青年学習者 国際宗教自由サミットで真相を伝える
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 【明慧日本2023年2月18日】「国際宗教自由サミット(IRF)2023」が1月31日から2月1日まで、米国の首都ワシントンDCで開催され、法輪功の青年学習者(以下、学習者)チームが今回のサミットに参加した。

 チームは、カリフォルニア州、ニューヨーク州、メリーランド州から来た、音楽、医療、技術、ソフトウェア開発、バイオテクノロジーの分野の学生や若い専門家で構成されている。2日間の会議中、彼らはSFFG(法輪功を支持する学生の会)とFDIC(法輪大法情報センター)を代表して、出席者と政府関係者に中国における法輪功迫害の実態を伝えた。サミットの多くの発言者と人権専門家は、学習者の粘り強さと勇気に敬意を表し、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害を非難した。

图1:二零二二年一月三十一日至二月一日,“学生支持法轮功组织”(SFFG)和“法轮大法信息中心”(FDI)的青年法轮功学员参加了国际宗教自由峰会,传播法轮功的<span class='voca' kid='62'><span class='voca' kid='62'>真相</span></span>。图为,参加此次峰会的青年法轮功学员合影。

国際宗教自由サミットに参加した青年学習者

 青年学習者が「良心の囚人の解放討論会」でスピーチ

 中国出身で、現在米国で勉強しているグレース・陳さんは、学習者を代表して「中国での宗教の良心の囚人を解放する運動」をテーマとした討論会に参加した。グレースさんの両親は法輪功を学んでいることで、現在も中国で拘禁されている。

图2:格蕾丝·陈(右一)在IRF峰会小组讨论中发言。

IRFの討論会でスピーチするグレースさん(右1)

 討論会で、グレースさんは中国で経験したことを語った。1999年に中共が法輪功を迫害して以来、幾千万もの学習者が拘禁され拷問を受けた。グレースさんが幼い頃、両親は何度も拘禁された。母親はグレースさんを幼稚園に送る途中で警官に連行され、数週間家に戻って来なかった。グレースさんはまた、中共が中国全土に法輪功に関する嘘を広め、小学校の教科書にさえ法輪功を中傷する内容を載せ、校長と教師に全校生徒の前で法輪功を誹謗中傷させるよう仕組んだことを語った。

图3:格蕾丝儿时和她的母亲曹志敏女士的合影。曹志敏女士因修炼法轮功目前在中国被非法关押。

幼い頃のグレースさんと母親の曹志敏さん

 2019年、グレースさんはニューヨークで音楽を学ぶために中国を離れることができたが、両親は中国で仕事をして彼女を学校に通わせることになった。2020年末、学習者を大規模に連行する行動で、彼女の両親は共に拘禁された。それ以来、グレースさんは両親との連絡がとれなくなり、2年以上音信不通になっている。

图4:小组讨论现场。

討論会場

 討論会と質疑応答の最後に、ある女性がもう一度マイクを手にして、討論会のチームメンバーとグレースさんの勇気に感謝した。女性はグレースさんの話に感動し、涙を流して「中共政権が17歳の少女にこのようなことをするのは非人道的なことです」と述べ「中共との闘いの中で最後まで強い信念を持ち続けるように」とグレースさんを激励した。

 会議の発言者とサミット運営委員会の共同議長は法輪功を支持

 会議期間中、多くの発言者は法輪功への迫害に言及し、学習者への支持を表明した。

 グループミーティングでは、法輪功を学んだ母親が迫害され死亡したサイモン・張さんが、1999年の迫害開始以来、母親(季雲芝さん)が二度も労働教養所に送られたことを話した。

图5:西蒙·张拿着他的母亲季云芝女士的照片,她因为修炼法轮功而被中共迫害致死。

迫害死した母の写真を持つサイモン・張さん

 サイモンさんは、「母の65年の人生の最後の23年間は、ずっと中共による監視、嫌がらせ、連行、拷問と虐待を受けていました……。母が行なってきたのは、法輪功の原則である真・善・忍を堅持することでした。中共政権からの肉体的、精神的な拷問に直面しても、母はこれらの原則を放棄することを拒否しました」と述べた。2022年の北京(冬季)オリンピック開幕の数日前、季雲芝さんは再び連行され、留置場で残酷な拷問を受けて死亡した。

