文/中国の大法弟子 香蓮
【明慧日本2024年5月31日】私は今年58歳になります。20年以上修煉を続けている大法弟子です。大法を修煉した後、真・善・忍に従って良い人になるよう努め、大法の素晴らしさを世の人々に見せてきました。
2021年、私は付けまつ毛工場で働き始めました。工場では勤勉に働き、同僚とも揉めることがなかったので、工場のオーナーからも認められていました。
ある日、オーナーから18箱分の仕事を任されました。私は非常に速く組み立てを終え、記帳係が帳簿に記入しようとしたところ、女性オーナーが「記帳しなくていいですよ。私が伝票を作りますから」と言いました。私は仕事を続けるため、その伝票を机の上に置いたままにし、仕事が終わった後、家に帰る時に伝票を持って帰るのを忘れてしまいました。
翌日出勤後、私は女性オーナーのところに行き「昨日あなたが作った18箱分の伝票をここに忘れて帰ってしまいました。電話しようかと思いましたが、大したことではないと思い、電話しませんでした」と言いました。すると女性オーナーは「見かけませんでした」と答えました。男性オーナーに尋ねても同じく「見ていない」と言われました。私は「伝票がなくても、あなたは伝票を発行した事は覚えているはずです」と言うと、オーナーは覚えていないと言いました。私は監視カメラの映像を確認するよう頼みましたが、男オーナーは「時間がない」と言いました。
しばらくして、私は女性オーナーのオフィスに行き、彼女に帳簿を調べて、その伝票があるか確かめるようお願いしました。帳簿をめくったところ、昨日彼女が作った伝票が見つかりましたが、それでも彼女はそれをさっと取り上げて「違う」と言いました。
彼らが私の働いた18箱分の仕事を否定しようとしているのを目の当たりにして、私はとても怒りました。しかし、すぐに考えを変え、私は大法弟子であり、師父が「偶然のことはない」と教えてくださったことを思い出しました。この出来事は私のどの執着心を取り除こうとしているのでしょうか? 私は自分の争う心、怨む心、利益に対する執着心を見つけました。女性オーナーと議論しようと思いましたが、言い返すのをやめました。
その夜、夢を見ました。夢の中で女性オーナーと男性オーナーが私の実家の村の大通りで乞食のようになっていました。私は夢の中で、彼らを助けなければならないと思いました。目が覚めた後、私は前世で彼らに借りがあり、今世で返しているのだと悟りました。
もしかすると、私が執着心を手放したからかもしれません。翌日、男性オーナーが監視カメラを確認し、確かに私に18箱分の仕事を任せていたことを認めました。
(明慧ネット第24回世界法輪大法デーの入選文章)