【明慧日本2023年9月13日】北京市海淀区に住む59歳の法輪功学習者・劉伯新さんは、片足しかない障害者である。今年8月、劉さんは海淀区裁判所から懲役2年の不当判決を言い渡され、現在海淀区拘置所に不当に拘留されている。
連行され、濡れ衣を着せられた経緯
2022年7月1日、劉さんは市民に迫害の実態が書かれた資料を配布したために通報され、警官に海淀区拘置所に連行された。
2022年7月14日の朝6時、劉伯新さんの家に侵入した蘇家坨派出所の警官らは、彼女を連行するとともに、彼女の家にあった法輪功の書籍、パソコン、プリンターおよび現金1万元余りを奪い取った。劉さんは健康状態を勘案され、一時的に「保釈」されたが、一カ月後の8月25日午後2時、再び蘇家坨派出所の警官らに「逮捕する」と言われ、連行された。当日の夜12時、彼女はまた「保釈」された。
2022年11月、海淀区検察院は劉伯新さんを召喚した。海淀区裁判所は当初、2023年2月16日に開廷する予定だったが、延期した後、3月23日午後2時に開廷すると通知した。
2023年8月29日、海淀区山後裁判所は違法に審理を行い、劉伯新さんに対して懲役2年の不当判決を下した後、彼女を海淀拘置所に拘禁した。
度重なる連行と監禁
法輪功を修煉する前、劉伯新さんは様々な病気を患っていて、特に骨癌で片足を手術で切断した後、動きがさらに不便になった。1997年に法輪功を修煉し始めてまもなく、劉伯新さんは健康を取り戻し、家事までこなせるようになり、家庭も和睦になった。1999年7月、中共が法輪功を迫害するキャンペーンを開始した後、真・善・忍の信念を堅持する劉伯新さんは、何度も中共人員に連行・収監され、心身両面の大きな傷害を受けた。
1999年9月、天安門広場を歩いていた劉伯新さんは、パトロール中の警官に「法輪功学習者ですか?」と聞かれて、「はい」と答えたため、警官に拘置所に連行され、1カ月間不当に監禁された。その際、看守は彼女の義肢を取り上げたため、彼女は1カ月間片足でジャンプさせられていた。
1999年12月、劉さんは法輪功の無実を訴えるために陳情所に行ったとき、警官に連行され、15日間不当に拘留された。
2001年の旧正月を迎える前、数人の警官が突然劉さんの家に押し入り、「まだ法輪功を修煉しているのか?」と聞き、「はい!」と答えた劉さんを何も言わずしてまたも派出所に連行しようと、抵抗する彼女を雪の中で100メートルも引きずった。彼女の4歳の娘は「ママ! ママ!」と泣き叫びながら彼女を追いかけた。劉さんは結局、32日間も不当に拘留された。
2008年オリンピックの2カ月前、劉さんは自宅から警官に連行され、拘置所で35日間不当に拘留された後、2年間の不当な労働教養を言い渡されたが、身体障害のため、拘置所外での執行となった。
2013年9月24日、劉伯新さんは自宅に押し入った警官に再度連行され、法輪功書籍、プリンター、パソコン、ペーパーナイフなどの私物を押収された。今回、劉さんは30日間も不当に拘留された。
(編集責任者:田園)