文/中国の大法弟子 静心
【明慧日本2024年6月12日】あの日、私は40歳前後の男性に会いました。暗い顔つきでしたが、(法輪功に)縁がある人だと思い、私から声をかけました。「この頃の天気は異常ですね。昨日はとても暑くて、今日はこんなにも寒い」。彼はにっこり笑って「そうですね」と答えました。
私は話を続けました。「このスモッグを見ていると、どう対策しても改善できていない。火を使ってはいけない、自家用車の運転を規制しても、効果はなかった。それはどうしてですか。人々は測定で、スモッグの成分と火葬炉から出た煙の成分が同じであることに気付きました。実際、それは宇宙のミクロで腐敗した物質を処分しているのであり、宇宙全体を浄化しているのです。この世も同じで、良心のない人、天と地との戦い、無神論者を淘汰しています。なぜ、これほど多くの災害が一気に降りかかってきたのか。まさにこの王朝を崩壊させるためではないか、王朝が変わる時が来たのです!」彼は微笑んで納得していました。
さらに、言いました。「国民は共産党に命を捧げ、共産党のためなら犠牲にもなる、と強制的に宣誓させられます。決して党の犠牲になってはいけません。その宣誓には害があります! 心から、少先隊・共青団・共産党から脱退して、神のご加護のもと平穏に......」彼はこの時、少し困ったように、「お姉さん、私にこういうことを言わないで下さい。私はあなたたちとは反対側の立場にいる人間ですから」と拒絶しました。
私は「法輪功への迫害に利用された時にあなたたちが利用したあの法律(訳注:刑法第300条)における最高裁判所および最高検察庁の司法解釈、それが法的な効力がないものだと考えたことはありますか?」と言いました。彼は少し驚いた様子で、少し混乱していました。私は続けて、「最高裁判所と最高検察庁は国務院の管轄下にあり、立法権を持っていない。立法権を持つのは全国人民代表大会だけだ。だから、あれは偽の法律だ。あなたたちは利用されている。それは違法なことだ」と言いました。この時、彼は明らかに怖気づいて、不安げな眼差しをしていました。私はこう続けました。「将来、反対に彼らもこの法律を使って、あなたが違法だと言って処罰する。あなたたち(公務員)は職務処理において終身責任制度があるが、いつの日か過去にさかのぼって調査された時、何らかの職務処理が調査されるかもしれない」
また、彼に次のように伝えました。「共産党のために働いた人の中で、何人が良い最後を迎えたのでしょうか。文化大革命の時、ベテラン幹部を処罰した人たちは、後に雲南に連れていかれて、密かに処刑された。遺族には殉職したとの通達だけが出された」
このとき彼は不安そうでしたが、とても真面目に静かに聞いてくれたので、彼にこう伝えました。「どんな状況であろうと、自分の良心に従って行動すべきだということを覚えておいてください。たとえ上から何らかの命令が下されたとしても、銃口をわずかに上げることを忘れないでほしい。なぜなら、最終的に善悪には報いがあるからです!」。彼は真剣にうなずきました。私は「共産党から脱退しましょう! 神様だけが分かればいいことです。あなたが平穏であってほしいのです!」と言うと、彼は「はい!」と言いました。
私はさらに「誠実、善良、忍耐を心にとめて、真・善・忍に従って行動してほしい。そして、『法輪大法は素晴しい、真・善・忍は素晴しい』と誠心誠意唱えれば、いい報いがあります。これは本当に効きます!」と教えました。彼は私に心から 「ありがとう!」と言い、私たちは別れました。パニックに陥っていた彼の暗い気持ちは消え、穏やかで落ち着いた様子に変わっていたので安堵しました。
(編集責任者:文謙)