日本の法輪功学習者、中国共産党に不当に拘束された親族の解放を求める
■ 印刷版
 

 【明慧日本2024年10月25日】日本の法輪功学習者(以下、学習者)数人は10月12日、東京の中国大使館前で、中国共産党(以下、中共)に対し、中国で不当に拘束されている親族の即時釈放を要求した。元中国人外科医で現在英国在住のエンバー・トフティ氏、SMGネットワーク代表で逗子市議会議員の丸山治章氏も大使館に駆けつけ、忠告書を読み上げ、大使館のポストに投函した。

'图1:二零二四年十月十二日,逗子市议员丸山治章(左二)、安华托蒂先生(中)、张述慧女士和刘希月女士在中国大使馆前宣读抗议信。'

丸山治章氏(左二)、エンバー・トフティ氏(中)、張述慧さんと劉希月さんは中国大使館前で忠告書を読み上げる

 中共に不当に拘束された親族とすべての学習者の即時釈放を求める

 埼玉県の学習者・張述慧さんは、不当に拘束されている叔母である四川省成都市在住の学習者・鐘芳瓊さんを直ちに釈放するよう求めた。鐘さんは2024年6月27日、成都市新都区南派出所の警官に身柄を拘束された。7月、法的証拠もないまま、逮捕令状を発布され、現在、四川省成都留置場に拘禁され、家族との面会も許されていない。張さんは、「私は、成都留置場における叔母とほかの学習者の不当な拘禁を直ちに停止し、叔母とすべての学習者を直ちに無条件で釈放することを強く要求します」と述べた。

 横浜市の学習者・劉月さん(通用名:劉希月さん)は、「遼寧省公安局は局長の鄭芸をはじめ、権力を乱用し、法律に違反しました。逮捕令状も捜索令状もなく、部下に指示して妹の劉聡の家を家宅捜索し、連行しました。妹は現在、遼寧省葫芦島市留置場にに拘留されており、丸3カ月が経過しています」。 そして、「これ以上、他人と自分自身に危害を加えないことを心から願っています。妹の劉聡を直ちに釈放し、不当に拘禁されている学習者を直ちに釈放してください」と話した。

 東京の学習者・張一文さんは、不当に拘禁されている母(陝西省宝鶏市の学習者・61歳の王乖彦さん)を直ちに釈放するよう要求した。2024年4月11日、王さんは宝鶏公安局の警官によって、他の学習者の家から強制連行され、宝鶏第二留置場に拘禁され、家族との面会も許されていない。9月25日午前、王さんは、金台区裁判所に開廷され、証拠不十分で判決を下されなかった。しかし、中共は王さんを釈放しないばかりか、再び起訴しようとした。張さんは、「中共は『法に従って国を治める』と唱えているますが、適正な司法手続きをまったく踏んでいません」と述べ、 中共が直ちに迫害を停止し、母親と同時に拘禁されているすべての学習者を釈放するよう要求した。

 日本で働く学習者のゴン金均さんは、「一日も早く母を救出するために全力を尽くします 」と語った。9月20日、母の姚佳秀さんは四川省瀘州市で警察に身柄を拘束され、四川省西昌市で密かに拘禁され、家族は会うことができない。

 法輪功を声援

'图2:日本议员丸山治章'

逗子市議会議員の丸山治章氏

 丸山治章氏は忠告書文の中で、中共に人権を尊重するよう求め、法輪功学習者への迫害の即時停止を要求した。また、不当に拘禁されている学習者全員の即時釈放、臓器収奪の即時停止、丁元徳さん、王乖彦さん、劉聡さん、鐘芳瓊さんの無条件釈放を求めた。そして取材で、この悲劇を一刻も早く止めるために努力を続けること、 中共政府はすぐに崩壊すると述べた。

'图3:现居英国的元中国外科医生安华托帝'

元中国外科医で現在英国在住のエンバー・トフティ氏

 元中国外科医で現在英国在住のエンバー・トフティ氏は中国大使館の前で「良心からの発する声明」を読み上げ、大使館のポストに投函した。彼は、もし中共がこうした友好的な忠告の手紙を無視し、邪悪な行動を直ちに止めなければ、自ら墓穴を掘ることになると警告した。そして、中共の崩壊の時は近いと語った。活動に参加する理由について「中共は私に(借り)があり、中共政府は私に(借り)があり、中国国民と世界にも(借り)があるからです」と答えた。

 彼は、中共は法輪功を迫害し、少数民族を迫害し、中国人を迫害し、さらには政治的利益と金銭のために生体臓器収奪をしていると説明した。中国人には血の負債がある。学習者に「落胆してはいけません。私たちはあなたたちのために戦っているのです」と励ました。

 「他人事ではない臓器収奪」 在日中国人女性、妹の救出を再び訴える

  同日午後、エンバー・トフティ氏は東京都中野区で行われた講演会「他人事ではない臓器収奪」に参加した。現在、中国のみならず世界中に蔓延している生体臓器収奪の実態について語り、この悪行を止めるよう訴えた。今回の講演でエンバー・トフティ氏は、中国で生きている受刑者から臓器を摘出した実体験を語った。また、中国では現在、臓器摘出と臓器流通の完全なシステムが構築され、ビッグデータによって5分以内に適合する臓器が検索され、臓器摘出と売買が産業となっていることも紹介した。

 参加者の一人が、近年中国で頻発している子どもの失踪と生体臓器収奪は関連しているのかと質問し、エンバー・トフティ氏は、失踪と生体臓器収奪の産業化の進展には関連があると主張した。

 カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏によると、中共は組織的に良心の受刑者から大規模に生体臓器を収奪しており、中国は毎年6万から10万件の違法な臓器移植を行い、莫大な利益を得ており、主に拘禁されている法輪功学習者をターゲットにしているという。

 英国ロンドンにある独立人民法廷(別名「中国法廷」としても知られる)が、書面による最終判決を下した。「生体からの強制臓器収奪は長年にわたり中国全土で大規模に行われており、法輪功学習者はその一つであり、人の臓器の主な供給源となっている可能性がある」「ウイグル族に対する迫害と医学検査に焦点が当てられたのは比較的最近のことである」

'图4:法轮功学员刘希月在演讲会上发言'

法輪功学習者・劉希月さんも講演会で発言

 学習者の劉希月さんは講演会で発言し、中国で不当に拘禁されている妹の劉聡さんの救出を訴えた。

 妹を救うために何ができるかを毎日考え、妹のことを考えるたびにナイフで切られたように胸が痛むという。「妹は、以前の不当な裁判で4年間拘禁された後、釈放されたときに血液検査を受けさせられました。妹の年齢を考えると、生きたまま臓器狩りの標的にされるのではないかととても心配です」と語り、妹を含む法輪学習者の救出を支援し、より多くの日本人に法輪功学習者が受けている迫害を知ってほしいと願っている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/10/23/484170.html)
 
関連文章