 サイモンさんの話を聞いた後、米国国際宗教自由委員会の前会長でIRFサミットの共同議長カトリーナ・ラントス・スウェット氏は、「何年も前から、私個人と私の家族、ラントス家族およびラントス財団法人は、学習者と付き合っています。我々は彼らの中に、尊厳と偉大な忍耐力、そして想像を絶する恐怖に直面した時の非凡な寛容力を感じました」と述べた。

图6:《苦冬》杂志负责人马可·雷斯宾蒂(Marco Respinti)在发言。

全体会議で発言するマルコ・レスピンティ氏

 サミット期間中の全体会議で、『Bitter Winter』誌の代表マルコ・レスピンティ氏は、ジャーナリストが最新あるいは最も注目されている人権被害団体だけでなく、法輪功を含むあまり知られていない迫害を受けている団体についても、調査・報道しなければならないと強調した。

 『Bitter Winter』は、中国および世界各地における信教の自由と人権の状況に関するオンライン雑誌である。

图7:在线人权和宗教自由杂志《苦冬》的负责人马可·雷斯宾蒂来到法轮功展台前。

法輪功のブースに立ち寄るマルコ・レスピンティ氏(中)

 レスピンティ氏は、展示会場の法輪大法情報センター(FDI)と法輪功のブースに立ち寄り、そこにいる青年学習者と話をした。同氏は、中国における法輪功への迫害についてよく知っており、法輪大法情報センターの最新出版物『法輪功への迫害:2022年の主要動向と今後注目すべき問題』に関心を持ち、報告書を手に取った。

图8:会议结束后,USCIRF研究员迪伦·谢克斯奈德(Dylan Schexnaydre,左图中的男士)和USCIRF主管政策分析师库尔特·韦斯穆勒(Kurt Werthmuller,右图中的男士)与格蕾丝·陈进行了交谈,对她父母被关押表示慰问。

グレースさんとディラン・シェクスネイドレ氏(左)とカート・ワースミューラー氏(右)

 USCIRF研究員のディラン・シェクスネイドレ氏は、法輪大法情報センターの迫害に関する最新報告書を手に取り、USCIRFは今後も学習者と緊密に協力していくと述べた。

 USCIRF担当の政策アナリストであるカート・ワースミューラー博士は、自身が長い間、学習者と協力してきたことに触れ、2021年にワシントンDCで行われた「7.20集会」で、当時22年間続いた中共による法輪功迫害の終結を呼びかける演説を振り返った。

 法輪功のブースで支持を表明する参加者たち

 「法輪功を支持する学生の会」と「法輪大法情報センター」は、IRF展示会場にブースを設置し、法輪功の資料および中共による法輪功への迫害に関する情報を展示した。多くの人が足を止め、迫害の実態を理解し、どのように学習者を支援すればいいかを尋ねた。

图9:年轻的学员(右)正在跟一位与会者讲述法轮功的真相。

迫害の実態を理解する会議の参加者

 元プロバスケットボール選手で、人権活動家のエネス・カンター・フリーダムさんは、法輪功のブースを見て立ち止まり、中国の人権侵害と臓器狩りの犯罪を非難した。

图10:职业篮球运动员埃内斯·坎特·自由(Enes Kanter Freedom,左二)与法轮功展位上的年轻学员合影。

ブースに立ち寄るエネス・カンター・フリーダムさん(左2)

图11:一位年轻的缅甸妇女(左)在法轮功展位上与学员交谈。

学習者と会話するビルマ人協会のメンバーの女性活動家(左)

图12:一名男子在法轮功展位前停留,想了解更多的信息,并拿了资料回家阅读。

功法と坐禅を学びたい男性はすべての資料をじっくり読むという

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/10/456620.html)
 
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