「都市封鎖」はウイルス感染を防ぐことはできない
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 【明慧日本2021年2月13日】中国のウイルス状況はますますひどくなって来た。今まで、中国でリスクが高い地区は73カ所まで増え、北京のウイルス対策の結果は、笑い話になってしまった。

 河北省のウイルスの状況が爆発して以来、感染人数が急に増えて、武漢の門を封鎖し、封印紙を貼り付けるような強制施策が再現しが、僅か数日間で、門を封鎖するという方法から、集中的に隔離せよと命じた。邢台市南宮の3歳の子供をもつ母親は、1月11日、ソーシャルメディアで、「この前、子供と一緒に自宅で隔離され、入り口に封印紙を貼り付けられました。しかし今は豊翼中学校集中隔離地まで送られました。隔離地の状況と環境は、管理が悪く、秩序もなく、すごく不安を感じています」と言った。

河北疫情爆发

ウイルスが爆発している河北省

 隔離のレベルを高めればウイルスを完全に阻止できるのか

 石家庄藁城(ガオチェン)市増村の2万人、邢台市南宮の三里庄の全員、及び黒龍江省ハルビン市の一部コミュニティーの全員をバスで運ぶビデオがソーシャルメディアで見られる。専門家は、それは非医療的対策だと言っており、その正体は、中国共産党(以下、中共)の「画一的な政策」で、新型コロナウイルスの伝染を阻止しようとする方法である。

 ウイルスを阻止するには、「画一的な政策」で本当に止められるのかと、市民に疑われている。都市を封鎖し、地域を封鎖する方法は非常に極端な手段だと思われているにもかかわらず、さらに集中的に隔離するのは、人々を密封した容器に閉じ込めるようなもので、果たして本当にウイルスの拡大防止になるのか?

 中国のインターネットでは、共産党のメディアは、集中した検査、ビッグデーターによる患者への位置付け、患者をチェーン式に捜査するなど、中共が数万億元をかけて作った監視システムを使っても、達成できない成功手段と褒め称える一方で、成功対策だと自慢しているにもかかわらず、市民からは、何故年末に故郷に戻れないのか、なぜ控えれば、控えるほど、感染人数が増えるのか、無症状感染者は一体どのくらいいるのか、さらに、無症状感染者の行動範囲はどのくらいの範囲なのか疑問が絶えない。

 2020年に武漢肺炎が流行っていた時、武漢の感染者は、平均数で成長して行く形で報道され、同じことが河北省で現れた。中共健康委員会は、2021年1月16日の公告によって、河北省の1月15日の確定感染者は90人いた。しかし、ネットユーザーは、河北省が公布した数字に可笑しいところがあると気づいた。つまり、12日は90人、13日は81人、14日も90人がいたと毎日ほぼ同じような数字の感染者が出ていると報告されていることであった。

 多くのネットユーザーは「CCTVニュース」のウェイボー(中国版ツイター)のコメント欄に、「なぜ河北省は毎日90人の感染人数を公布しているのでしょうか? あえて多く公布する勇気がないためでしょうか」とコメントした。

 「石家庄の毎日の報道は本当に平均的ですね。ご苦労様です」

 「通常の場合、最初の人数は少ないはずですが、全員が検査を受けた後は、感染者が激増するに違いないのに、平均90人という数字自体がおかしい」というコメントがあった。

 中共はいろいろな方法でウイルス拡大の実態を隠蔽している。公布した情報は、大雑把で、不透明で、人々は安心出来ない。

 イギリスの専門家、封鎖はウイルス阻止には役立たない

  イギリスの首相・ジョンソン氏は、1月22日の記者招待会を行う際に、イギリスでは初めて新型コロナウイルス(中共ウイルス)の変異種を発見し、死亡率はかなり高いと発表した。当局は、変異種は高死亡率が存在していると初めて公布した。インペリアル・カレッジ・ロンドンの伝染病学教授のスティーブンライリー氏の研究によって、イギリスの大規模封鎖対策は、ウイルスの拡大を阻止するには役に立たないと明らかにした。

  アメリカでは、最も厳しい封鎖対策を行っているにもかかわらず、バイデン氏は、ウイルス爆発の実態が好転しておらず、さらにひどくなったと発表した。つまり、厳しい封鎖は、効果がなく、かえってひどくなるという結果をもたらしている。

