米国下院議長、臓器収奪を非難
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 【明慧日本2024年2月5日】アメリカ合衆国下院議長マイク・ジョンソン氏は1月31日、国際宗教自由サミットでの演説で、中国共産党(以下、中共)による法輪功学習者(以下、学習者)の臓器収奪を非難した。

'图1:美国国会众议院议长麦克·约翰逊谴责中共活摘法轮功学员器官'

アメリカ合衆国下院議長マイク・ジョンソン氏

 1月30日と31日の両日、「国際宗教自由サミット」がアメリカのワシントンD.C.で開催された。ジョンソン氏は、自身の人生の大部分とキャリアは、宗教信仰の自由を擁護することに捧げてきたことを語った。「私は、世界中で起こっている宗教信仰の自由への迫害に対抗するために、皆さんと共に闘うことを光栄に思います」

 また、ジョンソン氏は、宗教の自由への迫害について語る際「中共は、チベット仏教徒や法輪功学習者を労働教育施設に拘禁し、彼らの臓器を強制的に摘出しています」

 「新疆ウイグル自治区では、ウイグル人が中共のジェノサイドに苦しんでおり、強制的に不妊手術を受けさせられたり、拘束されたりしています」

 「中国は最も深刻な迫害国家です。中共のような政権は、経済的な繁栄や社会の流動性に貢献することができず、市民の宗教信仰の自由を制限する限り、その政権は悪政です。経済が繁栄するのは、人々が自らの信仰を実践することが許されている時だけなのです」と強調した。

 ジョンソン氏は「アメリカが中国でのジェノサイドを防止し、加害者を罰する責任があります」

 「信仰の自由は創造主から与えられたものであり、私たちは、宗教の自由が普遍的な価値であり、どこにでも宗教の自由があるべきであり、これは創造主から与えられたものであることを知っています」

 「私たちは『国際宗教自由サミット』で宗教の自由の旗の下に集まり、宗教の自由は本当にすべての人に属するものであることを提唱します。私たちは、これが当然の普遍的な真理であり、私たちの剥奪されることのない権利であり、特に宗教の自由は神から与えられたものであり、政府から与えられたものではないことを宣言します」と述べた。

 2023年3月27日、アメリカ合衆国下院は、413対2で「2023年の器官摘出強制停止法」(Stop Forced Organ Harvesting Act of 2023)を可決した。これにより、中共による良心の囚人への臓器収奪行為に対する処罰が制定された。

 これはアメリカが象徴的ではなく、法律的手段で中国に対する良心の囚人の臓器収奪行為に対抗し、圧倒的多数で可決した初の法案である。

 案の詳細によると、臓器収奪に関与した者への処罰は、最高25万ドルの民事罰金と、最高100万ドルの罰金、20年の懲役が含まれている。

 この法案の主要な提案者であるニュージャージー州共和党のクリス・スミス議員は、メディアに対し、「臓器収奪は反人道的であり、人道に対する罪であり、戦争犯罪である」と述べた。また、「これは中国の無実の人々に対する戦争であり、(中国共産党の指導者)習近平は直接の責任を負うべきだが、この行為に積極的に参加した者も責任を問われるでしょう」と語った。

 2022年4月、スミス議員は声明で、「学習者は今でも中共によって拘束され、拘留され、拷問され、最も残忍な方法で迫害され、その一環として臓器収奪も含まれています。彼らの臓器は医療市場で売買されており、これらのすべては基本的な人権と信仰の自由、言論の自由、集会の自由を信じる人々の心を踏みにじる行為であり、絶対に許すわけにはいきません」

 「アメリカ合衆国議会は、即座に行動を起こすべきであり、私が提案した法案を通過させるべきです。これは人身売買と臓器収奪に対処し、この非人道的な野蛮行為に関与する国々を罰するためのものです」と述べた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/2/2/471781.html)
 
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