山東女子留置場で王玉玲さんは薬物迫害により死亡
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 【明慧日本2025年3月13日】山東省淄博市淄川区洪山鎮解庄村在住の法輪功学習者・王玉玲さんは、市民に法輪功の真実を伝えたため、2022年に警官に連行され、その後、不当に懲役1年半を宣告された。王さんは山東女子留置場で、残酷な拷問を受け、詳細不明な薬物を強制的に投与された。これにより、釈放後も毎日苦痛の中で過ごした。

 法輪功を学ぶ前の王さんは、難治性の産後の病に悩まされていた。しかし、法輪功を学び始めると、その頑固な病が跡形もなく消え、以後、病気知らずで体が軽くなった。彼女の顔に久しぶりに笑顔が戻り、会う人ごとに法輪大法の素晴らしさを語った。当時、法輪功には病気治療と健康増進の驚くべき効果があり、そして「真・善・忍」を広める美名は、中国全土で億万人もの人々の心を惹き付け、法輪功を学び始めた。

 1999年7.20、中共江沢民集団による法輪功への狂気的な迫害が始まった。王玉玲さんは北京へ赴き、法輪功のために冤罪を訴えたが、当時の洪山鎮党委書記・呉培寧、政法委書記・蘇忠華、姜化忠、鎮長高燕(すでに報いを受けた)らによって、洗脳班、闇留置場、拘留所、精神病院に何度も拘禁され、3年間の不当な労働教養を強いられ、残酷な迫害を受けた。

 以下は、王玉玲さんが受けた中共による迫害の簡単な経緯である

 明慧ネットの資料によると、1999年7月から2000年11月にかけて、淄川区および洪山鎮の王玉玲さんを含む30人以上の法輪功学習者(以下、学習者)が精神病院に強制的に拘禁され、強制的な注射、薬物投与、電気ショックを受け、非人間的な拷問に苦しめられた。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)

拷問の実演:詳細不明な薬物注射

 2002年9月頃、洪山鎮政府の不法分子は、邪党の「第十六回代表大会」の前に、王玉玲さんを含む9人の学習者を連行した。王玉玲さんは一時期、精神病院に拘禁され、強制注射や鼻から大量の中枢神経を破壊する薬物を投与された。その後、淄博市張店看守所に不当拘禁され、さらに3年間の労働教養を強いられた。王村労働教養所で、王玉玲さんは何度も独房に閉じ込められて長期間睡眠を剥奪され、強制的な洗脳を受けた。

 2021年8月下旬、王玉玲さんは地元の石湖と洪山の2つの市場で市民に法輪功の真実を伝えた際、私服警官に尾行され、淄川公安支局に連行された。夜10時頃まで尋問され、警官は家族から2000元(約4万円)の金を脅し取った後でようやく彼女を開放した。しかし、彼女の自宅は家宅捜索され、監視下に置かれるなどの迫害を受けた。

 2022年7月、王玉玲さんは自宅で洪山鎮派出所の警官に連行され、淄博市看守所に連行された。2022年9月6日、淄川区裁判所によって不当に懲役1年半を宣告された。

 山東女子留置場では、王玉玲さんは信念を貫き「転向」を拒否したため、5カ月間独房に拘禁されて迫害された。その間、3~4人の受刑者に監視され、毎日法輪功を汚す文章を書くことを強要された。書かなければ、受刑者たちは彼女の指を無理やりこじ開けてペンを握らせ、手を掴んで強制的に書かせた。中国共産党は1日に3回、薬を無理やり飲ませ、彼女が拒否すると3~4人の受刑者に押さえつけられて強制的に飲ませられた。彼女は頻繁に受刑者から殴られて罵られ、長時間小さな椅子に座らされ、トイレにも行かせてもらえず、心身ともに極めて大きな傷と苦しみを負った。

 王玉玲さんは2023年1月30日頃に釈放された。釈放後の王玉玲さんは、全身が非常に苦しく、力が入らず、極端に虚弱になり、毎日苦痛の中で過ごした。特に夜になるとさらに苦しみが増し、耐えきれずに大声で叫ぶこともあった。

 2024年8月31日、王玉玲さんは突然意識を失いショック状態に陥り、病院に運ばれて救急治療を受けた。病院の診断は臓器不全であった。2024年10月7日、王玉玲さんは無念な思いを晴らせないまま死亡した。享年74歳。

 (編集責任者:顧元)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/20/490936.html
 
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