ワクチンと救いへの道 あなたはどちらを選ぶのか
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 【明慧日本2020年5月31日】今回の武漢肺炎は世界で360万人に感染し、25万人が死亡した。恐らく、人類歴史上で一番感染力の強い伝染病であろう。多くの国は精一杯にワクチンの開発を急ぎ、このワクチンを人類が救われる希望としている。しかし、冷静に分析すると、武漢肺炎に対するワクチンは無効だとの結論になる。 

 一 、天然痘は人類が唯一消滅したウィルス 

 天然痘は人類がワクチンを使って消滅させた一番目のウィルスである。しかし、人類が消滅した二番目のウィルスは何ですかと聞くと、答えは無いのである。

 2019年、世界保健機関(WHO)は人類が「ポリオウイルスIII型」を消滅したと宣言した。もし、本当に消滅したのなら「ポリオウイルスIII型」に対応する予防接種の必要がないはずである。しかし、予防接種はいまだに続いている。実は、天然痘を予防するための牛痘接種も、完全に止められていない。

 ポリオとなるポリオウイルスは、三つの種類(血清型)がある。III型がたとえ本当に消滅しても、I型、II型のウィルスはまだある。したがって、ポリオウイルスを徹底的に消滅するまでは、まだ道が遠いといえる。 

 二、 DNAウィルスや個別のRNAウィルスに対して、ワクチンが有効である 

 ウィルスは2種類(DNAウィルス、RNAウィルス)がある。DNAウィルスは安定性が高く、ゲノムの構造に多様性がないのでDNAワクチンが作りやすく、効果もある。例えば、天然痘を予防する牛痘ワクチンがそれである。

 RNAウィルスは変異が非常に速いのですが、RNAウィルスの中には型付けが非常に少なく、DNAウィルスと同じように単純なものもあり、そのようなRNAウィルスに対してはワクチンが有効である。 狂犬病ウィルスと同様に、このRNAウィルスも世界では1種類(血清型)しかない。 なぜか? 最も可能性が高いのは、狂犬病のRNAも変異の影響を受けやすいが、より大きな変異は生き残れず、生き残ったものだけが単一(自然淘汰)になるからである。

 ポリオウイルスもRNAウィルスで、3種類しかなく、また比較的単一なので、ワクチンの組み合わせを変えれば対応できる。 

 三、RNAウィルスに対するワクチン効果がない二つのケース

 (1) ウィルスの型別サブタイプが多すぎて、ワクチンの効果が出ない

 インフルエンザウイルスがこの種類である。常に変異を繰り返し、変異後も感染力や病原性を維持するRNAウィルスであることを示している。 インフルエンザウイルスには、人インフルエンザ、豚インフルエンザ、鳥インフルエンザ、馬インフルエンザなど多種多様がある。インフルエンザA、B、C、Dの4種類があり、最も変異の多いインフルエンザAの亜型であるH0N1、H1N1、H2N2、H3N2、H4N4、H5N1、H7N7、H7N9・・・ウィルスはいつでも変異して再編成され、4価のインフルエンザワクチン(4種混合ワクチン)を同時に接種しても、他のインフルエンザウイルス(新しく変異したものでも)による感染が可能で、パラインフルエンザウイルスによる感染も可能である。

 それで多くの医者が健康状態が悪い人に限ってだが、インフルエンザの予防接種を勧めないのである。古いインフルエンザでは一般的に、人は抗体を作り、新しいインフルエンザが来ても古いワクチンが効かずに感染してしまうからだ。 なぜ一部の機関はインフルエンザの予防接種を広く推奨しているのだろうか? 営利目的だからである。

 (2) 免疫系を攻撃するウィルスに対するワクチンも効果がいつも出にくい

 ワクチンは、免疫系がウィルスを中和して、破壊する特異的な抗体を生産することで機能する。 しかし、HIVのように免疫系を攻撃するウィルスに対しては、免疫系を破壊しても認識されず(免疫逃避)、抗体を作れないままで、ワクチンの効果はないといえる。 だからこそ、HIVは何十年も有効なワクチンがないのである。

