重慶の雷昌蓉さん、不当裁判にかけられ消息不明
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 【明慧日本2022年12月13日】重慶市の法輪功学習者・雷昌蓉さん(77歳女性)は8月31日、蘇州市の警察によって自宅で不当に連行された。雷さんは9月5日に法輪功を実践していることを理由に、蘇州市裁判所に審理にかけられた。雷さんの消息は未だに分かっていない。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 雷さんは2021年6月2日、地元の警官と江蘇省蘇州市の警官を含む8人の警官に路上で止められた。蘇州の警官は、雷さんが蘇州の呉江区検察庁の検察長である張能に、法輪功を迫害しないように促す手紙を送ったかどうかについて雷さんに質問した。警官らは雷さんの家を家宅捜索し、同日保釈した。

 雷さんは2021年10月15日に再び連行され、尋問のために蘇州に連行された。雷さんは5日後に解放された。 蘇州の呉江裁判所は後に、雷さんが出廷する予定であることを雷さんに通知したが、雷さんは、手紙を郵送することは法律に違反していないと主張し、出廷を拒否した。

 今年5月下旬、重慶の2人の警官が雷さんの自宅を訪れ、雷さんをオンライン審理に接続しようとした。雷さんは拒否した。警官はその後、雷さんの娘に書類に署名させ、署名しないと保釈条件を更新させると言った。

 8月31日、蘇州の警官4人が雷さんを蘇州に連行した。雷さんは5日後に呉江裁判所に出頭した。それ以来、雷さんの家族は雷さんの状況について全く知らされていない。

 過去の迫害

 雷さんは重慶穀物油機械工場で働いていた。雷さんは1997年9月に法輪功を学び始め、変形性関節症や重度の胃の状態など、多くの病気が治った。

 中国共産党政権が1999年に法輪功への弾圧を命じた後、雷さんは法輪功を支持するために繰り返し連行され、迫害されてきた。

 雷さんは1999年9月24日、法輪功を修煉する権利を求めて北京に行き、連行された。雷さんは重慶に連れ戻された後、南安拘置所に1カ月間拘禁された。

 雷さんは2000年9月27日に再び連行され、自宅を家宅捜索された。雷さんは重慶女性労働収容所に13カ月間拘禁され、2001年10月下旬に釈放された。

 雷さんは2005年9月8日、再び連行された。派出所での1日の拘留中に殴打され、顔と腕に怪我を負った。雷さんの靴も破れていた。

 雷さんの4回目の連行は 2008年11月12日だった。最初は南安拘置所に収容され、その後12月9日に重慶女子労働収容所に移送され、2年間の刑期を務めた。

 看守は雷さんを飢えさせ、睡眠とトイレの使用を奪い、シャワーを浴びることを許可しなかった。 雷さんは常に手錠をかけられ、手錠をかけられた手首で吊るされ、独房に監禁されていた。看守と受刑者は雷さんを意のままに殴り、口頭で虐待した。雷さんは時々、動かずに長時間しゃがむことを余儀なくされた。身体的拷問に加えて、雷さんは不明な薬物投与も受けた。雷さんは常にめまい、疲労、やせ衰え、著しい記憶力の低下を経験していた。

 雷さんは釈放された後も、警察からの監視と嫌がらせが続いた。何回警官が家に押し入り、電話で脅迫したか思い出せなかった。雷さんと雷さんの家族の両方は、精神的苦痛によって深いトラウマを抱えている。迫害はまた、雷さんに重大な経済的損失をもたらした。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/15/451931.html)
 
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