判決を不服とし控訴した夫婦 原判決維持の結果に
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 【明慧日本2022年8月3日】山東省海陽市の法輪功学習者・于海勇さん(50)と妻の王雪梅さんは2021年1月9日、同市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行された。そして、2022年1月17日、于さん夫婦は海陽裁判所に不当な裁判を行われ、3月にそれぞれ懲役2年、1年6カ月の実刑判決を言い渡された。判決を不服とし、于さん夫婦は控訴したが、先日、煙台市中級裁判所から原判決維持との結果が出された。

 于さん夫婦は郷鎮中学校の優秀教師で、同僚や生徒から良い評価を得ている。于さんは1997年から法輪功を学び始め、真・善・忍に従って自分を要求し、明るくて心が広くなり、他人の立場に立って物事を考えるようになった。于さんは仕事を真面目にやり遂げ、海陽市で優秀な教師になった。同時に、患っていたB型肝炎、耳鳴り、頭痛などが完治した。

 妻の王さんは1998年春、法輪功の書籍を読んで、法輪功は健康に良く、道徳が向上できるとわかり、学び始めた。

 しかし、于さん夫婦は法輪功を学んでいるとして、当局に迫害を加えられた。于さんは2001年3月30日、労働教養処分3年を科され、山東省第二労働教養所に拘禁された。王さんは2001年2月1日、郭城派出所の警官2人に海陽市拘留所に連行され、3月8日まで拘禁された後、山東省第二女子労働教養所に送られ拘禁された。当時、子供はまだ1歳であった。

 于さんは教養所から帰った後、于さんが仕事を続けることを学校側は許さなかった。それに、警官からの嫌がらせが絶えなかった。生計のため、于さん夫婦は煙台市へ出稼ぎに行くしかなかった。2007年4月17日、于さんは仕事中に煙台市610弁公室の警官に連行され、芝罘区洗脳班に送られた。同日、妻も息子も煙台北大西街派出所に連行された。警官は于さんの家を家宅捜索し、私財を押収した。当時子供は7歳で2年生になり、成績はクラスでトップだった。当日の夜、親子は海陽市に連れて行かれ、王さんは海陽市留置場に1カ月間拘禁された。

 2021年1月9日、海陽市の国保の警官は于さん夫婦を含む法輪功学習者8人を連行した。1月11日、幼稚園園長の王娟さんも連行された。

 于さん夫婦は2022年1月17日に不当な裁判を受けた。法廷で、弁護士2人は法律に基づき、于さん夫婦の無罪弁護をした。しかし、法律を無視する裁判所は3月、于さんに懲役2年、罰金6000元、王さんに1年6カ月、罰金5000元の判決を下した。その後、夫婦ともに控訴したが、原判決維持の結果になったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/17/446337.html)
 
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