北京の刑務所で不当拘禁の賈鳳芝さん 2回にわたり救急医療受ける
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 【明慧日本2022年6月9日】北京市平谷区の法輪功学習者・賈鳳芝さんは現在、市内の大興区天堂河女子刑務所三監区に不当に収容されており、2021年12月10日と2022年5月16日、2回にわたって低血小板の救急医療に送られた。最近、家族は賈さんの医療ための釈放を申請した。

 賈さんは2020年9月7日、平谷区東高村でカレンダーを無料配布していた際、東高村警察署の警官らに連行され、その後、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。賈さんは平谷留置場で2年近く収容された後、2021年11月18日、天堂河女子刑務所三監区に移送されて引き続き拘禁されている。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 天堂河女子刑務所で収容されて20日間余りで、2021年12月10日、賈さんは北京朝陽救急救護センターの集中治療室に搬送された。刑務所側は、「血小板数が20まで低下しており、命の危険がある」と言った。検査の結果、医師は「賈さんの体には抗体があり、血小板を注入しても効果はない」と家族に告げた。その後、警官は「賈さんが治療に協力しない」という理由で賈さんを退院させた。

 刑務所に戻った後、刑務官は注射による治療を提案した。賈さんは若い頃に血小板増加の療法を受けたが効果がなく、逆に副作用を経験したことから、刑務官の注射治療提案を拒否した。しかし、刑務官や医師は諦めず、説得を繰り返した。その結果、賈さんは仕方なく注射に同意した。結局、副作用が起き、激しい頭痛、めまい、パニック、腕のしびれ、眠気、全身倦怠感、そして言葉がどもるなどの症状が出た。賈さんは自分の症状を刑務官と医師に伝えたが、医師は「これは注射の正常な症状だ」と言った。賈さんは我慢して引き続き治療に協力していたが、治療の効果は非常に限られており、血小板は依然として正常値から程遠く、さらに15前後まで低下した。2022年5月16日頃、賈さんは再び北京朝陽救急救命センターに入院して救急手当を受けた。

 賈さんは若いころ低血小板の病状が起きたことがあり、あちこちの大手病院を回っていたが、治らなかった。1996年、賈さんは法輪功を習い始め、しばらくして低血小板、胃病、慢性関節リウマチも治った。それから20年あまり、賈さんは薬は全く飲む必要もなくなり、農作業は男性よりもしっかりとできるようになった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/7/444608.html)
 
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