成都市の34歳の曲興さん、不当に懲役8年
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 【明慧日本2023年3月1日】成都市の法輪功学習者・曲興さんは今月15日午後、高新区裁判所で不当に開廷され、曲さんの母親は弁護権及び親族の傍聴権利を剥奪された。当日午後4時ごろ、曲さんは不当に懲役8年の実刑判決を宣告された。

 開廷当日、裁判所では多くの警察官が配置され、警備が強化された状態であった。弁護士は弁護士の専有通路を通って法廷に入ったが、曲さんの親友は傍聴を拒否され、曲さんの母親も入廷を拒否された。

 曲さんが紙面で母親を親族弁護人に指名した。法律条例では、家族の弁護を拒否してはならないと規定されている。しかし、曲さんの母が2022年6月20日に裁判所に親族弁護の「申請書」を提出した際、裁判所の謝姓裁判長に拒否され、しかも公的な場で罵られた。

 曲さんは今年34歳。2021年6月、賃貸住宅ビルの下で成都市肖家河派出所の警官らに不当に連行され、家宅捜索をされた。曲さんの母親も同時に連行された。その後、曲さんは不当に逮捕状が発布されたが、母は居住監視となった。

 2022年3月、曲さんの母親は、検察庁の検察官から「曲さんの書類が裁判所に回った」と聞いたため、同年6月20日に裁判所へ行き、親族弁護の書面申請書を提出しようとしたが、謝綱という裁判官に拒否され、しかも凶暴に罵られた。わずか数分間のうちに、裁判官に「恥知らずめ!」と3回侮辱され、申請も拒否されたという。

 曲さんの母親が関連部署に苦情を申し出た後、興奮状態だった謝裁判官は少しは静かになったが、親族弁護の申請書を依然として受け取らなかった。 

 刑事訴訟法第32条では、友人や親族が弁護人になれると規定している。同条は、弁護人になれない三つの条件も規定している。刑罰中の者、法律により個人の自由を奪われる者や制限されている者。 曲さんの母親はこの3つの条件に属さないので、法律に従って曲さんの弁護人になる権利がある。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/20/456953.html)
 
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