危篤状態の賈鳳芝さん 治療の為の仮釈放を許可されず
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 【明慧日本2022年10月25日】北京市大興天堂河女子刑務所は202年年9月23日、同刑務所に拘禁されている北京市平谷区の法輪功学習者・賈鳳芝さんの家族に、「賈鳳芝は命に関わるほどではないので、刑務所外での治療のための仮釈放はできない」と通知した。しかし、その前、刑務所側が何度も賈さんの家族に、「賈鳳芝の病気は深刻だ。危篤状態になっている」などと告げていた。そこで、心配で不安になった家族は、2度目の病気治療の仮釈放を申請した。

 賈さんは若い時から、血小板減少症を患い、北京の有名な大病院を訪ね、治療を求めたが、効果はなかった。幸いに、1996年、友人が、心身ともに健康になる気功「法輪功」を紹介してくれた。絶望的になっていた賈さんは微かな希望を持って、法輪功を試すことにした。毎朝、学習者たちと一緒に煉功し、法輪功の書籍『轉法輪』を読んで、真・善・忍に従って自分を律し、自ら道徳を向上させた。そして、血小板減少症だけでなく、長年患っていた重い胃病、リウマチなどが完治した。それから20数年、賈さんは健康で薬も要らず、重い農作業をやってきた。

 しかし、1999年7.20から、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。賈さんは善の心を持って、人々に当局の法輪功に対する出鱈目な嘘の宣伝に騙されないように、法輪功の素晴らしさを伝え続けた。2020年9月7日、賈さんは法輪功の素晴らしさが書かれたカレンダーを人に贈ったとき、警官に連行され、平谷留置場に拘禁された。その後、北京市平谷区裁判所は賈さんに懲役3年6カ月、罰金3万5000元の判決を宣告した。2021年11月18日、賈さんは天堂河女子刑務所の第三監区に収容された。留置場の入所時の身体検査で賈さんは健康だったが、刑務所に拘禁されて20数日で、血小板減少症の症状が現れ、体に血斑(ケッパン)が出た。

 それから賈さんは3回も刑務所から北京市朝陽救急センターに搬送され、救急手当を受けた。刑務所で注射などの治療を受けたが、安定した効果が出ず、激しい頭痛、腕の麻痺、眩暈、言葉が上手く喋れない等の副作用が現れた。

 2022年3月9日、大興天堂河女子刑務所は賈さんの家族に『服役者の病状告知書』を出し、「賈鳳芝の血小板減少症は深刻で生命に関わる状態である。ここに通知する」と書いていた。その後も数度、電話で家族に賈さんの血小板数値が低すぎで、危ない状態だと伝えていた。

 関連する法律的根拠として、「治療のための仮釈放になる対象重症疾患」の第9条の「重症血液疾患」第6項に「重症出血性疾患、重要臓器および体腔からの出血、原発性血小板減少性紫斑病、血友病など、標準治療を行っても改善されない場合によるもの」などという規定がある。2022年6月2日、家族は治療のための仮釈放を申請したが、「賈鳳芝は骨髄採取などの関連検査に協力しなかった」という口実で却下された。

 2022年8月8日、北京市大興区天堂河女子刑務所は4回目、血小板数が正常値の10分の1程度しかない賈さんを病院に搬送した。今回の病院は、北京市監獄管理局センター病院でだった。刑務所側はまた、何度も賈さんの命が危ないことを家族に伝え、家族は2度目の治療のための仮釈放を申請したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/12/450686.html)
 
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