ワシントンDCの学習者、中共による神韻への妨害工作を暴く
■ 印刷版
 

 【明慧日本2023年12月14日】国際宗教の自由円卓会議(IRF Roundtable)は12月7日、米国務省ビルで会合を開いた。ワシントンDCの法輪大法佛学会の代表が演説し、中国共産党(以下、中共)による世界中の神韻公演への妨害工作の事実を伝えた。

 IRF円卓会議は、ワシントンDCにある非政府組織で、世界中の宗教・信仰団体が情報を共有し、意見を交換する場を提供するために、毎週会議を開いている。米政府の複数の関連省庁が週に1回、代表を派遣している。

 12月10日の人権デーに際し、米国務省は今週、国際的な信教の自由への関心を示すため、会議を自庁舎で開催した。会議には、さまざまな宗教や信条を持つ数十の団体の代表が出席した。ラシャド・フセイン国際信教の自由担当特命全権大使をはじめ、国務省信教の自由オフィスのスタッフ、米国国際信教の自由委員会および米国国際開発庁の代表者も会議に出席し、各団体の代表者の発言に耳を傾けた。

'图1:美国国务院大楼'

米国務省

'图2:二零二三年十二月七日,“国际宗教自由圆桌会议”在美国国务院大楼内举办了例会,华盛顿DC法轮大法学会的代表在会上发言。图为例会的现场。'

12月7日に国務省で行われた会議

 席上で、学習者の代表は次のように発言した。「中共は24年間、法輪功を残酷に迫害してきました。迫害により、中国では5千人以上の学習者が死亡したことが確認されており、さらにはもっと多くの姓名不詳の学習者が生きたまま臓器を摘出されました。海外では、中共の法輪功に対する国境を越えた弾圧も横行し続けており、絶えず続いています。その最も典型的で顕著な例は、世界各地で行われている神韻公演への妨害です」

 同代表によると、神韻は法輪功を学ぶ芸術家たちによってニューヨークで設立された芸術団で、中国の古典舞踊と音楽を通じて、中国五千年の伝統文化を復興させ、広めることを趣旨としている。そして、この伝統文化はまさに、無神論を唱える中共に70年以上にわたってずっと破壊の標的とされてきたものである。神韻は今や世界最高峰の中国古典舞踊団であり、毎年5大陸で150以上の都市を巡演し、各国のあらゆる民族の芸術家や一般市民から広く称賛されている。

 「しかし、中共は神韻芸術団を標的にし、神韻を混乱させ破壊する努力を惜しみません。あるウェブサイトの記録によると、家宅に侵入して神韻アーティストのコンピューターを盗み出す、神韻のバスのタイヤを切りつける、神韻のチケット販売サイトにサイバー攻撃を仕掛ける、ネット上のコメンテーターを動員して神韻に否定的なコメントを書き込ませるなど、25カ国で少なくとも70件の破壊事件が発生しました」

 「さらに、神韻の公演が行われるすべての国において、中国大使館と領事館は例外なく、劇場、メディア広告主、政府に次のようなメッセージを送っています。『神韻の公演を許可すれば、中国との政治的・経済的関係は深刻なダメージを受け、劇場や芸術関連会社は中国との取引ができなくなり、関係する個人は中国への入国ビザを取得できなくなる』」

 代表者はさらにこう話した。「残念なことに、過去10年ほどの間に、いくつかの国では中共の妨害工作によって神韻の公演が中止され、神韻に莫大な経済的損失をもたらしただけでなく、多くの人々が神韻を鑑賞する機会も奪われました」

 また、同代表は特に、韓国では中国大使館や領事館が地元の神韻主催者の劇場申請を難しくしたことに言及した。

 さらには中共は、親中派の華僑コミュニティーのリーダーたちに米国の税務当局者を買収させ、神韻を損なう働きをさせるよう指示した。リーダーたちは米連邦捜査局に監視・捜査され、最終的に今年5月に逮捕された。

 学習者は、「中共は世界各地で、政治、経済、技術などの分野に浸透し、破壊を図るだけでなく、芸術の分野において、他国の人々が観られる演目と観てはいけない演目をコントロールしようとしています。これはその恥知らずな本性を示しています。民主政府と善良な市民は警戒しなければなりません」と指摘した。

 最後に同代表は、出席者が中共の邪悪な本質に対する認識を深めることを願い、米国務省に対し、神韻芸術団の海外公演への支援と保護を提供するよう呼びかけた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/12/9/469107.html)
 
関連文章