真・善・忍を貫いた郭彩萍さん 甘粛省女子刑務所で拷問を受けた
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年1月19日】今年72歳の郭彩萍さんは3年間の実刑判決を不当に宣告され、2016年11月から甘肅省女子刑務所に連行され、拘禁された。そこで、郭彩萍さんは警官や警官の手先による乱暴な拷問を受け、内容不明の薬物を強制的に摂取させられた。

 法輪大法を修煉し、病気から解放され、文字が読めるようになった

 法輪功学習者(以下、学習者)の郭彩萍さんさんは1951年生まれで、甘肅省庆陽市鎮原県の住民である。彼女は学校に通ったことがなく、性格が良くて誠実で、他人を傷つけることはない。

 2005年8月、郭彩萍さんは病気で苦しんでいた時、学習者に紹介され、法輪大法の修煉を始めることになった。法を学び修煉した後、彼女は真・善・忍の基準に従い、自己を向上させ、全身のさまざまな疾患が治り、歩く時体が軽くなった。

 郭彩萍さんは学校に行ったことがなかったが、法を学ぶことで、1年の間に貴重な『轉法輪』を読むことができるようになった。グループで法を学ぶ際、『轉法輪』などの大法のすべての経典だけでなく、大法に関する資料や仲間の交流記事も流暢に読むことができるようになった。

 郭彩萍さんは大法が素晴らしいと感じ、師父が彼女を救ってくださったお陰で、彼女も師父の教えに従って人々を救い、嘘に騙されている人々に法輪功の素晴らしさを理解させることを決心した。

 良心を持って真実を伝え、修煉を堅持したとして、不当に懲役3年の実刑判決を宣告される

 2015年12月28日、郭彩萍さんは鎮原県の人々に大法の資料を配布している中、孟坝派出所の警官に連行された。翌日、郭彩萍さんは鎮原県公安局に連行され、その後、警官が家に不法に押し入った。警官らは大法に関連する物品、それ以外にも、郭彩萍さんの息子が買った新しい携帯電話や5000元の現金、時計などを押収した。

 3日後の2015年12月30日、郭彩萍さんは宁県留置場に連行された。郭彩萍さんが署名し、法輪功を修煉しないと誓うならば、刑は宣告されずに帰宅できると言われた。しかし、郭彩萍さんは署名を拒否し、鎮原県裁判所は郭さんに対して懲役3年の実刑判決を宣告した。

 郭彩萍さんは2回の控訴を行ったが、中級裁判所によって元の判決が維持された。拘禁後、当時65歳の郭彩萍さんは甘肅省女子刑務所に連行され、迫害を受けた。

 女子刑務所での拷問と非人道的な扱い

 1、不明な薬物の強制摂取

  留置所に到着して数日後、警官は毎日郭彩萍さんに小さな白い錠剤を与え、彼女に摂取を強制した。郭彩萍さんはこれを飲むと、それ以後ずっと眠くなり、ぼんやりしていて、食事をしなくてもいいと感じ、絶えず眠りたくなる。郭彩萍さんは他人が殴られるのを見ると、または自分が殴られると、全身が震え出し、歩行もままならず、壁に寄りかかって歩き、話すこともできなくなった。後に、郭彩萍さんはその不明の薬物をこっそり処分し、それ以降は飲まなくなり、これらの症状はかなり改善された。

 2、受刑者王蕾による虐待と暴行

   初めて刑務所に到着したとき、郭彩萍さんは警官に指示された受刑者の王蕾に監視された。王蕾は彼女に刑務所内の規則を暗記させようとし、覚えられない時は彼女の首をつかんで絞め、髪の毛を引っ張り、拳で殴った。数日後、郭彩萍さんは全身が絶えず震え、制御できなくなった。震えが激しすぎて、郭彩萍さんは口に食べ物を運ぶことさえできなかった。後に、郭彩萍さんが入浴すると、彼女の体はあざだらけだった。

