文/ベトナムの大法弟子
【明慧日本2022年7月20日】私の名前はトラン・ミン・チェウです。今年72歳で、ベトナムのハノイに住んでいます。私は2018年8月に法輪大法の修煉を始めました。修煉を始める前、私は治すことのできないいくつもの病気にかかっていました。
1975年以前、私はベトナム南部で戦場の戦闘に参加した軍人です。私は戦場での傷とエージェント・オレンジ(ベトナム戦争で使用された化学兵器)の影響で、健康の約62%を失いました。
年齢を重ねるごとに、糖尿病、血圧異常、骨・関節痛、胆石、胃がん、前庭機能障害、咽頭痛など、治すことができない病気を含む多くの病気を発症しました。これまで多くの大病院や海外の病院で検査や治療を受けてきました。
東洋医学、指圧、鍼灸など様々な治療を受け、西洋医学にもかかり、線量測定(訳注:放射線被爆量の測定)、「健康気功」「長寿気功」、顔面診断(訳注:顔面から内臓の病気や健康状態を知る診断方法)、歩行療法、手振り療法、経絡バランス療法など多くの伝統的な治療方法を求めてきました。結局、どの治療法も効果がなく、病気は良くならず、私を苦しめました。
2015年10月に、腸の5分の4を切除する胃ろうの手術を行いました。2017年2月、34歳の息子が病気で他界しました。私はこの大きな精神的ショックに打ちのめされ、病気はますます深刻化し、心身ともに崩壊しました。私は基本的に理知を失い、体重も15kgほど減り、顔色が悪くなり、やせ細りました。私はもう寿命が長くないと思い、覚悟を決めていました。私は悪循環に陥り、病気に苛まれ、出口が見えない状態でした。
2017年8月15日、私の健康状態を心配したいとこから電話があり「すべての病気が治るから法輪功を習ってみたら」と言われました。
最初、私は法輪功が何なのか理解できなかったので、姪が『轉法輪』という本を買ってきてくれ、何回も読むようにと言いました。五式の功法の学び方を姪がインターネットで探して教えてくれました。1週間後には動作を覚えて、五式の功法を煉功することに励みました。第二式の功法では、肩と腕が疲れて14分しか立っていられませんでした。
1年近くの時間の中で『轉法輪』を読んだのは3回だけで、師父が本の中で説かれた法理を理解できませんでした。私は、自分の家に宝物があることを知らずに、1年近くを無駄にしてしまいました。私はただ体を鍛錬しているだけだと思っていたので、これが法輪大法の修煉であるとは知りませんでした。
私が住んでいる地域に煉功場があることを知ったのは、2018年5月24日のことでした。その頃から、グループ学法や煉功に積極的に参加するようになりました。グループ学法や同修たちの交流を聞くことで、師父が『轉法輪』の中で教えてくださった多くのことを悟ることができました。グループ学法に参加し、煉功を始めてわずか1カ月で、体に大きな変化を感じました。私はよく食べ、よく寝て、病気のことをあまり考えなくなり、頭がすっきりして体が軽くなりました。
師父は「皆さんもご存じのように、本当に病気になった時でも、七分は精神的要素によるもので、三分が病気です。たいていの場合は、精神的に先に参って、重圧を背負ってしまうために、病状が急激に悪化してしまうのです。こういうことはよくあります」[1]と説かれました。
「ですから、あなたがいつも病気のことを気にしていれば、本当に病気を招いてしまうかも知れません。なぜなら心性が常人の次元に堕ちてしまったからで、常人なら、病気になるのは当然のことです」[1]
『轉法輪』を大量に学び、私は長い間理解できなかった多くのことを悟りました。以下では、私が修煉してから体験した驚くべき変化をご紹介します。
まず、修煉前は血糖値が17mmol/Lまで上昇することがありました。医師は、糖尿病を治す薬はないと言いました。薬は血糖値を安定させるだけなので、一生付き合っていかなければならないことを受け入れなければなりませんでした。しかし、修煉後、私はすでに4年近く糖尿病の薬をやめています。現在(訳注:2022年5月)は血糖値も安定し、病気とは無縁な健康な人と同じでした。
次に、胃の手術をしてから7年近く、胃病が私を苦しめました。現在(訳注:2022年5月)、検査の結果、何の治療も受けていないにもかかわらず、私の胃の中のキラー細胞(訳注:がん細胞を攻撃するリンパ球の一種)はもうないことが分かりました。
三つ目は、修煉前に血圧が75/55まで下がり、救急搬送されそうになったことでした。長年、命を救う気功を探し求めてきましたが、何の効果もありませんでした。法輪大法を修煉してからは、血圧が115/75と正常値に戻り、高齢者にとっては理想的な血圧になりました。私はすでに4年近く薬を飲んでいません。
