米下院議員 習近平氏に法輪功迫害を終わらせるよう要請
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 【明慧日本2022年10月7日】山東省東営市の法輪功学習者・周徳勇さん(男性)は法輪功を実践したとして、東営裁判所で不当に裁判にかけられた。周さんの妻と息子は米フロリダ州在住。米​​国下院議員のガス・ビリラキス氏は、周さんの安否に大きな関心を寄せており、中国共産党の党首である習近平に対し、法輪功に対する23年間にわたる迫害を終わらせるよう求めている。

 ガス M. ビリラキス議員は8月26日、習近平宛ての書簡で次のように述べた。「周さんの不当な連行と拘禁に対して、非常に懸念しています。周さんは『数多くの公民権侵害』に耐えてきました。私は、あなた(習近平を指す)に、思想の自由、良心の選択、宗教的信念の自由などの人権を尊重し、周さんが家族や友人とできるだけ早く再会できるようにしてほしいと願っています」。ビリラキス議員は、周さんに加えて、同日に連行された他の9人の学習者についても懸念を表明した。

 ビリラキス議員のほか、マルコ・ルビオ上院議員も周さんの救出への支援を表明している。

 ルビオ上院議員は昨年8月30日にブリンケン国務長官に宛てた書簡で、法輪功に対して不当に処罰を下すこと、および中国国内の刑務所やさまざまな拘置所に拘禁されているすべての法輪功学習者を釈放することを北京に求めるよう要請した。特に、拘禁中の周徳勇さんとフロリダ州の学習者2人の中国の家族の境遇に関心を寄せるよう国務長官に嘆願した。

 事件の経緯

 勝利油田の上級地質エンジニア周さんは昨年4月23日、自宅で滨海公安局の警官らに連行された。警官は周さんの家を家宅捜索した。同日に連行された他の9人学習者の中で、耿守田さん、賀柏青さん、孟昱さん、孟繁芸さん、郭紅炎さん、劉燕美さん、孟凡雲さんらは、すでに同じ法廷で審理されている。

 特に、孟昱さんは今年6月23日に懲役3年6カ月の不当判決と3万元の罰金を言い渡された。孟さんは浜海拘置所で殴打され、その結果、メガネ2個が壊れた。看守はまた、1カ月以上にわたって周さんに数回手錠をかけ、足枷をつけた。

 今年8月25日、東営区裁判所に不当裁判をかけられた。濱海公安局の副局長・馬建と国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の局長・安茂森は、周さんに実刑判決を下そうとするために証拠を捏造した。審理は1日では終わらず、東営区裁判所は、周さんの案件について再度の審理を計画しているという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/3/448458.html)
 
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