 昨年から、封鎖がもたらした問題について広範囲で検討したことがある。2020年10月中旬、6000人の専門家、及び医者が封鎖反対の陳情書に署名した。陳情書の中にアメリカや、イギリスの封鎖対策は、取り返しのつかない損失をもたらす可能性を明らかにし、感染リスクが低い人々に通常の生活をしてほしいと勧めた。スウェーデンのルンド大学内科と流行病教授ピーター・ニルソン氏は「経済が不景気の状況下で、新型コロナウイルスによる死亡者数は、封鎖や、経済が潰されたことによる死亡者よりかなり少ない」と明言した。

 集団免疫はウイルスの異変に間に合うのか

 2020年12月、インペリアル・カレッジ・ロンドンのウイルス研究専門家のヌノファリア氏が、「サイエンス」に発表した論文によれば、ブラジルのマナウス市民の4分の3が感染者であり、集団免疫を成し遂げれば、ウイルスは消えると推測した。しかし、マナウス市の感染人数は減らず、却って増えている。「一体どんな原因で、集団免疫に失敗したのか」とファリア氏は理解出来なかった。

 集団免疫とは、大多数の人口に自然に感染させ、ワクチンを接種することによって抗体を形成し、集団免疫という目的を達成する方法である。

 1月12日、ファリア氏のチームが初の結論をまとめた。彼らは、この都市の多くの人は、変異種のウイルスーブラジル変異種に感染したと発見した。このブラジル変異種は、体内に生まれた抗体から避けることができ、人に再度感染する可能性がある。

 実は、イギリスでは変異種が出現した後、全世界では変異種が頻繁に出て、さらに人の免疫機能を避けるように進化して行く。今まで発見した南アフリカの変異種、ブラジルの変異種と米カリフォルニアの変異種は、人体免疫システムから避けて進むことが可能であると明らかにした。

 ウイルスは、まるで智恵を持っているかのように、各種の治療手段から逃げることができるそうだ。マナウス市の集団免疫が失敗したのは、縁起が悪い兆候と考えられている。

 昨年9月、カリフォルニア大学ロサンゼルス校が、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に発表した研究は、新型コロナウイルスの回復者は体の抗体の抵抗力が、36日の間、半分ぐらい下がったと明らかにした。専門家たちが不思議に思っているのは、SARSや、MERSはコロナウイルスとも呼ばれているが、生まれた抗体は1年から2年まで有効に維持することができるが、なぜ新型コロナウイルスはSARSより変異が速いのか、ということだった。

 東方健康博覧会の奇跡

 中国人は、以前、家族が不治の病を患ったら、もっとも素晴らしい医者が解決することができない場合、病院に期待しないと判断していた。その時、人々は民間に入り、腕がいい人や、代々伝わっている卓越な技法を持っている人や、修練している人を訪れて、科学が解明できない問題を処理してもらった。

 1992年12月、北京の国貿プラザで10日間の「東方健康博覧会」が行われていた。法輪功の創始者・李洪志先生は弟子を連れて博覧会に参加し、来訪者に自発的に病気治療を行った。

 ある日、1人の女性が夫に付き添われて、法輪功のブースに向かって来た。彼女のお腹の中に腫瘤があるため、妊娠10カ月の妊婦より大きなお腹で、病院は治療できないと宣告した。李洪志先生はその場で治療を施し、しばらく経ったら、李先生は手で掴む姿勢をした後、その女性のお腹がすぐ小さくなり、通常の大きさに戻った。ズボンのサイズは、2人が入れるほどの大きさだった。

 その場で見ている人はまるで凍ったかのように静かに立って、反応さえもなかった。しばらく経って雷鳴のような拍手の音が久しく鳴り止まなかった。夫婦2人は地に手をついて李洪志先生に叩頭しながら感謝した。李先生は両手で抱えて夫婦2人を抱き起こした。

 この夫婦2人は、その場で感謝状を書いて、委員会に送った。博覧会主催者の李如松さんはマイクで感謝状の内容を読み上げた。「博覧会が行われてから今まで初めての感謝状は法輪功を称賛したものです。感謝状を一番多く獲得したのは法輪功です」と皆に伝えた。

