおじさんに会ったところ、彼は「先日、あるおばあさんから法輪功のカレンダーをもらいました。とてもきれいでした」と言いました。「その上に書かれた物語を読みましたか?」と尋ねると「読みました。本当にすばらしくて、とても感動しました」と言いました。
この災害や災難が多い時代に、世の中の多くの人々が大法の真実を知り「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えることで、法輪大法に済度され、人々に明るい未来が訪れることを心から祈っています。
法輪大法は奇跡的で崇高であり、その法力はマクロからミクロにまで及びます。この記事で挙げられた事例は、世俗的な次元のほんの小さな現れにすぎません。大法は人類に世間の幸せをもたらすことができ、その奇跡と素晴らしさは人々を返本帰真させるためなのです。
注:
[1] 李洪志師父の詩:『洪吟四』「対聯」