黒龍江省蘭西県の劉民さんに、3年の不当判決が下される
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 【明慧日本2024年4月11日】黒龍江省綏化市蘭西県の法輪功学習者(以下、学習者)・劉民さんは、2023年11月、警官に自宅から連行され、安達市検察庁に不当に連行され、今年4月2日の裁判で、不当に懲役3年の判決を言い渡され、罰金1万元(約20万円)を科された。

 2022年12月5日午後8時ごろ、蘭西県平山郷で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布したことを人に通報された劉民さんと楊振林さんは、平山郷派出所の警官らに連行された。その後、蘭西県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に県公安局に移送されたが、2人の学習者は翌日午後3時ごろ解放された。

 2023年11月13日午前9時頃、劉さんはまた自宅に押し入ってきた県公安局の警官らに連行された。目撃者によると、私服警官5、6人が2台の自家用車を運転してやってきた。午後2時頃、警官は劉さんを自宅に連れて帰り、不法に家宅捜索をし、自宅を荒らし、大法の書籍などを押収した。そして劉さんを連行した。 

 その後、国保大隊長・劉暁波の計画の下で、劉さんに濡れ衣を着せるために、様々な虚偽の証拠と資料を捏造し、蘭西県検察庁に移送して逮捕状を申請したが、検察庁に取り下げられ、逮捕を認めなかった。 劉暁波は、公安局副局長兼「610」主任・秦中偉と結託して虚偽の資料を捏造し続けた後、県検察庁を交えて、上の機関の安達市検察庁に書類を送った。

 安達市検察張は、劉さんを裁判にかけ、また当局立場の弁護士を指定し、今年4月2日に裁判を行うことを家族に通知した。

 4月2日、家族は裁判に行ったが、意外に当局の司法人員らは1人もいなかった。家族は電話で弁護士に尋ねた。弁護士は「留置場に小法廷があり、そこで裁判を行う」と答えた。 家族は留置場に駆けつけたが、入廷を拒否された。弁護士が出て来て、「安達市裁判所が裁決を宣告し、懲役3年、罰金1万元」と家族に伝え、「劉さんに服を用意するように、判決状が降りた後はじめて家族と面会できる」と言った。裁判がどのように行われたのか、劉さんが出廷したのかどうか、家族は全く分からなかった。

 現在88歳になる劉さんの母は、優しくて親孝行な息子が連行されたことを知り、心を痛めた。88歳 の高齢の母は親戚に連れられて留置場に行き、息子に会おうとしたが、留置場の看守は「あなたは年齢が高すぎるので会うのことは禁止です」と言った。劉さん母は非常に心配している。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/4/6/474944.html)
 
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