長春市の呂麗珍さん 刑務所に不当拘禁
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年11月22日】吉林省長春市の法輪功学習者・呂麗珍さん(女性68歳)は今年6月、長春市朝陽区裁判所に懲役2年6カ月、罰金5,000元の不当判決を言い渡された。11月3日、呂さんは吉林省女子刑務所に送り込まれた。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 呂さんは2021年11月11日午前、西安広場派出所の警官に連行され、家宅捜索された。警官らは法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、プリンター、パソコン、法輪功の資料、迫害の真相の文言が書かれた紙幣などを押収した。

 11月17日、呂さんは西安広場派出所から長春第四留置場に送られ、拘禁された。朝陽区検察庁は一度、呂さんの案件を西安広場派出所に差し戻したが、その後、呂さんに逮捕令状を発付した。

 呂さんは長春市教育建築設計院のエンジニアだった。1999年、法輪功を学んだばかりの呂さんは、中国共産党の江沢民グループが発動した迫害に遭い、修煉の環境を失った。2011年になって、呂さんは再び、法輪功を学び始め、数カ月の後、患っていた心臓病、神経衰弱、脳への血液供給不足、頚椎症、五十肩などが完治した。元気になった呂さんは常に、真・善・忍に従って自分を律し、穏やかな日々を過ごした。

 呂さん夫婦は息子一家3人と暮らしている。孫娘は乳児期の脳の疾患で12歳になっても、噛むことができず、身の回りのこともできない状態である。夜中に発作を起こすと、眠らず、夜間の介護が必要となる。息子夫婦の仕事に影響しないようにするため、呂さん夫婦は昼も夜も孫娘の世話をしてきた。

 しかし、呂さんが拘禁されてから、孫娘の世話をするのは呂さんの夫1人になってしまった。呂さんの夫は健康で60代だったが、疲労のあまり、急逝してしまった。

 明慧ネットの統計によると、2021年、吉林省長春市の法輪功学習者が長春市政法委員会と610弁公室による迫害で、少なくとも7人が死亡し(うち1人は2019年に迫害されて死亡。2021年に判明)、62人が不当に判決を受け、裁判を起こされ(過去の迫害事件を含む。2021年に判明)、少なくとも110人が連行され、224人が嫌がらせを受けたことが明らかになった。2022年上半期に、謝蓉春さんを含む学習者20人が不正裁判と不当判決を受け、董宇さんを含む学習者32人が連行されたり、家宅捜索を受けたりしたことが分かった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/9/451694.html)
 
関連文章