ワクチン反応が死亡の一因に
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 【明慧日本2023年1月20日】(明慧記者・鄭岩)現在、世界各国で確認されているBA5、BA7、XBB以外の新型ウイルスは、各国の検査(中国から出国する旅行者を含む)でまだ見つかっておらず、中国での今回の感染状況は、中国製ワクチンが使用されている他の地域よりもはるかに深刻であると言える。

 情報筋によると、2022年12月上旬に北京の医療機関が制御不能になったため、12月7日に突然、全国開放、出入国自由に変更されたという。

 中国の新型コロナワクチンは本当に命を救う治療薬なのか? 中国のワクチンは本当に70%以上の効果があるのだろうか? オミクロンの重症者や死亡者が予想外に多いのは、中国製ワクチンと関係があるのか?

 中国製ワクチンは中国だけではなく、約100カ国に普及

 2021年7月のイギリス放送BBCの報道で、中国の「科興ワクチン」と「国薬ワクチン」を投与した一部の国で新型肺炎の確認例が増加し、死亡例も出ているため、当時、両ワクチンは悪評の中心になっていたことが明らかになった。両ワクチンは、アジア、南米、アフリカの一部の低・中所得国の約100カ国で一般的に使用されているという。

 上記の中国製ワクチンを開発しているのは、北京に本社を置く「科興生物」と中国の国家医薬グループ「シノファーム」である。両社とも、新型コロナウイルスに対抗できる抗体の産生を誘導するために、不活化ウイルス(イナクティベートウイルスとも呼ばれる)を使用しているとされている。

 ワクチンのADE効果

 2020年の疫病が発生以来、中国共産党(以下、中共)ワクチンのADE効果に言及することを避け、ワクチン接種による突然死の事件を隠蔽し、関係者の家族を弾圧している。

 ワクチンのADE効果とは何か? ADE(Antibody Dependent Enhancement)とは、わかりやすく言うと「抗体依存性増強」、つまりウイルスの病原性を増強させることである。ワクチン接種後、体内で作られた抗体はウイルスを破壊できないばかりか、ウイルスに捕らえられてしまい、ウイルスが体内の細胞に入り込む道を開き、ウイルスが自由に侵入してしまうのだ。ADE効果が検出されたら、これ以上火種を増やさないために、直ちにワクチン接種を中止しなければならない。

 ワクチン接種で心臓病と突然死が激増

 構造生物学者パナギス・ポリクレティスと内科医師で心臓専門家のピーター・マッカローの共著論文によると、2021年と2022年の2年間に、世界中の少なくとも1616人のスポーツ選手がワクチン接種後に心筋梗塞を発症し、そのうち1114人が死亡した。死亡者のうち279人が米国選手だった。ワクチンとCOVID-19の要素を除くと、スポーツ選手が心筋梗塞で亡くなる割合は、一般人の29分の1である。マッカロー氏によると、米国のスポーツ選手の突然死は通常、年間100~150件程度だが、2021年はワクチン接種に登録した選手の間で突然死が急増したという。

 米国疾病管理予防センター2021年6月のデータでは、12歳から17歳のワクチン接種者の心筋炎発症率は100万人あたり63人となっている。ワクチン接種率が高まる中、2022年8月のカイザーパーマネンテのデータによると、米国でワクチンを接種した12歳から17歳の心筋炎の発症率は、100万人あたり186人となっており、約3倍になった。

 2021年、中共の「友好隣国」キルギスでは、4月に外務省領事部次長のバフティヤール・シャキロフ氏(39歳)が中国製ワクチン接種を受けて急死したことが、インターネット上で話題になった。この後、同じく中共の「友人」であるパキスタンでも同様の事件が起きた。クシャブ市では、マフムードという上級警察官が勤務中に急死し、その映像が地元のソーシャルメディアで拡散された。 地元メディア「The Namal」は6月13日にその映像を放送し、警察官が心臓発作で死亡したと報道した。しかし、同警察官は以前から健康状態に問題がなく、2週間ほど前(5月31日)に2回目の中国製ワクチンを接種したばかりだったことがSNSで明らかになった。

 カタールの首都ドーハに拠点を置く国際テレビ局「アルジャジーラ・ニュース」は3月17日、国民のかなりの割合がワクチン接種を受けているにもかかわらず、集中治療室の過密状態が公衆衛生上の危機を引き起こしていると報じた。 セバスチャン・ウガルテ博士は、70歳以上の患者がほとんど死亡し、その大半はすでにワクチンを接種したと述べた。

 中国でのワクチン接種の突然死に対する隠蔽と抑圧

 中国では、高官の家族が国産のワクチンを接種するのを恐れ、特別に供給される欧米のワクチンを密かに使用している。同時に、中国国民の8割以上が国産ワクチンを接種している。

 国内でのワクチン接種による突然死の多発例に関して、中共は情報を封鎖し、遺族を弾圧している。

 2022年、中国のあるワクチン接種現場で突然人が倒れ、現場のスタッフが撮影を禁止しようとしている動画が公開された。3月下旬「希望の声」は、遼寧省大連市桂雲花郷嶺西村の村民、王大軍さん(43歳)がワクチン接種当日に死亡したため、家族は当局に訴えたが、当局に脅迫されたという情報を受けた。3月27日、あるネットユーザーが、北京の三一重工の作業場で働く人が3月21日に科興ワクチンを接種した後、23日に死亡したとツイートに投稿した。別のネットユーザーは、天津第一病院でワクチンを接種した人が2日後に急死したとコメント欄に送信した。4月15日、「山下花野子」というネットユーザーは、28歳の弟(病歴のない軍人)が4月15日に、深セン濱河大通り婦幼社康センターでシノファームのワクチンの投与を受けた後、死亡したと投稿した。 4月20日、「南京ネット警察巡回執法」というユーザーは、南京市民の潘さんが、ネット上でワクチンが人を致死させたコメントをしたため、7日間行政拘留されたという情報を流した。

 中国製不活化ワクチンの有効率はマイナス

 中国では、国産ワクチンの有効率が77%、あるいはそれ以上と当局が宣伝している。一方、2022年2月に香港大学が発表したデータでは、中国のワクチンの有効率はわずか20%と36%から始まり、半年後には1%と8%に減少したという。

 入手可能なビッグデータ解析によると、ワクチン未接種での発症率は3.33%、ワクチン2回接種での発症率は4.43%、「重度軽症」(39度以上の発熱が5日以上続く)の有効率はマイナス33.03%と見ている専門家がいる。つまり、中国製ワクチンは感染を促進し、軽症、中等症、肺炎の重症化を促進し、より多くの死者を出すことに促進しており、軽視してはならない。

 結び

 2022年11月下旬~12月上旬に始まった新たな感染症の波で、中国をはじめ、中国製ワクチンを使っている国々は「中共ワクチン」の受け入れで、予想をはるかに超える被害を受けるのではないか?

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/11/454783.html)
 
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