 四、科学的結論として、新型コロナウイルスワクチンは効果がないに違いない 

 新型コロナウイルスSARS-Cov-2(WHOによってCOVID-19として知られている)は、新しく発見されたウィルスで、変異の速度が速く、種類も多い。ほぼすべての人間の臓器を攻撃し、また、人間の免疫システムも攻撃する特徴があり、効果のないRNAウイルスワクチンの上記二つのケースがすべて当てはまる。 だから、新型コロナウイルスのワクチンは、HIVワクチンよりも難しいといえる。

 新型コロナウイルスに関する人類の研究は、出口のない研究であり、運よく出来上がればいいと願っているが、もちろん、莫大な利益にけん引されていることも確かである。しかし、人間のウイルス学、免疫学、医学の発展はピークに達し、科学的に証明された理論は「新型コロナウイルスのワクチンは効果がないはずだ」ということを冷静に人類に伝えている。 

 五、 科学的結論として、人自身の抗体でも最終的に効果がない

 人が新型コロナウイルス感染症から回復した後、体は特定の抗体を生成するが、それでは、新型コロナウイルスに対する生涯の免疫力を得られるか、どうか?

 これは、可能性がない。なぜかと言えば、このウィルスがあまりにも変異する速度が速いため、元の抗体が効かなくなってしまう可能性があるからだ。

 ワクチンは効果がないが、人自身が感染によって生成した抗体は変異したウィルスに対して、もっと効果がない。歴史はすでに人類に警告したはずである。古代ローマに疫病を経験したエヴァグリオスはこのように書いている。「ある人が1回、2回感染し、回復したが、彼らを待っているのは、3回、4回の感染、さらに死亡である」 

 六、唯一の希望は、自分で自分を救う道を歩むしかない

 このような大きな疫病に対して、人類の全ての手段が効かなくなる。「新冠瘟疫:回溯误区 惊见根源 根本治愈」(明慧ネットに掲載された文章「新型肺炎疫病:誤解を取り除き、根源を見つければ、徹底的に治る」)の中で、ミクロ世界の遺伝子から、マクロのルート、偵察の三つの面で、新型コロナウイルスは人造ではなく、人類の智慧をはるかに超えた、神の作品だと論証した。今回の疫病は、17年前のSARSと同じように、決まった時間、決まった場所、決まったルール、決まった方向でやって来た。古今東西にわたって多くの有名な預言の全ては、今の人類を淘汰する災難を指している。

 歴史に基づいて現実を見てみると、見識のある人は「歴史上の祈祷や祈りの方式などで、神に祈ることも、佛を拝むことも、今回の疫病に対してはすべてが効果的ではない」とみた。歴史上で人を淘汰する大きな疫病の災難は、救われる人は皆、悟性が高く、その時の主管する神に祈ってから救われた。

 中国共産党への幻想を捨てて、最後に自分の罪を償う機会を掴むことである。これは人類全ての歴史文明が打ち立てた、長い長い歴史の観点から見た答えである。

 最後に李洪志先生の詩『洪吟五』「神は承諾を実現している」を皆さんと読んで考えることにしよう。 

 私は歌声であなたに告げる、神は承諾を実現していることを
 天機を明かさなければならない
 宇宙は巨変に直面し、衆生が大難から逃れることは難しい
 多くの神が人となり、天から降りてきた
 創世主が済度されることを待って、天体を再び造り直す
 大法に同化してこそ、船に乗ることができる
 人の世は迷いで、神性は埋没されやすい
 名、利、情の誘惑があるため
 無神論は、紅魔の禍によるもの
 進化論は、憶測による偽物である
 現代の意識と行為は、危険に陥らせ
 弾圧と虚言によって、人は神に対する罪を犯し、解脱を難しくさせる
 時間は少なく、とても緊迫している
 あなたが世に来た誓約を果たし、再び間違わないで

                    (二零一六年三月十二日)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/5/404779.html)
 
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