【明慧日本2023年1月9日】広州市白雲区の法輪功学習者、元広州大学の準教授・王家芳さんは2021年9月10日、白雲区公安支局の警官らに連行され、その後、罪に陥れられ、2022年7月、中共当局に懲役4年の実刑判決を言い渡された。王さんはこの判決を不服として控訴したが、広州市中級裁判所に原審のまま罪を着せられた。
1964年生まれの王さんは、湖北襄樊(じょうよう)の人で、元広州大学数学学部の準教授だった。王さんの息子は小さい時に先天性心疾患に罹り、あちこち医療を受けても効果がなく、法輪功を学んだ後、奇跡的に回復した。
数カ月後、中国共産党(以下、中共)は法輪功への迫害を開始した。王さんは2年の労働教養、2回にわたって実刑判決を下され、併せて計15年以上の刑を宣告された。広州の洗脳班、三水の洗脳班、ツァトウ労働教養所、白雲区留置場、広東省女子刑務所などに次々と拘禁され、何度も命の危険に晒された。
中共が法輪功を迫害した当初、広州大学の指導部は王さんの同僚・李暁今さんに「王さんを転向させるように」と指示した。しかし、李さんは王さんの奇跡的な経歴を聞き感動した後、『轉法輪』を借りて読み、同じく法輪功を学び始めた。
2000年11月、王さんと李さんは白雲区の郊外で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配ったとして、中共の虚言に騙された人に通報され、その後、連行された。この2人を転向させるために、広州市役所が20万元(約400万円)を支出すると公言した。巨額の資金に刺激された悪党たちは、彼らを激しく迫害した。しかし、2人は心が動じなかった。この件について、同留置場の誰もが知っていた。
続いて、王さんは広州市洗脳施設に移動させられ、そこで悲惨な迫害を受けた。1年にわたってずっと独房に閉じ込められ、飲食や大小便などすべて独房で行った。李さんは黄浦区洗脳班に送られて迫害され、わずか24時間後に死亡した。
王さんはその後、放浪生活を余儀なくされた。2007年9月、王さんは広東呉川で再度連行された。
2008年4月16日、王さんは懲役9年の実刑判決を言い渡され、広東省女子刑務所に拘禁された。そこで、王さんは常に肝臓に激痛を感じているにもかかわらず、監視役の受刑者らに常に蹴られていた。王さんは何回か限界を感じた。
刑期満了して1年も経たない、2017年10月27日、王さんは再度連行され、罪に陥れられた。2018年8月に懲役3年6カ月の実刑判決を下され、罰金7千元(約14万円)科され、広東女子刑務所に拘禁された。2021年4月にやっと解放された。
何度も迫害されたが、王さんは引き続き法輪功迫害の実態を人々に伝えていた。2021年9月10日、あるデパートの入口の近くで法輪功迫害の実態を伝えていた際、再度不当に連行され、留置場に入れられた。2022年7月、懲役4年、罰金1万元(約20万円)の実刑判決を下された。王さんはこの判決を不服として控訴したが、広州市中級裁判所に原審のまま罪を着せられた。