【5.13応募原稿】逆境の中での神の按排(二)
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文/中国の大法弟子 蔡雲口述 同修編集

 【明慧日本2023年6月28日】(前文に続く)

 善を守る娘

 私の法輪大法の修煉を通じて、娘は大法のことを理解し、私の修煉を応援してくれました。娘は、善良さを持ち、善悪を区別し、滑落した道徳に従わないなど、大法の教えに従っています。ですから、娘は大法の恩恵を受け、福報を得ることができました。

 数年前、娘はショッピングモールで個人経営者に雇われ、数百元から数千元の高級シルクスカーフやマフラーを販売していました。店主は娘に販売と管理の両方を担当させました。娘は容姿端麗で、営業力が高く、仕事を真面目にやり遂げました。商売繁盛の時は、1日の売上金額が数万元に達し、娘の給料も1万元になりました。

 しかし、その後、店主は利益に対する欲に駆られ、数元のスカーフを数千元の高級シルクスカーフとして売るように悪知恵を働かせました。その時、娘は「母は法輪大法の学習者で、真・善・忍に従って行動し、良心に反して他人に不利益を与えないようにとよく言われている」と考えました。 

 娘は店主に、法輪大法は人を良い人になることを教えている道理を話し、そのようなことをしないようにと勧めました。しかし、店主は金儲けしか考えず、聞く耳を持たなかったのです。娘は、店主を止められないと思って、悪いことに協力してはいけないと、仕事を辞めました。 

 ある日、その店主から娘の葬式に参加してほしいという連絡がありました。後日、娘が私に「お母さん、その仕事を辞めたのは正解だった。店主のご主人は心臓病になって、間もなく亡くなった」と言いました。しかし、その後、3カ月も経たないうちに店主も不治の病気になり、亡くなり、店も閉じてしまいました。

 善悪は報われるという天理の実例を娘は目の当たりにし、中国共産党(以下、中共)が宣伝している無神論を打ち破りました。この出来事を通じて、娘は人は善良であるべきで、良い人になる道理をよくわかり、法輪大法を一層信じるようになりました。

 娘と婿が婚約した時、私は顔合わせて、まず婿の家族全員に、「一つ条件があります。私は法輪大法の修煉者で、私の修煉に反対しないでください。みんなに法輪大法を支持してほしいです。それ以外のことは求めません」と言いました。婿とその両親は、「良い人になるのは、反対しません」と、口を揃えて言いました。

 中国で中共が法輪大法への迫害を続けているにもかかわらず、法輪大法を支持できる人は、善悪の区別ができる人で、良心を持っている人だと思います。そのような人は、仁と義があり、責任を持ち、天の意思に従っており、きっと福報を得られます。このような人に嫁げば、間違いないと思いました。娘は結婚してから、夫婦仲が睦まじく、幸せで裕福な生活をしています。婿の商売が繁盛し、2人の子供にも恵まれ、一家は幸せに暮らしています。

 善行を行う夫

 夫は最初、大法を信じていませんでしたが、その後、私が薬をすべて捨て、体が健康になり、性格が変わり、他人のことを優先に考え、寛容な心で物事に対応するようになったのを見てきました。それで夫は私の修煉を支持するだけでなく、法輪大法の真実と素晴らしさを人々に伝えるようになりました。

 公園で誰かが法輪大法の悪口を言うのを聞くと、夫は「法輪大法はテレビで言っているのとは違うのです。法輪大法は人に良い人になることを教えるものです。妻は法輪大法の修煉者ですが、彼女は以前より良い人間になりました」と言っていました。人から「気をつけろよ、そんなこと言っちゃダメだよ」と注意されても、夫はあまり気にしないのです。

 夫の善行は大いなる福に報われました。夫は私と一緒に煉功してから、脳血栓や高血圧など、苦しめられた難病はすべて治りました。法輪大法の奇跡が夫の身に起きました。

 正義を行う人々

 私の一番目の弟は脳血栓になり、動けなくなりました。入院中、私は見舞いに行き、「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という心からの九文字を唱えれば、福報が得られる」と伝えました。弟は信じてくれました。心からの九文字を唱えた後、弟は気分がよくなったと感じました。暫くして、退院ができました。

 再び弟に会いに行くと、弟は後遺症もなく、すでに回復し、以前と変わらない姿でした。弟は自ら同級生や同僚に自分の体験を話し、法輪大法の素晴らしさを伝えました。

 ある日、私はスーパーに卵を買いに行き、お金を払おうとしたら、「おばちゃん、僕が払うよ」という若い男性の声が聞こえてきました。私は、「え、どうしてお金を払ってくれるの?」と思いました。青年は、「おばちゃん、私のことを忘れたのです? 私は退院した時、おばちゃんに会って、法輪大法がいかに素晴らしいものかと教えてくれたでしょう。私は家に帰って、心からの九文字を唱えていました。注射せず薬も飲まず、すっかり元気になったので、お金を払わせてください」と言いました。

 話を聞いて、半年ほど前のある日、ある青年に法輪大法の真相を話していたことを思い出したのです。当時、彼は、心臓病で入院して、退院したところでした。この青年は会社の幹部で、中共の党員でしたが、私は彼に大法の真相を話し、それを理解した彼は、心からの九文字を覚え、中共組織から脱退しました。

 法輪大法の真実を知って理解したことで、この青年は福報が得られたのです。私は青年に、「ご親切にしてくれて感謝しますが、このお金を払わせるわけにはいきません。なぜなら、大法の師父は私に『良い人間になれ、より良い人間になれ』と教えて下さったからです。あなたを救うようにと教えて下さったのも師父ですから、大法の師父に感謝すればいいのですよ!」と言いました。

 ある日、私が大法とは何かを人々に伝えていた時、パトロール中の2人の警官に見られ、私を連行しようとしました。その時、通りすがりの数人が 「彼女は法輪功を学んでいる人だ。それは良い事じゃないか! なぜ善人を悪人として捕まるの? 悪人を逮捕すればいいのに。勝手に人を捕まえてはだめです。ちゃんと調べたのですか?」と言ってきました。察官は、善良な人たちの正義の声に驚き、自分たちが悪いとわかって立ち去りました。私は無事に家に帰ることができました。

 結び

 かつて、私は中共の無神論に洗脳され、何も信じない人間でした。法輪大法を修めた後、師父は私の天目を開いてくださいました。大法の書籍を読むとき、本の中の一文字一文字が法輪であること、時には折り重なって続く佛、道、神の姿であること、回転する色とりどりの法輪、私たちのそばには師父の姿や、他の空間のとても素晴らしく美しく比類のない殊勝な景色などを、見ることができました。

 佛家では、佛様は縁のある人を済度するという話があります。神はなかなか人に姿を現しませんが、天と神を敬い、善良さを保ち、天を畏れる者には姿を見せるのです。このような人たちには明るい未来が与えられると私は理解しています。

 (完)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 (明慧ネット第24回世界法輪大法デーの入選文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/19/460164.html)
 
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