日本の学習者 私たちはなぜ神韻のボランティアをするのか
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 【明慧日本2025年2月8日】

 「神韻は私の「元気の素」

 今年初めて神韻のボランティア活動に参加した小椋さんは、2007年から(コロナ禍の3年間は除く)神韻公演を毎年楽しみに観てきました。実は、神韻は小椋さんの「元気の素」なのです。この『神韻』公演を皆さんに観て頂くことで、温かな優しい「心」をお届けできると思い、小椋さんはコールセンターでのお手伝いをすることにしたそうです。

 小椋さんはボランティアに参加する理由を次のように述べています。「私は『神韻』を見るたびに思うのです。神業としか思えないダンサーたちのしなやかな動きを見る限り、『優しい心、素直な心、相手を思う心』が自然と伝わってきて、見ている人たちの『心』も爽やかになり、元気を取り戻せると心から思うのです。そしてまた、私たちに(奥底に潜む)忘れられた心・・日常生活の中で、忙しさに紛れて気付かずにいる『心』を『神韻』を観るたびに感ぜずにはいられません」

 『日本でも昔は、誰でも悪いことをしている子供たちに身近な大人から『お天道様に見られているぞ、悪いことはしちゃだめだ』『お天道様に叱られるぞ』などと、よく言われたものです。 信仰心の有無には関係なく、周りにいる者が『正しい心』を教えてくれていたので、人々の『心』には自然と良くない考えは消えていきました」

 「そのような『心』を中国の古典舞踊を通して、『神韻』は伝えていると思っています。今年、はじめてボランティアを希望して参加したのですが、どのお客様も真剣に席を選ばれます。この『心』を受けて、何気ない小さなことでもお答えして、失礼のないように心がけ、少しでも見やすいお席をご案内したいと思うようになりました」

 ボランティア活動に参加することで大きな喜びとやりがいを感じた

 もう1人の日本人学習者はこう話しました。「記者として法輪功の活動を取材する中で、パレードや署名活動で通行人からコメントを引き出すことの難しさを痛感します。しかし、神韻の文章では、観客から非常に深いコメントを引き出していることに感銘を受けます」

 「例えば、今シーズンのアトランタ公演での市議会議員のコメント『単に公演だけでなく、公演が伝えるメッセージ、おそらく人生のどん底にいる人が、他者の愛の介入がなければ自分の人生を終わらせることを考えているかもしれないという内容についてです。彼らは、自分にはまだ存在する価値があり、自身にはまだ美徳があり、依然として人生をより高い目的に向けることができると伝えています。これは私にとって、非常に力強いメッセージです』がありました」

 「神韻が単なる演目を超え、観客の心に直接語りかける力を持っていることを示しています。このようなコメントを引き出すインタビュアーの力量には、本当に心を打たれます。記者として活動の取材の中で通行人からコメントを得られた時も同様ですが、神韻のボランティア活動においても、観客の感動の声を聞いたり、感謝の言葉を受け取ったりすることで、自身の行いが人々の心を動かしていることを実感し、大きな喜びとやりがいを感じます。この感動や喜びが『日本人と中国人の法輪功学習者が神韻のボランティアをする』原動力になっているのだと思います」

 この学習者はまた、ボランティア活動の意義について語りました。「法輪大法は中共による激しい迫害を受けています。これは深刻な人権侵害です。神韻は、芸術を通してこの迫害の真相を世界に伝え、中共の嘘を暴いています。法輪功学習者にとって、神韻のボランティア活動は、迫害の真相を伝え、正義を訴える『抵抗の手段」』です」

 「神韻は、共産主義以前の中国の伝統文化、特に神伝文化の復興を目的としています。文化大革命以降、中共は中国の伝統文化を徹底的に破壊してきました。法輪功学習者は神韻のボランティア活動を通じて、失われた文化を取り戻し、その素晴らしさを人々に伝えています」

 「法輪功学習者にとって、神韻のボランティア活動は、自分自身の『良心に従う行動』から行っていることです」

 日本人に本当に中国文化を知ってもらうため

 ボランティアをしている中国人女性の学習者は、次のように話しました。「日本と中国の文化には深い繋がりがあります。日本でも漢字が使われており、学校では漢詩を学びます。多くの日本人は中国文化についてよく理解しており、『三国志』を好んでいます。彼らが持っている中国の印象は、仁・義・礼・智・信といった礼儀の国というものです。しかし、実際に中国を訪れるか、または中国から訪日した観光客が残した印象は、『汚い』、『ルールを守らない』などのネガティブなものです。中には『なぜ中国はこうなったのか』と理解できない日本人もいます」

 「その際、この学習者は日本人に次のように説明しています。中国は文化大革命によって伝統文化が断絶されました。中国共産党は中国人に対して洗脳を行い、民族的な感情を利用して反日を煽るなどしています。そして、周りの日本人に神韻の公演を見に行くように誘います。それこそが本当の中国の文明の再現だからです」

 「実際に、周りの日本人が神韻の公演を観た後、大変感動していました。これこそが、彼らが心の中で思い描いていた中国文化です。公演後には学習者に感謝のメッセージを送り、もう一度観たいと言っていました」

 この学習者は一例を挙げました。「私は地元の有名な三味線奏者とご縁があります。その方は中国の歴史と漢字が大好きで、初めて中国を旅行する前に中国に関する本をいくつか購入して読んでいました。しかし、帰国後、私にこう言いました。『今日の中国を見て、私は心から痛みと残念な気持ちがいっぱいです』」

 「私はその方に神韻の公演を勧めました。彼女は一番いい席を購入しました。公演が終わった後、私に言った最初の言葉はこうでした。『この公演はお金を儲けるためのものではありません。お値段以上でした!私たちの団体も毎年舞台公演を行い、私自身もよく公演を観ますので、一つの公演にかかる大きな努力をよく分かっています。神韻のようなレベルの公演であれば、このチケット代は本当に高くないのです。神韻は利益を追求するために存在しているわけではありません。それなら、なぜこれを行うのでしょうか?』」

 学習者はこう答えました。「それは伝統文化の復興のためです。そして、失われかけた文明が再び現れるのを皆さんに見てもらうためです」。その方はその話を聞いて目を潤ませ、深く頷きました。

 この学習者は最後に、期待も語りました。「中国人として、神韻は私の誇りであり、また中国人の希望でもあります。私はこれからもボランティアとして神韻のために自分のできることを尽くしていきます。そして、いつか神韻が早く中国本土で公演できる日が来ることを心から願っています」

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/7/490394.html
 
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