【入選文章】23年間で5回の調査:法輪功の超常さを証明(下)
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年5月26日】(前文に続く)

 2005年

 米国ベイラー医科大学(Baylor College of Medicine)の免疫学者が、代替医療分野の権威査読誌である『補完代替医療学会誌』に論文を発表した。(Li QZ, Li P, Garcia GE, Johnson RJ, Feng L. (2005) Genomic profiling of neutrophil transcripts in asian qigong practitioners: a pilot study in gene regulation by mind-body interaction. J Altern Complement Med. 2005 Feb;11(1):29-39.)

 学習者の血液白血球を用いた実験を通して、DNAマイクロアレイ(Microarray)やRNAプロテクションなどの技術を使って、身体の主要免疫細胞の一つである好中球の遺伝子を研究し、1年以上法輪功を修煉した学習者と健康な非学習者との類似点と相違点を比較した。測定した13,000の遺伝子のうち、250の遺伝子の表現活性が学習者の身体では変化していることがわかった。正常な健康人と比較して、学習者の好中球は細菌を貪食して殺す能力が著しく高く、ウイルスに対する抵抗力に関連する調節遺伝子(インターフェロンγなど)が著しく多く、さまざまな外来ウイルスや細菌に対してより抵抗力(免疫力)があることが明らかになった。

 もう一つの重要な発見は、これらの学習者の免疫細胞は独特な「双方向制御メカニズム」を持っていることだ。通常の状態(炎症がない状態)では、彼らの好中球性白血球は一般人の白血球よりも寿命が長く、食作用が強いため、よりよく身体を守ることができる。しかし、炎症状態では、好中球性白血球は病原体を消滅した後に急速に壊死するので、炎症が速やかに収束しやすく、「サイトカインストーム」(免疫過剰反応)を回避することができる。

 『補完代替医療学会誌』はこの論文について、「精神と身体の相互作用をより包括的に見ており、同誌がずっと期待していた試験だ」と評価している。

 2016年

 2016年6月、米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、「法輪功の修煉による末期がん患者の生存延長および改善、あるいは症状の治癒に関する研究」という論文を発表した(An observational cohort study on terninal cancer survivors practicing falun gong(FLG)in China)。ASCO年次総会は、癌および腫瘍学研究に関する世界最大かつ最も影響力のある医学会議であり、毎年世界中から3万人以上の腫瘍学専門家が参加している。

 報告書には、診断、法輪功の修煉期間、報告書作成時点まで実際の生存期間(AS)、症状の改善度および生活の質(QoL)などの内容が含まれている。すべての報告書は2人の医師によって審査された。予測生存期間(PS)は、治療担当医師の臨床予測(CPS)を用いて評価し、元の報告書に臨床予測が提供されていない場合は、米国国立衛生研究所SEER(Surveillance, Epidemiology, and End Results)のデータベースを使用した。

 論文は、肺(38例)、肝臓(29例)、胃(17例)、白血病(12例)、食道(10例)、婦人科(9例)、膵胆道(8例)、大腸(7例)、その他(22例)などのがん原発部位の末期がん152例(PS≤12カ月)を対象として研究したものである。

 平均発症年齢は53.3±15.6歳であった。法輪功を修煉する前に、病院で抗ガン剤治療を受けたが失敗したケースが65例、病院で診断された後抗ガン剤治療を受けなかったケースが74例、病院で治療を受けながら法輪功を学び始めたケースが13例である。法輪功の修煉期間は53.1±58.9カ月であった。症例報告日の時点で、149人の患者が健康な状態で生存しており、予測生存期間(5.1±2.7カ月)に比べて、実際の生存期間はすでに56.0±60.1カ月間(P <0.0001)著しく延長した。臨床予測生存期間(5.1±2.0カ月)はSEERデータベースの生存期間(5.2±3.2カ月)に近く、これらの症例報告と臨床予測生存期間の信頼性を示している。症状改善までの期間は1.3±1.7カ月であった。 147例(96.7%)の症状が完全に消え、うち、60例の報告は主治医により確認を受けた。症状が完全に消失するまでの期間は3.6±3.3カ月で、無症状生存期間は52.7±61.1カ月であった。法輪功を修煉した後、生活の質は著しく改善された(各項目P値<0.0001)ことがわかった。

 報告された研究の結論:我々の観察により、法輪功を修煉することは、末期癌患者の生存期間を著しく延長し、症状を改善することができるということが分かった。

 2021年

 2021年初め、アメリカの雑誌『健康行為と政策評論』(Health Behavior and Policy Review)に「台湾における法輪功学習者の医療利用と健康意識」と題する研究報告が掲載された。

 この調査では、国際で一般的に使用されている「健康調査票」(MOS 36-Item Short Form Health Survey,SF-36)を用いて、1,000人以上の回答者の心身の変化、修煉前後の医療利用、慢性疾患の状況、喫煙や飲酒の習慣などの変化を含めて評価した。

 調査結果によると、学習者の「身体的健康」と「精神的健康」など8項目の指標の平均値は、「身体功能」と「社会功能」を除いて、一般人より明らかに高かったことが分かった。

 また、修煉する前に、台湾での心臓病、糖尿病、肺病、高血圧などの死亡原因となる慢性疾患トップ10を患っていた学習者に対して調査した結果、70%~89%の学習者が修煉した後、改善または治癒していた。このほか、法輪功の書籍『轉法輪』を多く読むほど、健康面で良い結果が得られるが、動作だけを行い心性を修めない場合、健康の進歩は限られていることが分かった。

 結び

 1998年から2021年までの23年間、政府機関から学者および学術機関まで、学習者に関する研究成果の一部を列挙した。研究方法や対象は異なるが、ミクロの細胞観察にしても、マクロの一般調査にしても、法輪功の病気治療、心身浄化の「超常」効果が公正かつ客観的に評価されていることが分かった。

 現代医学の発展に伴い、病気の原因を環境的、生理的、精神的な要因から研究した結果、精神的な要素が決定的な作用を果たしていることが分かった。法輪功の修煉の際立った特徴は、修煉者が思想境地の向上を最優先にし、仕事と生活の中で真・善・忍の原則を厳格に守り、人間の思想的品格において真に精神状態を改善するよう要求し、それによって身体が理想の健康状態に達することである。

 西洋のことわざで、「時間はすべてを覆い、すべてを明らかにする」と言われるように、1999年に法輪大法明慧ネットが開設されてから8,000日以上が経過したが、毎日少なくとも1人または数人の修煉者が難病を克服した見聞や体験を語り、また、修煉していないが法輪功の恩恵を受けた一般人が感謝の気持ちを伝えている。ネット検閲による制限など様々な要素があるため、実際に恩恵を受けた人の数はもっと多いはずだ。

 この20数年間、学習者の数え切れないほどの真実の奇跡が、知らず知らずのうちに多くの人々に感動と啓示を与えた。現在までに、法輪功の主著『轉法輪』はすでに40カ国以上の言語に翻訳され、100以上の国に広まっている。生命科学を探求し、生命の神秘を解き明かしたい人にとって、法輪功を学び、『轉法輪』を読めば、人生の思わぬ旅立ちができるかも知れない。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/20/441216.html)
 
関連文章