 最初、食事の際、郭彩萍さんは自分の分を全て食べたが、王蕾は彼女を罵り、彼女に死ぬほど食べさせると言った。その後、他の受刑者が彼女に、今後は美味しいものをすべて王蕾に残すようにと言った。王蕾が食べ物を買うとき、頻繁に郭彩萍さんの名前で買い物をしていた。しかし、郭彩萍さんは何も知らなかった。ある日、郭彩萍さんが涼皮(冷やし中華のような食べ物)を注文したが、その物は少量しかなかった。消えた分は誰かに取られたに違いない。

  王蕾は便秘を患っている。王蕾は医者に薬をもらった時その薬を使ったりあるいは飲んだりした。彼女は医者に郭彩萍さんは5日間も排便がないと嘘を付かせ、さらに郭彩萍さんに病気があると嘘を言わせ、薬を出させた。もらった薬は王蕾が使っていた。

 ある日、郭彩萍さんは王蕾から右目を強烈に殴られ、目の痛みが止まらなかったたため、郭彩萍さんは頭を抱えて、声も出せなくなった。後に、郭彩萍さんは目が赤くなり、半月以上痛みがあった。王蕾は誰かに聞かれたら、物にぶつかったと嘘を付かせた。それから何年も経ったがまだ痛みがあるという。

  3. 受刑者高晶晶による虐待と暴行

   後に、郭彩萍さんは高晶晶という受刑者によって監視された。高晶晶はより残忍だった。ある夜、郭彩萍さんが床に立っていたところ、魏という名前の刑務所の所長がなぜ地面に立っているのかと尋ねた。郭彩萍さんは分からないと言った。すると、高晶晶は郭彩萍さんを監視カメラのない場所に引っ張り、壁に向かって拳で乱打した。高晶晶は彼女に、「所長が尋ねたら、高晶晶は殴っていないと言え」と言った。高晶晶は食べ物を買いに行くとき、何度も郭彩萍さんの名前で買い物をし、郭彩萍さんのお金で買っていた。

 4.受刑者張瑜による暴行

   後に、郭彩萍さんは受刑者の張瑜によって監視された。何度か、張瑜は郭彩萍さんに対して正面から密着し、彼女の首をつかみ郭彩萍さんはしばしば息が詰まりそうになった。時には一日中何回も、首を強く締め付け、脖子をしばしば痛めた。ある時は1日に数回、首を強く締め付け、彼女の全身を力強く捻り、ある日は彼女を死ぬまで苦しめなければならないと言った。ある時、張瑜は郭彩萍さんの後ろから服をつかみ、彼女を部屋に引きずり込んだ。郭彩萍さんの首はほとんど息ができない状態だった。部屋に到着すると、張瑜は郭さんの上に馬乗りになり、両手で郭さんの髪の毛を掴み、床に叩きつけた。

 郭彩萍さんの息子が母親に対する非人道的な扱いに反抗し、それによって刑務所の状況が改善された

 郭彩萍さんの息子が母親と面会した。郭彩萍さんは息子が来たのを見て、周りの人に注意しながら、首を絞める仕草をした。息子は彼女に電話をかけ、「なぜこんなことになったんだ?」と尋ねた。郭彩萍さんはただ泣くだけで、話す前に電話はすぐに切れた。当時、張瑜もその場にいた。

 郭彩萍さんの息子は電話を床に叩きつけ、椅子を持ち上げて大きなガラスを何枚も割った。彼は、誰が母親をこのようにしたのか、彼女を害した者と絶えず戦うだろうと語った。刑務所は人を教育する場所であり、良い人をここまで追い詰めるなんて、良い人が法輪功を修煉してただけで、何が悪いことがあるのか?

 郭彩萍さんの息子との面会後、刑務所は彼女の部屋を変えた。所長や隊長らの何人もが、一日に何度も彼女に確認をした。彼らは郭彩萍さんに実話を話すように促し、全て監視しているよと言った。郭彩萍さんは監視されていることを望み、彼女は話したことはすべて実話だと言った。

 それ以来、彼女は少量の白い錠剤を1日おきに半分にしてもらい、こっそりと捨てた。体調は徐々に正常に戻って来た。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/1/7/470697.html)
 
関連文章