 東方健康博覧会の奇跡は、すぐ広まった。多くの人は、「それは本当ですか?」と聞いた。体験者たちは、自分の体験を述べ、聴いた人は、不思議に思った。

 1993年8月、中宣部と公安部が、聯合に「第3次全国の正義感に燃えて勇敢に行動する先進分子への表彰大会」を行う際、李洪志先生が要請を受けて、模範人物たちに病気治療をして、よい効果を得たため、8月31日に、「中華人民共和国公安部は中国気功科学研究会への感謝状」の中に、李洪志先生、及び法輪功の病気治療効果を認めて、称賛した。

 2人のフランス人の物語

 有名なフランス予言者ノストラダムス氏が、「ミシェル・ノストラダムスの予言集」の中に、「男が東から腰をあげて出てくる。アッペンニーノ山脈を越えてゴールに会いに空を飛び海を渡り雪を踏みわけ、鞭で皆の心を感動させる」と述べた。その話から、フランスで発生した一つの物語を思い出した。

 1994年7月5日、2人のフランス人は中国大連で行われていた法輪功の講習会を見つけた。彼らは変な病気を患っている子供の父と祖父であった。彼らは慌てて、どうしても李洪志先生に会いたいと言った。彼らは自己紹介する時、フランス人であり、彼らの神は彼らに李洪志先生を探し、孫の病気を治療してもらうように言った。その孫は、7、8歳の子供で、多くの病院に行ったが、なかなか治らなかった。言葉が話せないだけではなく智慧遅れで、寝たきりだった。

 李先生は、子供の具体的な状況を聞いた後、手で糸を操るような動作をして、治療が始まった。しばらく経って、李洪志先生は、もう治った、電話で聞いてみてと言った。この2人のフランス人はホテルに戻って、電話してみると、奥さんは「奇跡が現れたよ。部屋の中に金色の光が溢れて、子供が突然に話せるようになリ、『お母さん、どうしたの』と聞いた。完全に治った。本当に奇跡だ」と言った。

 1995年、李洪志先生はてフランスに招待された。初めに、李先生はフランスの中国大使館で報告会を行い、学習者の多くは大使館で働いている人達であった。その後、パリで法輪功の講習会を開催した。パリの講習会は李先生が初めて海外で法を伝えたため、画期的な意義を持ち、法輪大法を世界に広めるための幕開けとなった。

 法輪功の病気治療効果は医学界に振動をもたらした。多くの治らない病気、癌や、希少病などは法輪功を修煉した後、不思議に回復した。2003年3月20日、明慧ネットが「法輪功健康調査 レポート北アメリカ235例」を発表した。法輪功の修煉は体の健康を促進し、224人の学習者が修煉した後、体の状況が大きく改善され、慢性病を患った人は症状がだんだん消えて行き、ある人の持病は修煉前よりだいぶ軽減されたことが明らかにされた。

 この20年来、学習者たちは「真・善・忍」の理念に従って、いろいろなやり方で迫害停止の呼びかけ活動を行い、より多く人に真相を理解させた。今まで、法輪功が全世界で100以上の国、及び地区まで広がり、主要な著作である『轉法輪』は40種類以上の言語に翻訳され、多くの人が返本帰真の道に入り、心身ともに恩恵を受けている。

 新型コロナウイルスがますますひどくなった現在、人類は都市を封鎖し、入り口を封鎖するという手段で、行動を制限する措置を取っているが、実は失敗の手段と言える。中国では一つのことわざがある。つまり、「機は失するべからず、時は再び来ず」という言葉である。貴重な機縁が現れたら、必ず掴むべきである。固有の観念を持ち、その難を避ける方法を失えば後悔するだろう。

 2020年、武漢でウイルスが流行っている時、多くの縁がある人は感染した後、「法輪大法は、素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を心から念じて、完全に治った人は少なくないと、明慧ネットに記載されている。大きな難に見舞われる前に、誠の心を持っていれば、救われるのだ。皆にしっかり覚えてほしいのは「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という言葉である。これは法輪大法が人々を救う九文字であり、中国でも、海外でも、慈悲なる佛法に国境はない。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/25/419028.html)
 
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