四つ目は、私の胆石は以前、泥状の結石を呈していました。医師は、炎症が起きていて痛みに耐えられない時以外は触らないようにとアドバイスしていました。病院に行って胆嚢を摘出した方がいい、この病気は治らない、現実を受け止めなければならない、と私は医師に言われました。しかし、超音波検査の結果、胆嚢は全く正常で、結石も見えず、透明な胆汁を分泌していることが分かりました。
約4年間、私はお酒も飲まず、薬も飲んでいませんでした。治すことのできない他の多くの難病も消え、私は残りの薬も飲むのをやめることにしました。毎日多くの薬と特別な食べ物を食べていたので、毎月数千万ドン(ベトナムの通貨単位、1万ドン=約59円)くらいかかっていました。
妻は最初は信じてくれませんでしたが、後で私が薬を全部捨てたのを見て、私がずいぶん良くなったし、私の考え方も変わった、と言いました。その結果、妻も2019年に法輪大法の修煉を始めました。現在(訳注:2022年5月)、私たち夫婦は、毎日、精進して学法と煉功を行っています。4年近く修煉した結果、私たち夫婦は治すことのできない多くの難病が治り、検査や治療のために病院に通う必要もなく、普段の注射や投薬も必要なくなりました。
これまでの4年間は、私の想像をはるかに超えた奇跡の連続でした。私を救ってくださり、自信とすばらしい希望を与えてくださった師父に私はとても感謝しています。私はいつも家族に「大法の師父は私に新たに命をくださったのです」「これは私の新たな命なのです」と話しています。私は自分の経験から、法輪大法は本当に素晴らしく、奇跡を起こし、私たちに健康をもたらし、道徳水準を高め、心の平安と家族の幸福を与えてくれるものだと皆さんに伝えたいと思います。
法を学ぶうちに、私は法輪大法の博大な奥深さをさらに認識するようになりました。私は多く学び、さまざまな修煉の次元で法の指導を得て、どのように本当に内に向けて探すのかを学びました。大法の修煉では、私は内に向けて探し、次元を向上させることに重点を置いています。不愉快なことに直面した時、批判を受けた時、迷惑をかけてきた人に感謝しなければならないことに気づきました。このようにしてはじめて、私は大法に同化することができるのです。ですから、不愉快なことを避けていては、内に向けて探し自分の問題を探す機会を逸してしまいます。そうでなければ、どうやって修煉し、次元を向上させることができるでしょうか? 私たちは永遠に、修めて圓満成就することはできません。魔難がやって来た時に、魔難を避けるのは本当に修煉する人の行為ではありません。
私は『轉法輪』を学んだ時、法輪大法の真・善・忍の基準が、なぜ私がより良い未来を持つことに役立つのかを理解しました。1人の大法弟子として、私は常に真・善・忍をもって自分を同化させる必要があり、真・善・忍の原則が私を本当の家に帰してくれることを理解しました。法輪大法は、宇宙の本源と人間の起源を構成する三つの法則を説いており、宇宙の本源と人間の起源を構成する三つの法則は真・善・忍という言葉の中にあります。法輪大法の修煉者は、常に宇宙の本源と人間の起源を構成する三つの法則に従って行動しなければなりません。性命双修の功法では、修煉の鍵は、真・善・忍の宇宙の特性にできるだけ同化させるために、各人が自分の心性を高めなければならないことにあります。
大法弟子の責任は、三つのことをしっかり行うことです。 私たち夫婦はグループで迫害の真相を伝える活動には参加できませんでしたが、自分たちなりに真相を伝える方法がありました。私たちは、親戚、友人、元同僚に、法輪大法の素晴らしさと中国での法輪功への迫害の実態を伝えました。同じ社区の人たちが一緒に生活しているので、同じ社区の人たちに日常的に接することができました。これまで、私と妻は約60人にチラシを送り、真相を伝えてきました。このうち、20人は大法に出会い修煉を始め、この20人は確固として精進しました。
修煉の道には必ず困難や試練があり、これは私たちが克服しなければならない障害であることを私は実感しました。私たちの使命は、師父が法を正すことをお手伝いすることであり、師父から要求された三つのことを行わなければならないことです。師と法を信じ、正しい念をもち、正しい行いさえすれば、私たちはどんな困難をも乗り越えることができます。師父はいつも私たちのそばにいて、修煉の道のりでの一歩一歩を見守ってくださっています。
以上は、私が法輪大法を学んで得たすばらしい体験です。
慈悲深い師父に感謝申し上げます!
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』